素盞嗚神社例祭(18.04.01) 豊川市上長山町
白鬼、赤鬼? |
黒鬼? |
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笹踊り、中央大太鼓。 |
豊川市上長山町、旧宝飯郡一宮町上長山、ここには上中下三社ある。その中にあるのが素盞嗚神社である。ここでは鬼と笹踊りが出る。鬼は朝8時過
ぎには社守家を出て、関係の家々を回つてゐるはずである。その時はきちんとした赤鬼、黒鬼であるが、午後には衣裳を適宜取り替えて、面と衣裳
がちぐはぐな状態にな
つてゐる。褌を着けてゐるのだが、その先を長く垂らしてゐるので、それが尻尾のやうに見える。上長山は、小型のものだが、オンベを持つ。オンビではない。
オンベである。この
五色の紙を皆
がほしがるから、午後には紙はなくなつてしまふ。すると短い竹の棒を持つてゐるとしか見えなくなる。ここの鬼、乱暴である。獅子をいぢめた
る。それでも今年のにはおとなしかつたやうに思はれたが……。
笹踊りは日曜日の午後、神事の時に出る。初めに一踊り、御旅所で一踊り、私は御旅所に間に合つた。ここの笹踊り、新城市富岡に似てゐると言へようか。大太
鼓が後ろに反る所作があつたりする。また、太鼓を抱へる所作もある。これは上長山でしか見られない。上長山では太鼓を腹に固定してゐないからできる所作で
ある。大太鼓が小太鼓の間を抜けるのは豊川、宝飯方面では必ず見られる所作である。 ただ、衣裳が赤系統でないのは珍しいと言へよう。