シュンラン


シュンラン

タイトル シュンラン

ラン科 シュンラン属

カテゴリ 山野草
撮影日時
撮影場所 西粟倉村知社
画像説明 シュンランは常緑の草本。北海道から屋久島まで分布し、中国にも生育している。明るい二次林に生育していることが多く、森林の遷移とともに減少しつつある植物の1つである。カンランとともに、東洋ランの代表であり、花の色や形が通常のものと異なっているものは珍重されてきた。
 和名にあるように、春に咲くランの代表であり、水墨画の題材となったり、お盆に彫られたりしてきた。花を塩漬にし、お茶(蘭茶)としても利用された。最近はお茶にすることを思いつくほどの量は生育していない。近年の減少について、乱獲が原因であるとの意見もあるが、遷移の進行に伴って林内照度が低下したり、土壌環境が変化したことが大きな減少の原因ではないかと思う。ホクロ、ジイババなどの別名がある。
シュンランの花は、花弁状のものが5枚あるように見えるが、単子葉植物であって、基本数は3である。上と左右に開いた3枚の花弁と、その内側に開いていない緑色の花弁が2枚上側から被さっている。その下側にひだのある白色の花弁(紋様のある)が1枚。これで合計6枚になる。外側が3枚、内側が3枚である。この外側の花弁らしい3枚は、実は萼である。
撮影機材 EOS3 180マクロ 2.8
画像サイズ 924 x 1398 ピクセル