三谷祭(15.10.24)  蒲郡市三谷町


鼻高天狗、後ろ右に笹源氏の子供達。
笹源氏の子供達。

くぐる、中央後ろ向き大太鼓、子供。

くぐる、動く大太鼓と小太鼓、青年。

子供のくぐり太鼓の途中に、東区の若宮神社のご神体、応神天皇を遷したご幣束が帰つていく。




 三谷祭試楽祭、宵祭りである。午前10時40分の号砲で幟起こしが始まる。さうしてそのほぼ二時間後に東区が神船若宮丸とともに八劔神社に向かふ。東区に松区が続く。 神船が定位置に着くと宮入り、松区は直ちにくぐり太鼓を子供から始める。続いて青年、更に事触れ、山伏の祭文と続く。その後、各区の奉納芸能が続く。
 三谷では笹踊りをくぐり太鼓といふ。大太鼓が左側の小太鼓と位置を変へる時、小太鼓が体を低くして動く所作がくぐるやうに見えることから来た名称である といふ。この所作は三谷にしかない。小太鼓2名が左右の位置を変へる所作は小坂井菟足神社あたりまでに見られる。三谷は、大太鼓が小太鼓の間を抜ける所作と小太鼓 2名の位置変へとの折衷と思はれる。衣装は、三谷だけが袴をはかない。地元の方は、この立派で豪華な衣装を見せるためではないかと言はれた。確かにこの金 襴の衣装は豪華である。実際に高価でもあるといふ。笠に赤い布、これをマク(幕)といふ、を垂らして顔も隠すのも珍しい。三谷には本来の意味での笹踊り歌はない。しかし、子供達が道中で笹を持つて歌ふ「ささげんじの歌」は笹踊り歌そのものであらう。
 今年は晴天、暑いほどの陽気であつた。踊り手も大変だつたであらう。


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