海風通信 after season...

アルファのマタタビ




◆タカヒロ曰く、「アルファのマタタビ」と揶揄される南の国の黒糖です。 (※実際にはありません!!パッケージは原作をもとに再現したものです。)
 黒糖には黒糖(純黒糖)と加工黒糖というものがありまして、前者は原材料であるサトウキビ100%の絞り汁だけで作られたもの、後者は粗糖や糖蜜などを混ぜて味を均質化したものです。そこで「超黒は?」というと、これはもう硬派に純黒糖でしかないでしょう!ということで、迷わず沖縄県黒砂糖工業会認定マークのついた黒糖を選び、かつ岩のような塊の形状にもこだわったものを撮影のベースとしました。
 まったくの素人的な味覚の印象ですが、純黒糖は加工黒糖に比べて味にバラつきやムラがあるような気がします。味のまろやかさや深み、苦みや甘さ加減が、けっこう塊ごとによって違うのですね。「あっ!?さっきのよりこっちのほうが旨いかも?」とか思ったりして、気が付けば5〜6粒を口にしてしまいました。これがアルファさんの言っていた「複雑な甘さの波」・「ヘタをすると景色くらい見えそうな」味なのでしょうか?でも、サスガに涙はぼろぼろと出ませんでしたけどね。タカヒロの言う「濃い味だとは思うけど…でも黒砂糖だなぁ」という感想に素直に賛同です。
 いつか存在するのなら「暴れまわる美味しさ感!」といったような黒糖に出会い、涙を流しながら「なにこれー」とか言ってみたいものです。
(2020年07月09日撮影)