石座神社例祭(19.10.13) 新城市大宮

基本隊形、左大太鼓、一の鳥居。

前傾する。

大太鼓が小太鼓の間を抜ける。
稲穂の中のスズメ。

戯れるスズメ、境内。



 最北の笹踊りが新城市大宮の石座神社の笹踊りである。新城には笹踊りが三カ所あるが、すべて顔は白塗り、赤布で隠さない。しかも、踊り手はいづれ も未成年である。市街にある富永神 社は中学生、南部の富岡半原地区は小学校上級生である。ここ大宮は下級生、本来は小学校一年生が務めるから、最年少である。新城以外を見ても小学校の下級 生が務めるのはこ こだけである。しかしここも少子化、それでも今年は3人とも一人生が務めた。踊りはかなり易しい。太鼓をたたいて前進後退を繰り返して最後に大太鼓が 小太鼓の間を抜けて位置を変へる。これだけ である。小太鼓の位置替へはない。富岡、富永神社とも似てゐる。踊り手といひ、所作といひ、新城市内の三か所は何らかの関係があると思はれる。
 笹踊り歌の歌ひ手をここではスズメといふ。その名の如く、刈り入れ前の田に入り込んで暴れたりしてゐる。顔も大雑把な白塗 りに色をつけたくらゐであつたか。雀のクチバシを思はせる笠のかぶり方も独特だし、白塗りの顔のメイクも 独特である。懐手もしてゐる。雀であるがゆゑに違ひないが、異装でもある。田に入つて暴れ、参道で暴れ、境内で暴れ……これがヤンヨー神 の<末裔 >の姿であらう。

 


老津神社例祭(19.10.05)豊橋市老津町


素盞嗚神社例祭 (19.10.06)豊川市牧野町


石座神社例祭(18.10.13)新城市大宮町


白鳥神社例祭(18.10.13)豊川市上長山町下


石座神社例祭(18.10.21)岡崎市石原


素盞嗚神社例祭(18.10.120)豊川市当古町


豊津神社例祭(18.10.20)豊川市豊津町



豊 川水系のまつりから に戻る。
豊 川水系の祭から「付設写真館」 に戻る。


 

               アンケート に答 へる。

  トッ プページ 目次歌謡文学関係資料豊川水系のまつ り 愛知県方言談話資料

    短 歌短 歌2短 歌3短 歌4 腎移植後月録私の好きな音楽電 網怪怪雑感