豊津神社例祭(19.10.20) 豊川市豊津町


この体勢の所作を繰り返す。

小太鼓が左右位置を替へる。

大太鼓が走る。

小太鼓の間を大太鼓が走り抜ける。

獅子、砥鹿神社系の中に4人入る獅子。巻かれた女性は粉を浴びせられることになつた!



 豊津にはかつて対岸の金沢との渡しがあつた。地名からして豊川水運と関係ありさうである。当古にも渡しがあつた。現在、車だとこの当古、 豊津間、 10分か15分であらう。昔は徒歩より船で行き来したのではないだらうか。当古から豊津に笹踊りが伝はつたのも、天王社関連だけでなく、この 水運も大きかつたのではないかと思はれる。
 両所の笹踊りの現在の衣裳は違ふ。昔はどうだつたのであらう。笹踊り歌も違ふ。豊津の歌は新しい。踊りはといふと、これはやはり似てゐると 思ふ。例へば大太鼓が小太鼓の間を走り抜ける所作、走り抜けるところは少ない。大体が跳ぶ、跳ねるところが多い。ところがこの二つは4、5メートル であらうか、走り抜ける。豊津では、長いところでは10メートル、20メートルの距離がある。当古では、抜けるところ、実際には3呼吸くらゐ ある。これは少々違ふが、その他の所作でも、やはり両所は関係ある。
 豊津では土曜日の夜は手筒花火の中で一踊り、最後は銀滝で拝殿に入る。日曜部は午後1時神社出発、集落内を回つて3時過ぎに帰つてきて、しばしの休憩後 に また 一踊りである。どちらも爆竹が盛大に鳴る。踊り手の足元にはその残骸が山をなしさうである。写真の曇り?はそのせゐである(^_^;)。
 日曜日は笹踊りと同じ頃、鬼と獅子も出て集落を回る。鬼は、赤、青、それにババ鬼といふ茶系統の鬼の3匹、獅子は近くの砥鹿神社系と思はれ る、4人で操る獅子である。いづれも盛大に白い粉を振りまく、かける、塗りつける。若い衆は当然真つ白であるが、境内の人達もその洗礼を受け て真つ白である ……。


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