海風通信 after season...

とっぴきぴーオマケ写真のページ
タコの姿をもっと見よう!

 タコを見足りないアナタに、特設ページをご用意しました!え?もう充分に見た?そんなコト言わずにもうちょっと見ていって下さいよ。「とっぴきぴー」を報告した文書やWebページは数あれど、ここまでタコを取り上げたページは少ないはずです。
 それにしてもこのタコ、今流行りの「ゆるキャラ」を意識したわけでもないという、微妙な立ち位置が非常に良いですね。マスコット的な魅力は充分にあると思うので、「とっぴきぴー」だけでなく、本宮祭りの山車巡行とかにも乗っけたりとかしたら、インパクト絶大なのではないでしょうか?
 不確定事項だったので本編には書きませんでしたが、実は「とっぴきぴー」にはもう一つ、『大漁踊り』なる幻の(!?)踊りがあるそうなのです。それはタコだけでなく、大きなサカナの被り物も登場する踊りなのだそう。文書のみに確認でき、画像は一切見つからないので幻とさせていただきましたが、この踊りが再現された日には、私は何を差し置いても観に行く意気込みですので、脇方の皆さん、頑張っていつか公開してください!!
▲天日干しされるタコの着ぐるみ。何だかウマそう!? ▲『えびす』や『ひょっとこ』たちの小道具一式。
▲「さぁて仕事しますよ〜」タコに『怒り感』がイマイチ感じられない。 ▲タコを一蹴する『ばか』。コラコラ!伝承にそんなのあるの?
▲倉庫へ戻されるタコ。また一年、静かに眠りにつくことになる。 ▲ではまた来年、お会いしましょう!
 
 【鴨居とタコの関連性について】 ※レポート本文には紹介できなかった、極私的な追記です。
 鴨居周辺は三浦半島でもタコの好漁場として知られ、それ故に生活や習俗との関連物も多い。いくつかを挙げてみよう。
 ・「とっぴきぴー」の行なわれた浜には大量の角型のタコ壺が確認でき、かつては豊富な漁獲を誇っていたことが伺える。ただし、最近はめっきり数が減ってしまったようだ。特に東日本大震災以降は海底の様子が変わり、全くダメになってしまったという。
 ・タコのぬめりを取るために、タコを洗濯機に入れて洗うという豪快な話を聞いたのも、この鴨居。聞いた当初はビックリしたが、今ではこの裏ワザは各地で見受けられ、特に珍しくもなくなってしまった。
 ・能満寺には「蛸薬師」という如来様がいる。別段タコの姿をしているとか、タコに乗っているとかというのではなく、多光薬師(たこうやくし)転じて蛸薬師と呼ばれるようになったらしい。昔は奉納物には必ずタコの絵を描いてお供えをしたというが、住職に伺うと、今ではそういうことは行なわれていないということ。寺社内にも、タコを連想させるようなものは特に見られない。