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タイトル | アマナ ユリ科 アマナ属 |
カテゴリ | 山野草 |
撮影日時 | |
撮影場所 | 西粟倉村知社 |
画像説明 | 日当たりのよい丈の低い草地に生育します。 葉は、幅約1cmで長さ約20cmと細長く、花をつける株では向かい合わせに2枚の葉を出します。葉の色が淡い緑色なのが特徴です。 その中心から高さ20cmほどの1本の花茎をほぼ直立させて、径2〜3cmほどの白い可憐な花をつけます。花被片の裏側に紫条が入ります。他の草が大きくなり、木々の葉が茂る初夏には地上から姿を消します。 種子から芽生えて何年かは一枚の葉しか出さずに花をつけません。地下の球根(鱗茎)に充分な栄養が蓄えられると2枚の葉を出し、花をつけます。カタクリの生活誌と同じです。カタクリやニリンソウなどと同様に、いわゆるスプリング・エフェメラル(春の妖精)の一種です。 春早くに他の草に先だって花をつけて結実し、他の植物が大きくなるころには地上から姿を消します。だから「春の妖精」です。 学名(属名)の「Tulipa(チュリパ)」が示すようにチューリップの仲間です。ただし、近年では花の下に2枚の小さな苞葉をつけることから、別属として「Amana」属と分類することもあります。 日本では、東北地方南部から各地に分布し、朝鮮半島や中国大陸東北部に自生があるようです。 多摩丘陵では、ごく限られた場所で少ない個体数しか確認できておらず、地域絶滅が危惧されています。同様に多くの県で「県の絶滅危惧種」に指定されています。 |
撮影機材 | EOS3 180マクロ 2.8 |
画像サイズ | 924 x 1398 ピクセル |