賀茂神社葵祭(19.04.14) 豊橋市賀茂町
右隅の盆からお菓子を取る。 |
走る藤四郎。 |
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鬼の頭は? |
獅子、貴船神社からの出。 |
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賀茂神社は古社である。天平元年創設とも、白雉元年創設とも伝へられる。古来から現在に至るまで、様々な方面から厚く崇敬されてゐる。祭
りは4月15日に行はれるが、そこに獅子と鬼が出る。
鬼を藤四郎といふ。摂社貴船神社社家の僕藤四郎が、初めてこの役を務めたことによりこの名があるといふ。出は午後3時、太鼓のゆつくりした連打がしばら
く続き、その調子が早まつたところで拝殿から
走り出してくる。その後、境内を走り回つて菓子を撒く。この菓子を目当てに子供達が藤四郎の後を追ひかける。あちこちに盆に菓子を載せた係の
者が立つてをり、藤四郎はそこを目指して移動していく。
獅子は口取り2名、頭1名、他に20人ほどであつたか、多くの者が後に続く。藤四郎の後に出てくる。この獅子には角がある。鹿の角の如きも
ので、現在の
獅子頭は4代目であるらしいが、初代以外は皆このやうな角がある。獅子といふよりは龍ではないかと私は思つてゐるのだが、実際はどうなのであらう。
鬼と獅子が一暴れして引つ込んでから、たぶん、有名な賀茂の競べ馬がある。