海風通信 after season...

route22 「ふたつのコーヒーのこと」



 今日は店長が急用で来られなくなり、すーちゃんがたった一人でミートソースをじっくり煮詰めるだけの日。そのせいか、帰り際に将来への不安や方向性といったリアルな悩みを呟きだすという、コトノバでは珍しい展開のお話ですね。
 そんな不安を払拭するかのように立ち寄る、夜のファミレス。ここですーちゃんが「目の中の手の中の…いろんな色の形にならないものが、ずっとある」という思いに至った時、久々に小はるかちゃんの登場です!と言うか、ネタばれですが、これが事実上最後の登場となるのかな?
 これまでは「大はるかちゃん経由」、そして私見ですが「匂い・香り」という条件下での登場という、なんとなく薄っすらとしたルールがあったのですが、今回はすーちゃんとはるかの思考がシンクロした時に「ぬるっ」と出てきてしまう状況が異なっています。ただ、これをきっかけに小はるかちゃんの出現が無くなるということを考えると、きっとこれが二人の気持ちを結びつける完結形だったのかも知れません。
 それが分かるのは、最終話も近い雪の日に…。おっと、ここから先はネタばれだ!(←何を今更…。)
▲ウチのほうへ行く路線は もうほぼ最終便だ。 ▲すーちゃんが立ち寄ったファミレスは、この系列?


2019/05/21