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A 十七条の憲法 そこで頭に浮かんだのは、聖徳太子の「十七条の憲法」である。 第一条には「和を以って貴しと為し…」とある。 也と毛にリードをつけていなければ、音が出るのは15本だから、「十七条の憲法」とは数の上で一致しない。 我ながら、なかなかの推理である・・・と、一旦は納得したのだが、よく考えると、なぜ也と毛の二箇所のリードが外されているのかの説明がなされていない。 音が出る数を17としないだけのためならば、リードをつけないのは一箇所でもよいはずである。竹管の名も也とか毛である必要はない。 B 開化天皇と鵜葺草葺不合命まずは竹管の配列を視覚的に示そう。次の図44がそうである。
表T 古代天皇と易六十四卦の序次 表U 神世と易六十四卦の序次 乱数表はコチラ このうちの、竹管名が数字である一、七、八と、也と毛の位置関係に注目する。 『古事記』には、神世七代という言葉がある。国之常立神から伊邪那岐神・妹伊邪那美神までの七代のことを指す。 国之常立神から持統天皇に至る皇統譜は、易六十四卦の序次が作り出す円周上に並べられたものであり、ひとり欠けてもこの円周は成立せず、それを鵜葺草葺不合命の不合という文字で表現しているのだ、ということは3の「円を描く皇統譜とその不合」で話したが、この笙の竹管も、その鵜葺草葺不合命の位置に当たる「也」と「毛」にリードがついていなことで、円周を成立させていないことになる。 |
C おわりに・・・ 『記・紀』の暗号を解読したのは、おそらく私が初めてではないだろう。 これが江戸時代までなら、「76は蒙だ」と言えば、その意味はそこそこわかったはずである。 壬申の乱で母権制社会の女帝軍は滅びたわけだが、壇ノ浦の合戦で負けた平家の残党が日本各地に落人として隠れ住んだように、やはり女帝軍の残党もその後の時代に、どこかに隠れ住んでいたのではないだろうか。 さて、今は言論の自由がある時代ではあるが、戦後のGHQの指導により、私たちは日本の伝統文化から遠ざかるように教育されて来た。 コアラン/koalan |
最終更新日:令和05年01月24日
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