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◆ヨコハマ買い出し紀行第72話「ササゲ」より、そのまんまササゲです。
お赤飯にしちゃうのも、アレですよ……ダイレクト過ぎるので、栗おこわにしてみました。
それにしても芦奈野先生は、センシティブな内容を実に見事な空気感で描き切りますねぇ。つとめて控えめなセリフや動作から、読者自らがイメージを想起させるように展開してゆくストーリー手法は、さすがという他にありません。
「……豆だよ」、そしてラストの「ん？」「んーん」と言った場面での表情の描き方は、秀逸のひと言。字面だけを追えば1分どころか30秒もかからないこの作品に、独特の間合いや成長・記憶といった奥深さを与えてくれています。
まさにあの二人は、ヨコハマ買い出し紀行における《時間のモノサシ》でもあるのですね。 |
（2021年10月26日撮影）
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