三谷原神社例祭(19.04.21) 豊川市三谷原町


拝殿に飾られてある鬼と獅子。

赤鬼

青鬼

神社出発前の、拝殿に向かつて走ること3回。

出発前、菓子撒き初めの赤鬼。



 三谷原も下郷にある。三上、牧野、今は出なくなつた三谷原石原等に隣接する。面は新しく見える。塗り直してあるのであらうか。さうは見えないのだ が……青鬼の面の裏には「一心堂」とある。彫刻師か、寄進者の屋号であらうと思ふのだが、これも分からない。他に一切銘等はな く、文書も残つてゐないといふ。新しいのか古いのか……大正2年に三谷原神社成立、鬼はこの時からではないかと言はれたお年寄りもゐたが、本当のところは 不明である。
 獅子は賀茂系の獅子で、本来は青年が務めるものであつたといふ。現在は子供が務めてをり、人数は年によつて多少がある。今年は15名であつ た(と思ふ)。神社出発は鬼とともに午前10時である。出発前には鬼と獅子が拝殿向かつて3回走る。さうして獅子と赤、青の鬼はそれぞれの方角に 向けて出て行く。この出発の〈儀式〉がいかなるものであるのか、その由来も意味も分からないといふ。昔から続けてゐるとのことであつた。
 神社を出ると3組に分かれて地区内約60戸をそれぞれが廻る。分担ではない。赤鬼、青鬼、獅子、いづれもが全戸を廻るといふ。さうして神社帰参は午後4 時過ぎである。引つ込みの前に鬼と獅子は一暴れ、鬼は菓子を撒く。かなりたくさん撒く。大人も子どもも真剣である。さうして引つ込み、この時 もまた朝と同じく拝殿に向かつて3回走ることが行はれてそのまま拝殿内に引つ込んでいくのである。

 


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