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『鉄道写真』では昔からの名撮影地を中心にお知らせしてきましたが
気が付くと10年以上前に撮影したものがほとんどでした。
そこで今回はその後の名撮影地や新たな撮影場所をお知らせします。
出典:本ページで紹介した『案内図』は1996年イカロス出版刊、「伊藤久巳の全国鉄道撮影ガイドJR編」からです。
1.函館本線 江別⇔豊幌
前回(1999年)は「江別大橋際」での撮影を紹介すべく準備したと思っていましたが今になると準備はしたものの記載を忘れていたようです。今回は改めてこれをご紹介します。
前回はフィルムカメラのF4をメインカメラとしてモータードライブを装着してワンシーンを4〜5枚撮るのがやっとでした。第一、普通のフィルムは1本で最大36枚しか撮れませんでしたから・・・・
今回の撮影行でははデジタル一眼のフルサイズ機であるD600で秒間6〜7枚が写せるのですが、随分進化したものだと思います。前置きはさておきこの場所は前回以降R12を車で通ったり列車でも何度か通っていますがその当時から格段には変わっていないことは確認していました。
今回は豊幌駅から徒歩で現地に向かいましたが気のせいか随分と遠くなったように思いました。しかし当時と同様函館本線と国道の交差する地点でのカーブを「江別大橋」から俯瞰する場合列車が大きく傾く様に大きく惹かれるのです。下の写真が今回の物で大きく傾いているのが分ります。
しかし問題も有りました。その下が走ってくる列車を連写したものですがそれまでのカットでは列車の最前部に焦点が合っていましたが次のカットではピントが飛んで行ってしまっています。これは前回はこの場所に無かった草によります。AFで撮っていますので1/10秒ほどの違いで焦点が列車から草に移ってしまったのです。AFエリアを静止用のシングルにすればこんなことは起きないと思いますが被写体が動体ですので「ダイナミックAF」なり「3Dトラッキング」では大変です。基本の3脚に据えて被写体のほぼ一点を見つめられればこんなミスも起きないと思います。しかしそのためには事前のシュミレーションに時間をさければ可能でしょうが・・・。しかもこの時間帯では次の「スーパーカムイ」までは2時間ほど空いてしまいますので今回はここまでとしました。
特急ライラック 1999/10/10
江別大橋際で |
普通列車 2015/10/15 江別大橋で
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スーパーカムイ 2015/10/15 江別大橋際で 車体の傾きがスゴイ |
下り普通列車 2015/10/15 江別大橋上で |
特急オホーツク 2015/10/15 江別大橋際で |
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2.千歳線 沼ノ端⇔植苗(上り線側:上下別線区間)
前回(1999年)同様ウトナイ湖南側の国道234号線沿いです。ここでは江別大橋際よりも線路脇の草や低木が多くなったように思います。写真で比べてください。
3.函館本線 大沼公園周辺
大沼駅近くの「小沼湖畔」国道際から「スーパー北斗」などが雄大な駒ケ岳をバックにして小沼と同時に撮れる場所。以前は複線の上下線がほぼ並んでいて隣に見えましたが今は低木の為、上り線の一線しかないように見えるが下り線はわずかにしか見えません。
駒ケ岳をバックに。 函館本線「大沼⇔仁山」から 2015年10月18日
リゾート特急 2015/10/18 現地に着くとカメラを取り出す間もなく現れたためコンデジでの撮影
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特急北斗 2015/10/18
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単行の普通列車 2015/10/18
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冬の小沼と駒ケ岳 2015/10/18 この場所では冬にこんな景色が・・ |
案内図 2015/10/18
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古都鎌倉を走る湘南新宿ライン:北鎌倉付近で左奥に北鎌倉駅が見える
湘南新宿ラインでは宇都宮線・宇都宮方面⇔横須賀線・逗子が直通している。
5.JR/京浜急行・鶴見・生麦周辺
京急鶴見駅周辺で何枚か撮ってみました。 この場所の付近はJRと京浜急行が並走し貨物線を含めると最大で6路線区12往復のレールが敷かれた区間で鉄道ファンには堪らない場所の一つです。また付近は有名な「開かずの踏切」解消のための歩道橋が出来ここからの俯瞰も楽しめます。
今回は120q/hで高架線から駆け降りる京急の「快特」とJR貨物線を通る「作業用車両」などが写せました。「作業用車両」はその高架歩道橋上で眺めていた際に先ず、本来は下り方向の線に反対方向からの光(ヘッドライト)が射しました光の主は何と架台のついた小型のトラックに数名の作業者の姿が見えました。 下の写真「6路線」は左から順に、先ず白の屋根付き建物が京急線の「生麦駅」(駅構内は三線複線)次の一線が京浜工業地帯や根岸線・桜木町方面に繋がる貨物線(下り)。その右の一段低い二線は東海道貨物線、写真の方向に下ってトンネルで羽沢貨物駅経由で横須賀線東戸塚付近に出る。写真の中央部黄色く見える部分の下がその入り口部分。その右の地平部の左側の一線目が京浜工業地帯からの貨物線・上り線。
更にその右に東海道本線・京浜東北線・横須賀線の各上下線の計6路線。
京急快特 2011/04/20 高架から地表に駆け降る 京急鶴見⇔花月園前で |
京急各停 2011/04/20 京急鶴見⇔花月園前で |
貨物線に自動車が? 2011/04/20 京急、生麦駅付近 |
作業車 2011/04/20 京急、生麦駅付近 |
京急快特 2011/10/12 鶴見市場⇔京急鶴見 |
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鶴見線 2011/04/07 JR鶴見発着の鶴見線は高架線のため地表からは見え難い 京急線花月園前駅付近の高架歩道から |
東海道貨物列車 2011/04/20 京急線花月園前付近で |
貨物線に自動車が? 2011/04/20 京急、生麦駅付近 |
6複線区間 2011/04/20 京急、生麦駅付近 この辺りの歩道橋は金網が貼ってあるので長いレンズが有利 |
ホリデー快速 2011/10/12 鶴見市場⇔京急鶴見 武蔵野線⇔鎌倉を結ぶ快速がこんなところで休憩 |
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6.北陸新幹線 富山⇔新高岡呉羽山展望台
2015年開通した北陸新幹線ですが開通前から名撮影地が有りました。特に冬の雄大な北アルプスをバックにしたアングルは圧巻です!! 特に呉羽山は以前から眼を付けていましたが2015年末に初めて出向きました。 ただ、残念ながらこの日は北アルプスの頂きまでは見えませんでした。
富山駅を出る「つるぎ」 2015/11/16 富山⇔金沢
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富山の街を一望できる。 2015/11/16
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天気が良ければこの方向に?!?北アルプスの山々が! 2015/11/16
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一路終着金沢へ 2015/11/16
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新湊大橋も見えます 2015/11/16 山の北西側です |
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付足し
下図は2015年に廃止となった寝台特急『北斗星』最終列車の上野駅出発の模様。見送りのほぼ全員がカメラを・・・。
2015/08/21 TV朝日スーパーJチャンネルより(画像の一部を加工しています)
鉄道写真を撮ると言ってももちろん自分だけが特別な事をしているわけでもないのですがここ数年は一気に同好者?が増えて来たことで閉口する事が増えました。例えば鉄道旅の途中である駅に降り立とうとすると何人もの人がその列車なり車両や行き先表示を一斉に被写体にしている。 「イベント列車」や「人気列車」などはその前に立って一緒の写真を撮ったりで順番待ちになることも珍しくなくなってきました。 我先にとばかり人のカメラの前に立ったり、塞いだり・・・ ・・・。。
最近ではニュース報道でも取り上げられるように我先にとホーム上に溢れたり、立ち入り禁止エリアに入ったりする人が増え、時には本来の鉄道好き迄もが悪者扱いされることが気掛かりです。またホームや線路近くからの走行中の車両撮影で正面(近く)からのフラッシュ撮影するような人も出ています。これらも絶対にやめてほしいものです。
そして最近何よりも気になるのは従来からのカメラに取って替わるとも言えるコンパクトデジカメ・スマホ・タブレットと言った機材の台頭です。否定をするわけではありませんがこれらで撮影するときにはほとんどの場合手で持って思いっきり高く構える。しかも高く持ち上げたまま時間を掛けて構図合わせやトリミングを行う。特に順光で撮影者の背後に太陽があると液晶画面が見え辛いためか結果終了までの時間が掛かります。そんな機材のおかげでチョット後ろからの撮影になろうものなら「いい迷惑」なのです。目でファインダーを覗きこむ昔ながらのいわゆるカメラでは普通はまあ“眼“の高さで構えるので後ろの人にはあまり気にしなくて済んだと思います。このシチュエーションに限っては「スマホ嫌い」「タブレット邪魔」と叫びたいほどです。
以上のように底知れず楽しんでいるのが『鉄道趣味』ですが旅はまだまだ続きま〜す。
新規作成と変更・更新の履歴 |
2020/02/16 |
各部を見直しました。他、細部見直し。 |
2018/12/10 |
『変更履歴』を『サイトマップ』から本稿に移設し併せて内容を見直しました。他、細部見直し。 |
2016/03/24 |
『続・鉄道写真』を新規リリースしました。 |
2015/12/20 |
『鉄道写真』を新規リリースしました。 |
2015/12/20 |
『ドナルドおじさん拘りの隠れ処』を新規作成し準備の整ったページからリリースを開始しました。
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M E N U |
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