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野鳥   website   update 2018/12/19 21:42

                      

 『野鳥』

カワセミ

『野鳥』と言えば代表格とも言える「カワセミ♂」
2015年2月11日自宅近くの永谷川で



  『カメラ・写真』のコラムでも記しましたが今回のHP立ち上げに向けて昔からの写真の整理を並行して行いました。その中には「野鳥」が写った物も何枚かありました。
  最初の発見は三度目となった1967年8月に北アルプス白馬岳登山の際に撮ったフィルムにあの「雷鳥」が写っていたのです。当然肉眼でも見ていたはずですが記憶の方はとっくの昔に切れていたし、アルバムにもプリントがありませんでしたのでこれまで気付きませんでした。 この写真が野鳥を写した(もちろん無意識でしたが!)最初の一枚と言う事になります。まさかと思いましたが何の変哲もない白馬岳の稜線にたたずむ雷鳥の親子と思われますがこの時はハーフサイズカメラで撮ったもので画面が小さかった事と$の都合で全部をプリントせずベタ焼きを頼みそれを見てこれはと言う写真のみをプリントしていたので今回気付くまでは見逃していたようです。
 
雷鳥.白馬岳稜線で
上写真の左側と中央の2コマに雷鳥が写っていました。
また下の写真はその拡大版です。
雷鳥.白馬岳稜線で
1967年8月1日雷鳥、白馬岳の稜線で 

 つぎに野鳥を撮ったのはそれから20年以上も経った1989年8月に我が家を訪れた「オナガ」と1992年5月の「コジュケイ」「ツグミ」「ヒヨドリ」など。さらに1993年10月の「アオバト」などが撮影できました。アオバトは朝の出勤前の忙しい時間にたまたま庭に出た家人が何か珍しい鳥がいると教えてくれました。たまたま、フィルムの入ったカメラ(当時のメイン機:ニコンF4)を取り出して写真に残せました。
オナガ
無線アンテナ線に止まった「オナガ」比較的高いところが好きなようです。

アオバト
無線アンテナ鉄塔の下に「アオバト」が


  今となってはいずれもたまたま我が家の庭先を訪れた鳥達を撮った次第。当時はもちろんフィルムカメラでしたがちょうどフィルムが入っていたことで撮影出来ました。これらは特に野鳥を意識して撮ったのではなく私か家人がたまたま窓から見えた珍客としてシャッターを切った迄です。
この頃から我が家を訪れる鳥達をカメラに収めたり巣に出入りする様を眺めたりすることが野鳥との出会いだったと思います。

 そして1995年の初夏のある日我が家の庭先のビワの木にヒヨドリの親子が姿を現し、親鳥がヒナに餌を与えていたことがありました。
その数年後には別のヒバの木に作られた巣がありました。ちょうど私と家人が見ている時にどこからともなく突然に表れたカラスが親鳥のすきを見てヒナを掻っ攫うと言う痛ましい現場を目撃してしまいました。親鳥はただ羽ばたいて成す術もありませんでした。
前後して庭に野鳥用の水台や巣箱を作ってこれらの鳥達を呼ぶようにしました。
  またこんな事も有りました。水台用に直径5cmほどの鉄パイプを地面に挿し高さ1m程の所に金具をつけて準備しました。 ある大雨の降った翌日そのパイプの上部に浮かんでいる鳥の姿がありました。大きさからも巣立ったばかりのスズメのヒナと思われます。丁寧に庭の片隅に葬りました。内部に貯まった水が上部にまで達したので水を飲みに覗いて落ちたのでしょう。以後その鉄管にふたを付けました。
このように我が家からでも自然界の営みというものを垣間見たことも有りました。
ヒヨドリのヒナと親鳥
『ヒヨドリ』の親がヒナに給餌していました。
1995年6月24日自宅の庭で

ヒヨドリの巣
庭のビワの木に作られたヒヨドリの巣
1996年8月15自宅にて



  本格的に野鳥を被写体にしたのはあの3.11大震災の1週間前に釧路湿原・知床へのタンチョウ・オジロワシなどの撮影旅行が最初でした。
 そのためにレンズも400oの望遠ズームを買い増ししてD300との組み合わせでは35o換算600oとなり野鳥以外にも上空の飛行機撮影や鉄道写真などでも威力を発揮できることに期待を込めました。
そしてこれを機に野鳥の探鳥・撮影の仲間入りをしたのです。
釧路タンチョウ
『タンチョウ』の羽ばたき。
2011年3月2日釧路湿原鶴居伊藤サンクチュアリーで

オジロワシ
『オジロワシ』のカップルでしょうか。
2011年3月4日知床ウトロで


  知床からの帰宅直後に「自宅の夏みかんの木が何かおかしい(騒がしい)」と言う家人の話で脚立に乗ってその辺りの枝をのけて中の方を見るとそこには見事な鳥の巣がありました。夕方でもあり暗い中でストロボをたいてその部分を撮影するとその巣には卵が写っていました。しかし角度を変えるとその殻が打ち開けられていることが分かりました。残念ながら二世の誕生はなかったものと思われます。巣の大きさや形状からしてヒヨドリの物と思います。
ヒヨドリの巣
この年『ヒヨドリ』の巣らしき形跡が有りました。
2011年3月6日自宅の夏蜜柑の木に。

ヒヨドリの巣と壊れた卵の殻 
その『ヒヨドリ』の巣に割れた卵の殻が・・・・。
2011年3月6日自宅で

 しかし我が家の窓辺に毎朝姿を見せる野鳥とは言えいざファインダーを覗くと思いのほかその奥深さには脱帽です。夏鳥・冬鳥そして雄鳥・雌鳥さらに親鳥と雛鳥など同じ鳥でもまるで別鳥のような外観・鳴き声などの違いがあることを最近になって改めて知ったのです。
そして文字通り小鳥は小さいこと小さいこと、高倍率の望遠レンズを使っても10mも離れようものならば撮った画面上にそれこそ米粒程度にしか写りません。しかも小鳥は思いの他よく動くのです。数メーター先でもカメラのファインダー内に収めるのはすごく難しい場合が多いのです。高倍率のレンズでは直ぐに見失うし焦点を合わせるのは思いのほか大変です。
またよく春先〜初夏に我が家にも姿を見せるウグイスなどはあの「ホォーッホケキョ」の鳴き声で来家はわかるのですが「ひと鳴き」毎に止まり位置を変えるのです。鳴き声のする方向を見てももう居ない。てな具合で我が家ではまだウグイスを写真に収められません、と言うか姿さえ見ていません(>_<。)。

  ここ何年かの冬の我が家では多数の野鳥がやって来るのが確認出来ます。絶対数が増えたことも有るでしょうが何より観察機会が増えました。
  朝、陽が昇ると同時にどこからともなくメジロ・シジュウカラ・ムクドリ・ヒヨドリ・スズメなどがが順にやって来る。庭木に下げたピーナッツにはシジュウカラ・メジロがそして昨年から用意した牛脂には前記の鳥達に加えてムクドリ・ヒヨドリと言った二回りも三回りも大きな子たちもやって来る。そして屋根上のTVアンテナにはこの様子をカラスたちがあわ良くばとばかりに見下ろしている。さらにそれらに交じって帰化鳥のハッカチョウも何やら威嚇の素振り。
その合間にはツグミ・ジョウビタキそしてチョット大き目なキジバトも何やら地面をつついている。多分おいしい食べ物が頭を出しているのでしょう。
これらの鳥達多分今までにも来ていたものと思いますが、これまではそれほど気にならなかったのではと思います。今冬(2015年)は撮影の準備をしたことと前述のピーナッツ・牛脂を用意しているためだと考えられます。
牛脂

『牛脂』をついばむヒヨドリ。
2015年2月17日自宅で
ピーナッツツリー

『ピーナッツツリー』を独り占めする?シジュウカラ。
2015年2月17日自宅で

 ところで、これまで格安キップなどを使った鉄道旅行は「先ずは乗る」ことと一般的な「観光」を一番の目的とする事が多かったのですが2010年代に入ってからは鉄道や公共交通を使って行けそうな「探鳥地めぐり」が多くなりました。そのためか図書館での閲覧は「探鳥地ガイド」と言った本が多くなりポイントはコピーして大いに参考にして役立てています。
 最近、探鳥を主に出掛けた旅行では目的地をこれらの探鳥地とすることが増えて来ました。首都圏周辺では日帰りで、そして遠方では宿泊で出掛けることが増えて来ました。
 これらに出掛けて気付くのは比較的短時間の滞在ではベストのタイミングで出会う事はなかなか出来無いし結局は早朝から長時間見続けるかここと言う場所で待ち続けるかしないとどうも駄目なようです。また早朝や夕方に出没のピークがある鳥は多いようですネ。
自宅から車で出掛けることが出来れば撮影機材なども多くを動員出来ますが最近は家族が「一人運転は危ない」と言って運転の機会が少なくなりました。従って最近の野鳥観察は自宅から歩くか公共交通で出掛けることがほとんどです。
大口径レンズがズラリ
『野鳥』を追ってたくさんの愛好家が集まります。
皆さん愛用の大口径レンズで鳥達を追いかけています。
2012年4月2日自宅近くの舞岡公園で


  さていざ撮影に入ると次なる壁と言うかもっとも興味を引くのは露出とフォーカスです。 野鳥を追いかける方には共通のテーマだとは思いますが鳥たちはチョンチョンと動き回っているのですがひとたび葉陰・木陰に隠れると日陰になるし直射日光下では強烈な日差し。これまでに「鉄道写真」や「自動車レース」「飛行機」などでも動いている被写体は数多く撮りましたが野鳥はこれまでで一番と言ってよいほど難しい。最近のほとんどの写真はオート露出でカメラ任せですが逆光などではまだ気に入ったものが写せません。トホホ!!
 露出補正しようにも+〜−が刻々と変わるのには閉口。カメラによっては露出のブラケッティング機能で+−補正ステップ0.5で5段か7段で撮ることも有るのですがレリーズしてこの間約1秒、被写体によってはファインダーから逃げてしまうことがあります。

  それと野鳥撮影では焦点合わせが思いの外大変。例えば杭の上に止まった鳥などではオートフォーカスでも比較的合わせられますが木の枝に止まった鳥などは周辺特に手前の枝や葉っぱがあるとこちらにフォーカスが合ってしまい肝心の鳥はボケてしまうなどと簡単には撮らせてもらえません。フォーカスは殆んどの場合シングルポイントAFモードで撮りますがとにかく小さいことこの上なし。目安鳥とも言われるムク鳥やヒヨ鳥クラスですと10mも離れるときついですね。第一夏場の野鳥は木の上で鳴いていても葉の陰ではまず全身を写すのは難度が高い。一応我が家の庭の片隅に鳥用の水台をおいて木の枝と同時に撮影のシュミレーションはしています。

  また、これまでに来家した鳥達と各地で見て来た鳥達については 野鳥ギャラリー『我が家に来た鳥達』亜↓と『外で見かけた鳥達』↓をご覧ください。

                


新規作成と変更・更新の履歴

2018/12/19 『変更履歴』を『サイトマップ』から本稿に移設し併せて内容を見直しました。
2016/02/03 『野鳥ギャラリー/外で見た鳥達』を新規リリースしました。
2015/12/20 『ドナルドおじさん拘りの隠れ処』を新規作成し準備の整ったページからリリースを開始しました。
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