海風通信 after season...

鴨居のとっぴきぴー

【とっぴきぴー】
 地 域:横須賀市鴨居脇方地区
 開催地:脇方地区会館前の浜
 開催日:毎年7月最終日曜日(須賀神社例祭の一環として)
 時 間:正午より準備出来次第
 カテゴリ:奉納芸能(仮面里神楽)

 [取材日:2016年07月31日]

 


 とっぴきぴー………、そもそも「とっぴきぴー」って何なのだろう?
 最初の疑問は、まずそれですよね。けれど、この伝統芸能を調べていくうちに、そんなコトなどどうでも良くなる衝撃の写真を目にしてしまいました。
 それが、『ひょっとこなどの仮面を被った演者たちに襲い掛かる、大きな着ぐるみのタコ(!?)』の一場面……!
 「どういうコトなのよ??これ!?」長らく三浦半島を訪ねてきた私も、初めて目にする光景です。前回の『飴屋踊り』と同様、これまで有名すぎるお祭りや行事・芸能にはあまり興味のなかった私ですが、これは考えを改めざるを得ない状況になってきました。まだまだ三浦半島には、知られざる隠された魅力というものがあるものなのですね。
 この「とっぴきぴー」の全体的な取材調査はもちろんですが、しかしまぁ、何はともあれタコですよ。とにかくこのタコを見てみたい!そしてその演じぶりを生で堪能し、タコとお近付きになってしまいたいという思いが、強く心の中に湧き起こってしまいました。
 まずは「とっぴきぴー」に関する基本事項をしっかりと踏まえつつ、さっそく向かいましょう!横須賀市・鴨居の脇方地区へ――。

【とっぴきぴー(踊り) とは】
 須賀神社(現在は八幡神社に合祀)の例祭の一環として、脇方地区の浜で行われる仮面をつけての踊り(仮面里神楽)。
 伝承に関する文献・資料などは一切なく、全て口伝のため、はっきりした起源や由来は不明。口碑によれば、江戸時代の文化・文政頃からの発祥と言われている。その名称は、囃子の調子が「とっぴきぴー」と聞こえるから「とっぴきぴー踊り」になったのだとか。
 踊りは『ばかおどり』・『獅子退治』・『狐とり』・『餅つき』・『鯛釣り』などがあるが、現在はおもに『餅つき』『鯛釣り』が演じられている。そのどれもがバカバカしく笑いを誘う内容となっているが、一方で演者は全て仮面を被り、セリフを発せず無言で踊るというしっかりとした取り決めもある。使用される仮面は『ばか』『ひょっとこ』『おかめ』『鬼』『えびす』『狩人』『げどう』『狐』の8面。その他に『獅子』や『タコ』などの被り物を使用する演目もある。(ちなみに『タコ』が登場するのは『鯛釣り』。)『ばか』と『ひょっとこ』がメインの踊りが多いことから、総じて『ばか踊り』と呼ばれることも。話の筋道もちゃんとあるので、踊りというよりは演劇に近い。
 1974(昭和49)、横須賀市指定民俗文化財の認定を受けるが、2001年指定を解除。これによりとっぴきぴー踊りは途絶えたかに思われたが、実際は指定を外されただけであり、地区では連綿と受け継がれている伝統行事である。

▲大漁旗で飾られた脇方地区会館前の祭り当日風景。 ▲掲示板には「とっぴきぴー踊り」開催の張り紙が!
 「とっぴきぴー」は、正午より地区会館前の浜辺で開催されることになっています。この情報は既に掴んでいましたが、ここは例によって祭りの準備段階からの雰囲気を取材しておきたいという思いから、9時前に現地へと赴くことにしました。これが実は大正解で、浜では今まさに少年たちによる本番への最終リハーサルが行われている最中でした。訊いてみたところ、『鯛釣り』のメインで踊ることになる中学三年生の子たちが、部活動の関係で演じることが出来なくなっていたようなのですが、当日急遽、出演可能になったということでの、土壇場での確認稽古だったのでした。
 なかなか見ることのできない練習風景に遭遇し、さらには踊りの大まかな流れも把握できたことは大きな収穫です。何よりこの時点で、今回のメインであるタコの演技を練習ながらも思いっきり間近で堪能し、《タコと触れ合う魅惑の浜辺》という極私的な当初の願いはもう充分に達せられてしまったワケなのですが、それではこの旅レポが盛り上がらないので、詳細は本番までお預けとさせて下さい。
▲伝承を継ぐ大人の指導の下、最終稽古に取り組む子供たち。 ▲タコ襲撃のシーン。オラ、なんだかワクワクしてきたぞ!
 真夏の強烈な陽射しの中、練習は小一時間ほども続きますが、少年たちは面倒がることもなく真剣に取り組んでいます。とりわけ、劇中で間抜けな役である『ばか』(※ホントにこんな直球な役名なんですよ)を演じる少年が、「ここはこうしたほうがいいんじゃないの?」と、『ばか』らしくないマトモな提案をしていた光景は、何だか見ていて妙に可笑しかったです。どうやら「釣り」の場面では、彼らなりのオリジナルの演出が展開される模様ですよ。
 そんな彼らが、ふと練習の手を休めて港の方を見つめます。「何なんだろう?」と思っていると、お神輿を積んだ漁船が、たくさんの大漁旗をはためかせながら出港してゆきます。いわゆる『海上渡御』という神事なのですね。この日の鴨居は須賀神社の祭礼を中心として、あらゆる地区から、もうやたらめったらお祭りごとをやっているのです。「とっぴきぴー」も、実はこの祭礼のプログラムの一つ。ただし、どの地区もやっているというわけではなく、脇方地区だけにしか伝承されていないというところが、特徴的かつ稀少な行事と呼ばれる所以でもあるわけです。
▲海上渡御に出航する『神輿船』と『囃子船』。 ▲大げさに足踏みしたり腕を振り上げながら見送る子どもたち。
 神輿を積んだ漁船が近づいてくると、少年たちは万歳をしながら飛び跳ねて船を見送ります。必要以上に大げさな動きで見送る姿が、ほのぼのとしつつちょっと滑稽な感じ。これも「とっぴきぴー」の所作の名残の一つなのでしょうか?かつては海上渡御の囃子船の上でも、「とっぴきぴー」が踊られていたといいます。近年では省略されている部分も多いと聞きますから、それは少し残念でもありますね。
 漁船は4隻ほど並んで突堤を抜け、観音崎付近で海への感謝と大漁祈願を願い、約2時間をかけて再び鴨居港へ戻ってきます。その後は漁協の建物脇に鎮座する竜宮様への感謝のお神楽舞があるということ。「とっぴきぴー」が始まるまでに、こんなにも神事が満載だとは思ってもいませんでした。再び稽古を始める少年たちの練習風景もまだまだ見ていたいのですが、ここはひとまず竜宮様へと向かうことにしましょう。
▲須賀神社の神主によって、奉納神楽舞が始められる。 ▲脇方の氏子代表責任役(黒い着物の方)に、話を伺った。
 漁協前の護岸には、すでに多くの脇方地区の人々や祭礼関係者が集まっています。「あれ?なんか早過ぎるのでは?」と思い尋ねてみると、どうやら天候の急変により、帰港が早まっているとの事。言われて見れば、何やら房総半島の方向から怪しげな黒雲が立ち込めているではないですか!それは見る見るうちに近付き、やがて海上渡御の漁船を追い立てるかのように向かってきています。そして瞬く間に大粒の雨!これは非常にマズイです。最悪、竜宮様のお神楽は見れなくても、「とっぴきぴー」が中止になるのだけは悔やんでも悔やみきれません。聞くところによると、「とっぴきぴー」は雨になると問答無用で中止になるそうです。お囃子の太鼓が雨に濡れてダメになってしまうからで、屋根のない浜辺で行なう以上、避けられない条件なのでしょう。
 幸いにも神楽舞の直前で雨は収まり、神事は滞りなく行なうことが出来ました。祈祷の言葉に海上安全・大漁満足・五穀豊穣に加え、子孫繁栄という願いも聞き取れるこの神楽は、脇方地区における中核の神事なのかも知れません。ちなみにこちらの神楽舞は、神主さんが仮面を被って舞うようなことはないようですね。小網代の白髭神社の龍宮神楽では天狗の面を被っていたのですが、やはり神社によってその形式はまちまちのようです。
 この神楽の場で、脇方地区の世話役のような方を見つけたので、「とっぴきぴー」について伺うと、興味深い情報を聞かせていただきました。お話によると、この「とっぴきぴー」に文献的な資料がないのは、親から子へと口伝的に受け継がれていくものだからだということ。つまり親が『ばか』や『ひょっとこ』をやっている家の子は、宿命的にそれを受け継ぐのだそうです。だから子どもが出来なかったり、子が地元を離れてしまったりするとマズイわけで、これまでにもたびたび途絶の危機というのはあったようです。そうした意味でも、子孫繁栄の祈願はより重要ともとれますね。
 また、今ではもう行われていませんが、鴨居八幡神社に立てられている幟旗よりもずっと高く、布地も分厚くて立派な幟旗を「とっぴきぴー」上演の開催告知として、かつては立てていたということ。幟旗自体は今も大切に保管されているが、なにより幟旗を立てるのに50人くらいの人手がいるシロモノなので、近年は立てることもなくなってしまったそうです。
 そして最後に念の為、「雨が降ったらどうなりますか?」とおそるおそる訊ねてみたところ、「まずやらない」というキッパリとした返事が返って来てしまいました。やはりお囃子に使う笛太鼓が濡れてしまうのが理由のようです。ふと上空を仰ぎ見ると、青き夏の空。しかし、房総半島方面を見渡すと、再び不穏な黒い雲が重くのしかかっているではありませんか!?あの雲が来る前に、なんとか早目に「とっぴきぴー」を始めてはくれないものでしょうか。
 はやる気持ちをよそに、開催は定刻通り12時15分からとのこと。さて、どうなる?「とっぴきぴー」!?
▲突然の雨に漁具小屋に避難する演者の皆さん。 ▲雨が止み、素早く舞台準備を整える。手際がいいぞ!
 正午、雨雲が近づいてくる気配をひしひしと感じながらも、まだ直上の空は夏の強い陽射しを降り注がせています。。
 開演まであと15分、これはギリギリ間に合うか?と思ったのも束の間、8分後、大気の流れが変わると共に小雨がちらつき、やがて強い雨へと変わってきました。太鼓をすぐさまビニールで保護し、漁具小屋に避難する演者の皆さん。ただし、その顔には落胆の表情はありません。「ただの通り雨だよ。すぐに止むよ。」と言ってくれます。今は漁師町に育った彼らの勘に頼るほかはありません。あれ?というよりも、ここはなにより神サマにお願いしたほうが良いのかな?そもそもこの「とっぴきぴー」って、神事なのですからね。
 しかし、雨はますます強くなり、もはや吹き降り状態に!おいおい神サマ!予定時間になっちゃうですよ!?タコの踊り、見たくないのですか!?
 ……別に見たいのは私のほうであって、神サマはそれほどタコには興味がないのかも知れませんが、この願いは見事に通じ、12時15分には雨は小康状態に。その後の降雨の動向を伺うために10分程度遅らせて様子を見てから、ついに開演決定が下されたのでした!

 舞台の袖には、手早く囃子方の演奏エリアが設けられ(と言ってもゴザだけど)、大太鼓一人・小太鼓二人・そして笛一人がスタンバイ。民俗調査報告書の資料などでは、ここにすり鉦一人が加わるということでしたが、今回は確認できませんでした。
 『ばか』や『ひょっとこ』などの演者の準備を待つ間、囃子方は楽器の調子を整えます。太鼓はまぁ、威勢のいいお姉ちゃんたちが小気味よく叩くのですが、♪ピヒョロ〜ロ〜リロ、ピヒョロ〜ロ〜ロと聴こえる笛の旋律は、お祭りっぽい感じはあるものの、どこかせつない、寂しげな印象にも受け取れます。それはまるで、RPGのフィールド画面の『荒野』をゆっくりと歩いているような感じ、かな(!?)(←※すいません、多分これ私だけの感覚です。)
 「とっぴきぴー」とは、この囃子の調子から名付けられたといわれていますが、とてもそのようには結びつけられませんでした。なんかオノマトペ的にも、もっとキビキビとして忙しないようなイメージを持っていたのですけどね。ただし、これはまぁこれでも良しとしましょう。なにより、里神楽という素朴なイメージには確かにマッチしてるのですから。
 そうこうしているうちに舞台準備も整い、天気も急速に回復してきました。いよいよ、「とっぴきぴー」踊りの始まりです!
  第一幕【餅つき】 あらすじ
 『ひょっとこ』と『おかめ』が、餅をつくために臼をかかえて登場する。餅を目当てに『ばか』もついてくるが、『おかめ』にちょっかいを
出したりとロクなことはしない。それでも餅が欲しい『ばか』は、二人の目を盗んで臼の中の餅をつまみ食いする。あわてて食べた
ので、餅をのどに詰まらせる『ばか』。呆れながらも『ばか』を介抱しつつ、ようやく餅をつき上げると、頃合を見計らっていたかのよ
うに『青鬼』が餅を奪いに登場。腰を抜かした『ばか』を引きずりながら三人は逃げるが、餅を取り返すために村から『狩人』を呼
んで戻ってくる。そんなこととは露知らず、臼をかかえて喜び踊っている『青鬼』。そこに銃声一発、『狩人』の弾が見事に命中し、
ばったりと倒れ込む『青鬼』。餅を無事取り返すことが出来て、めでたしめでたし。
 
 

▲再び真夏の青空となり、いよいよ踊りの開始です! ▲『おかめ』の尻を触る『ばか』。すぐに怒られる。ばかだなぁ。
▲餅をつまみ食いしようと企む『ばか』。ばかだなぁ。 ▲鬼登場!『ばか』を引きずって逃げる三人。
▲この餅はワシのもんだぁ!浮かれる青鬼、しかし……。 ▲猟銃の一撃でアッサリとやられる。アンタ、鬼なんじゃ…!?
 踊りの第一幕は、大人たちの演じる『餅つき』です。さすがに動きはこなれていて、上記のあらすじを知らなくても充分にその場で理解できる踊りを披露してくれます。これは本当に肩の凝らない気楽なもの。小難しい考えなんかは抜きにして、ほっこりと鑑賞できます。
 特筆すべきは、『ばか』がとてもいい味を出して演技をしていること。一気にファンに(!?)なりますよ。役名は『ばか』なんてトンデモなく酷いネーミングを付けられてますが、ここでは間違いなく「スター」です。『ひょっとこ』や『おかめ』だって充分に滑稽な姿をしているのですが、彼らがマトモに見えてきてしまうくらいのインパクトなのです。そして『青鬼』、これは当初、私は『高木ブーのカミナリさま』かと思ってましたよ。緑の全身タイツにトラパンツなんて、これ絶対に狙ってるでしょ!?
 突っ込みどころ満載のステージはあっという間に終わり、続いては子どもたちによる『鯛釣り』が始まります。
  第二幕【鯛釣り】 あらすじ
 『ひょっとこ』と『ばか』は、『えびす』様のお供として一緒に鯛釣りへ。まずは餌となるイソメを手に入れるため、二人に砂浜を
掘らせる。首尾よくイソメを見つけるが、ここで『ばか』が余計なコトをして目に砂をかぶってしまい、大慌て。またもや『ひょっとこ』
に助けてもらい、ようやく釣り開始。けれどもなかなか目当ての鯛は釣れず、最初に釣れたのはなんと藁草履、そして次に釣れ
たのは、岩場のヌシの大ダコだった。大ダコは怒り狂って襲ってくるが、『えびす』の扇子の一打で撃退に成功。その後、ついに
念願の立派な鯛を釣り上げて三人は大喜び。めでたしめでたし。
 
 

▲ふたたび『ひょっとこ』&『ばか』登場!すごくいい味出してるなぁ。 ▲『ばか』たちが熱演する傍で待機するタコの姿が微笑ましい。
▲お行儀良くお座りするタコたち。なんだ?この和み感。 ▲釣り上げたのは、なんとポテトチップス!?
▲釣り上げられ怒る(!?)タコ登場。小太鼓の姉さんも笑ってる! ▲襲われる『ひょっとこ』たち。これが観たかったのです!
▲見えづらいけど、『ひょっとこ』の掴み上げているのが鯛です。 ▲「鯛を釣り、余は満足じゃ。」めでタイめでタイ!(←ベタ)
 仮面が同じなのでビックリするくらい似てますが(当たり前か)、演者は午前中に最終稽古をつけていた少年たちに代わっています。
 練習の甲斐あって、囃子に合わせて踊りをこなす様は大人に引けをとりません。リハーサル通りの流れを卒なくこなし、いよいよ佳境の釣りシーンへと入りました。まずは一投目で藁草履を釣り上げ、お約束の笑いを誘います。さらに二投目では空き缶、続いてはなんとお菓子のポテトチップスを釣り上げて、会場を大いに沸かしていました。これは民俗調査報告書や情報にもなかった、新たなる現代風アレンジですね。練習中に少年たちが提案したアイデアが、見事に功を奏しました。
 そしていよいよタコの登場です!『怒り狂って襲い掛かる』という設定のタコなのですが、ラブリーな着グルミのためにまるで凄味がありません。しかも今までお行儀良く体育座りをしていたタコが何故!?と、話の内容を把握していない人が見たら「???」な流れですが、それはそれで予想外の展開が面白いのではないでしょうか。『えびす』の扇子で撃退されたタコたちが、再び岩場に戻って体育座りするのも、非常に滑稽。当人たちはウケを狙って意図した行動ではないのでしょうが、「何でだよっ!?そこ座っちゃう?」と、思わずツッコミを入れたくなってしまいました。とにかくこの時点で会場は大盛り上がりになり、みんなが笑顔になっています。ふと気づくと、囃子方の人たちまでが笑いを堪えながら演奏を続けている姿を見つけ、今まさに会場が一つとなった感覚を覚えました。
 悪戦苦闘のすえ、ようやく鯛を釣り上げると、会場は拍手に包まれます。『えびす』たち三人の万歳とともに、飛び交う「おひねり」。確か『飴屋踊り』の時も、このような光景を見かけました。三浦半島には、結構こうした風習って残っているんですね。私は思わず硬貨むき出しのままお金を投げ入れてしまいましたが、次回はおひねり状のものを作って、『人生初おひねり』というものも実行してみようと思うのでした。
 渚に絶え間なく響く拍手と歓声は、踊りのフィナーレまで続きます。夏の陽射しや潮風を感じながら、長閑な漁師町の浜を舞台に繰り広げられるこの踊りは、他に類を見ない素朴で稀少な、そして何より楽しい芸能神事でした。これはお世辞や体裁ではなく、ホントに時があっという間に感じられた程です。可能ならば『獅子踊り』や『狐とり』など、他の演目も併せて見てみたかったところ。鴨居・脇方地区の方々にはこれからも絶えることの無いよう、継承を続けていって欲しいと願わずにはいられません。


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参考文献:三浦半島の一年−祭礼と年中行事−/田辺 悟・金子和子 共著
横須賀市博物館研究報告『あめやおどりととっぴきぴいおどり』/高橋恭一 著