ヤマエンゴサクとつくし


山延胡索とつくし

タイトル ヤマエンゴサクとつくし
ケマンソウ科キケマン属/トクサ科 トクサ属
カテゴリ 山野草
撮影日時
撮影場所 西粟倉村
画像説明 本州〜九州の山野の林下に群生する。葉は2〜3回3出複葉で、小葉の形は楕円形〜披針形と変化が多い。茎は高さ10〜20cmで、先端に青紫または紅紫色で長さ1.5〜2.5cmの花を総状につける。小花柄のつけ根にある苞は先端が3〜5裂する。種子の表面は円滑。花期は4〜5月
関東地方〜中国地方には似たものにキンキエンゴサクがあり、種子の縁に微細な突起がある。

スギナはシダ植物の一種です。
 シダ植物は花を咲かせず、したがって種はつくらず胞子で増えます。といっても胞子から直接シダの体ができるわけではありません。

 スギナの場合、胞子をつくる特別な茎である胞子茎を春先に芽生えさせます。それがツクシです。
ツクシの頭から出てくる緑色の粉のようなものが胞子で、上の顕微鏡写真に示したように4本の弾糸をもちます。胞子はこの弾糸をひろげて風に乗って遠くまで飛んでいくことができます。
 
 そこで水分を得ると胞子は発芽して、約2mmの葉のような形ものになります。これを前葉体(ぜんようたい)といいます。スギナの前葉体にはメスとオスの別があり、メスの前葉体には卵が、オスの前葉体には精子ができます。
水があると精子は泳いでいって卵と受精します。この受精卵が育つと幼い植物になります。それが大きくなったのがスギナなのです。

撮影機材 EOS3 180マクロ 2.8
画像サイズ 930 x 1398 ピクセル