海風通信 after season...

アシナノひょうちゃん




◆霞ヶ浦の畔で、仲間からお米をもらったお返しとしてアヤセが渡した貴重(!?)な逸品。ヨコハマ全編を通しても、お米の描写はこの1エピソードくらいしか見つけられない稀少なものであるハズなのに、それを差し置いて「こっちの方がすげぇよ!」と絶賛されるようなレア・アイテムらしいです。
 これはおそらく…というか確実に、崎陽軒の特製シウマイに入っている、『ひょうちゃん』と愛称される醤油入れがモデルとなっていますね。(←今更過ぎ。)ただし現実世界の『ひょうちゃん』には足が無く、全体的にヒョウタン型。陶器ではなく磁器製というのも若干の違いが見て取れます。また、モデルチェンジも微妙に行なわれ、現在手に入るのは3代目の『ひょうちゃん』だそう。頭のフタがコルク栓だったのは2代目の中頃(1995年)までだったということなので、作品のベースとなったのは、初代もしくは2代目前半の『ひょうちゃん』なのかも知れません。
 『ひょうちゃん』はこれまで、横山隆一(初代/3代目)・原田治(2代目)・柳原良平(コラボ)と、著名な漫画家・イラストレーターによって、そのユニークな表情やデザインが描かれてきたため、是非ともいつかは横浜→ヨコハマつながりとして芦奈野センセイともコラボして欲しいものです。『アシナノひょうちゃん』が実現したあかつきには、特製シウマイを爆買いさせてもらいますよ。あ、もちろん「足付き」でネ。

 …と、そう願いながらも月日は流れ、早10年。いくら待っても出て来ないので、コロナ禍のステイ・ホーム工作第2弾として自作してしまいました。けれど、イマイチ似ていない!?頭のフタもコルク栓じゃないし…。というワケで、とてもじゃないけどホームページのトップに載せるようなシロモノではないので、苦渋の収蔵庫行きとなりました。
 ですので、崎陽軒さーーん!まだまだ諦めてませんよー!芦奈野センセイとの『コラボひょうちゃん』、期待してマス。足付きで。(←しつこい。)
▲アヤセの晩飯を再現。目玉焼きも作っとけば良かったかなー? ▲こちらは正式な崎陽軒の『ひょうちゃん』(2代目)です。
(2020年07月07日撮影)