安久美神戸神明社鬼祭(19.02.10)
八角台に着いた青鬼。 |
岩戸の舞 |
門寄り始めは社務所から。 |
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走る鬼。 |
同左。 |
東三河の春の鬼と言つたらここである。安久美神戸神明社鬼祭、全国に知られてゐる、最近はインターネットのおかげで更に知名度が上がつた とか。
ここの鬼は、登場順に青鬼、小鬼、黒鬼、赤鬼の4種である。青鬼は10日、以下は11日、最後が赤鬼である。
赤鬼は天狗とのからかひを行ふ。鬼祭11日の一連の神事のメインである。ここで天狗に追ひつめられた鬼が最後に逃げ出す。その時にタンキリ
と白い粉を撒
く。この粉を浴びると夏病みしないと言はれるがゆゑに、あの狭い境内一杯の人になる。門寄りに出ても鬼を追ひかける人の波が続く。さうして午
後4時過ぎ、 御輿渡御の行列が動き始めた頃、赤鬼は談合神社に入る。鬼が背中につけてゐた橙を奉納するためである。この橙は天
狗との争ひの仲直りの印とかであるが、談合神社にゐた方は鬼がここに来た印とか言つてゐた。鬼も小鬼も奉納するとなれば、そんな単純な(?)
位置づけの方が分かり易い。この後、赤鬼は人々の頭を撫で、しばしの休憩の後、まだ延々と続く門寄りに出て行つたのであつた。入れ替はりに、
御輿渡御の一行が御旅所たる談合
神社に到着する。先頭は黒鬼である。ここでもまた黒鬼は拝殿の前で頭を撫でるのであつた。……と書きはしたものの、今年もまた10日の青鬼し
か見てゐないのであつた……。