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《これより「神世七代」》伊邪那岐神・妹伊邪那美神イザナキノカミ・イモイザナミノカミ A列62 B列24 十二消長卦には、次のような意味がある。 於母陀流神・妹阿夜訶志古泥神オモダルノカミ・イモアヤカシコネノカミ A列61 於母陀流という音の響きは、何やらゆったりとした流れを連想させるが、とすれば空気の流れである風すなわち 意富斗能地神・妹大斗乃辨神オホトノヂノカミ・イモオホトノベノカミ A列60 大斗乃辨の辨の字には「切り分ける」という意味があるから、「大斗で切り分けよ」との指示と受け取れる。 角杙神・妹活杙神ツノクヒノカミ・イモイクグヒノカミ A列59 この二神は角、活、杙の三文字で、次のように、B列21 宇比地邇神・妹須比智邇神ウヒヂニノカミ・イモスヒヂニノカミ A列58 この二神の神名は、漢字の意味ではなく音だけを拾って並べたいわゆる万葉仮名だから、別の意味のある漢字に置き換えながら考える。 豊雲野神トヨクモノノカミ A列57 この神名は「野に浮かぶ豊かな雲」を連想させるが、雲は風が運ぶものだから 国之常立神クニノトコタチノカミ A列56 この神名は、A〜D列の何れにも対応しない。 《これより「別天神五柱」》天之常立神アメノトコタチノカミ A列55 頭に天之とあるが、天は 宇摩志阿斯訶備比古遅神ウマシアシカビヒコヂノカミ A列54 この神は、本文に葦牙のようなものによって生まれたとあるので、阿斯訶備は葦牙=葦の芽吹きの様子の神格化とすれば、芽吹き=生まれたて=幼い=童蒙と連想できるので、D列4 神産巣日神カミムスヒノカミ A列53 この神名はA〜D列までの何れにも対応しない。 高御産巣日神タカミムスヒノカミ A列52 産の字は生産を意味するから、C列11 天之御中主神アメノミナカヌシノカミ A列51 天之常立神と同様に、天は 別天神五柱は、神世七代に比べて、あっさりとした関係がちょっとあるだけではあるが、それでもこのような関係があるからには、ここまでのすべてが、A〜D列にしたがって数を揃えたものだとしか言えない。 |
A円を描く皇統譜とその不合〜歴史を腐敗させた女帝? 神世から41持統天皇に至る対応関係確認作業を終えてみると、その全てが易六十四卦の序次に従って創作された虚構である可能性が極めて高いことがわかった。しかし、単に架空の歴史物語を作成するために、易が用いられたのではないようである。 国之常立神の位置に並ぶのは、 とすると、41持統天皇と国之常立神の位置は、共に44 この図はどこかの電車やバスの路線図を彷彿とさせもする。 しかし、そう読み取れるのは単なる偶然なのではないだうか? と、これまでの検証を顧みず、まだそんなことが頭を過ぎりもするが、易六十四卦の序次と十二消長卦を並べたら偶然こんな円周になったとは考えにくい。むしろこうなるように意図的に設計されたのでなければおかしい。
たったひとりの不合を強調する神名! 不合とは耳慣れない響きだが、何故こんな言葉を持ち出したのかと言えば、皇統譜の中にたった一人、この不合の二文字がとても印象的な名前があるのだ。
なぜこの命の名前だけ、読むのに返り点が必要なのか・・・。 しかしこの円周を知った今は、これは「一人抜けただけでも円周は不合すなわち不成立となる」というアピールであって、暗号解読者に対し、この円周の存在を確認させているのだ、としか考えられない。 |
最終更新日:令和05年01月24日 学易有丘会
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