更新日: 2003/10/01
…と言われた。
先日、大学のゼミ仲間某氏と会った。
そこで氏は、自分のこのサイトの生意気さに閉口したということだ。
それはともかく、自他ともに認める生意気キャラ、Silence。
日記を書くといいながらすっぽかしつつ「ヘラヘラ顔」で済ますなど、さながら
外国のスポーツ選手のインタビューのようだ。
よほどの人格者でもないかぎり、スポーツ選手は偉そうにふるまう。
しかし、外国のスポーツ選手は実績がある。
観客を魅了するだけの技術を持っている。
そんな実績があるからこそ、ある程度のわがままな受け答えもできるのだろう。
しかし、タチの悪いことに自分には実績がない。
せめて1度は、他人の役に立ってみたいものだ。
普段は野球ばかり見ていても、ついサッカーに目がいってしまう。
もともとサッカーは嫌いじゃなかったし、なにより野球にはない「治安の悪さ」が
そこにはある。
特に「絶対負けられないチーム」同士が当たったときは、それはもう想像を絶する
世界が広がる。
今回は、そんなW杯の放映権をなぜか勝ち取った、スカパーことSkyPerfecTV! の話。
先日スカパーに入ったので、全試合をやってくれる。
そのかわり、集中豪雨があると映りが悪くなるのだそうだ。
W杯に割り当てられているチャンネルは、1つではない。
最低5チャンネルはある。具体的に書くと、
141ch:国際映像(世界に向けて配信された映像。普通のアングル)
142ch:俯瞰映像(上から全体を見下ろすアングル)
143ch:Aチーム映像(Aチームの監督)
144ch:Bチーム映像(Bチームの監督)
そして、
140ch:141ch〜144chを1画面にまとめて表示し、加えてゲスト数人が雑談をする
というものだ。
自慢のようになるが、各チャンネルについて評論してみる。
まず、140ch。
1つの画面が小さすぎる。
さらに悪いことには、雑談のほうもよく意味が分からない。
ベンゲルなど、その世界の著名人が来ているらしいが、見る価値があるのか疑問だ。
次に141ch。これは普段のアングルであり、使える。
142ch。これはサッカー戦術に興味のある人、つまり玄人向けだ。
自分には必要ない。
そして、最もその存在価値に疑念を呈せざるを得ない143ch、と144ch。
この2つのチャンネルは、双方のチームの監督を延々と映しつづける。
たまにベンチ入り選手が映ることもあるが、大半は知らない選手なので不要。
試合は、全く映らない。いついかなる時も、監督しか映さない。
マイクが監督の肉声を拾うが、日本語を使う監督は一人もいないため、意味不明。
ということで、143chと144chは史上まれに見る無駄・かつ馬鹿チャンネル、
のはずだった。
ところが、このチャンネルが実は「面白い」のである。
スカパーの映像は、地上波の映像より2秒遅れる。
つまり、例えばNHKで同じ試合を同時にやっていたとする。
NHKでゴールシーンを見て、すかさずチャンネルをスカパーに替えると、ちょうど
「ゴール寸前」の映像が映っていることになる。
これを応用すると、以下のようになる。
地上波で試合を見ていて、あるチームの選手がゴールする。
そのとき、すかさずスカパーの、そのチームの監督チャンネルに替える。
そして、2秒待つ・・・
監督、大喜び!!
使えねえ。
こんな映像に2つもチャンネル割くとは。ほかに映す所はないのか?
観客とか、その国の中心都市の広場とか。
ボールにカメラを入れ込むとか、、ってそれは無理か。
というわけで、ワールドカップは特にスカパーでなくても良い、という結論となった。
マイナーなチームの試合でも、ダイジェストあるからね。
それにしても、監督はなんで怒鳴りまくるんだろう?
聞こえてるのかな。
イタリア代表は、アッズーリ。
ブラジル代表は、セレソン。
ベルギー代表は、レッド・デビル(赤い悪魔)。
韓国代表もまた、レッド・デビル(赤い悪魔)。
では、日本代表はどういう愛称がつくか。
今までは弱かったので、愛称などついたことはない。
しかし、今は弱くない。今のH組の中では一番強い気がする。
DAIHYOU(代表)、という日本代表候補名もある。
しかし、やはり相応なのは
"CHA-PATSU"(茶髪)
ではないだろうか。
というか、黒髪の人が見当たらない。
髪を染めていないのは、よく見る選手の中では小野くらいのものだろう。
とはいえ、今の時代、茶髪は当然のようなもの。
茶髪では目立たない。
それを事前に察知してか、戸田選手は髪を赤に染めた。
しかし、これも日本でこそレアだが、外国ではごく当たり前の色。
というわけで、今大会で流行している髪、というか最先端の髪型。
「ニワトリ」。
少なくともイングランド、フランス、アメリカに1羽ずついる。
つまり何羽もいるので、これまたあんまり目立たない。
結局のところ、サッカー選手はおとなしく黒髪にしているのが、一番目立つと
思う人も多いのでは?
【開幕セレモニー編】
+一部観客が小泉首相演説にブーイング
→共催は可能なのか
+開会式で、日本の国旗の「中央の赤丸」部分が異様に大きい
→?
+なぜかセレモニーを映そうとしないテレビ局
→これも「わだかまり」なのか。どこが「共催」だ。
【死闘!試合編】
+開幕戦でのセネガル代表の怪しげな踊り
→その怪しさは、平塚中継所での東京農大OBによるダイコン踊りに匹敵(@箱根駅伝)
+パラグアイ×南アフリカ戦の観客席がガラガラ
→気持ちは分かるけど、金曜日の広島市民球場くらいしか埋まっていなかった。
→この2日後に同スタジアムで行われた韓国×ポーランド戦は超満員。そのギャップが…。
+スペイン代表監督、報道陣に暴言「君たちは、選手とヤるために来ているんだろう」
→この監督は面白い。必見。ちなみに監督は更迭寸前だとか。当たり前だよね(笑)
→この監督、ワキの汗の量がすごい。カラーシャツ着るもんだから余計に目立つ。
→これは実際見てないけど、つばを吐こうとしたらネクタイにかかってしまったとか。
+埼玉のチケットセンターに和製フーリガン第1号発生、ガラス割る
→人を突き飛ばしたのは良くないけど、このくらいやらないと日本人はなめられる。
→、、なんて考えが浮かぶ自分が恐ろしい。
+売上高7億円?の企業バイ口ムに振り回される日本国&大韓民国
→もはや何も言うまい。
+ドイツ人のための日本語講座!
→日本をなんだと思ってやがんだ(笑)
+どの試合でも見かけるイングランドの旗
→日本だけでなく韓国での試合にも散見される。なんで?
+ブラジルのリバウド、ボールが手に当たったのに顔をおさえてうずくまる
→後日、審判を欺く演技だと分かり罰金。しかしチームは勝つ。
→ていうかその場で見抜けよ>審判
→「第4審判」も、どこ向いてたんだよ。
+誰だか忘れたけど、試合終了間際に投入されて、直後にイエローカード食らった人
→何しに出てきたんだ?
+誰だか忘れたけど得点して、喜びのあまりユニフォームを脱ぎ捨てる。
→で、その後ユニフォームがこんがらがって、着れなくなる。
→(最近のユニフォームは吸汗のため二重構造で、複雑なつくりになっているらしい)
→替えのユニフォームを急いで用意してもらうが、その間に試合が再開
→しかも、相手に攻め込まれ、ゴール前でシュートを打たれる。
→選手もベンチも、かなりあせっていた。
+日本ベンチの「ウルソー」
→トルシエとその通訳はよくテレビに映るけど、そのベンチ内にウルソーに激似の人がいる。
→4日のベルギー戦、2点目稲本のゴール直後、トルシエと抱き合った人がそれ。
→ウルソーに似ているというよりは、ウルソーをいささか険悪にした感じの人。
【熱狂!応援編】
+スタジアムのビジョンに映ると、ほとんどの人が気づいて反応する
→お前ら試合見てんのか。
+イングランド×アルゼンチン戦(@札幌)。アルゼンチン国歌演奏の最中にブーイング
→お返しに、お次のイングランド国歌の最中もブーイング。
→欧州のブーイングはかっこいい。指笛を使って、一斉に「ピィィイーーー!!」
→主にアメリカ・日本で使われる「ブゥーーブゥーー」よりはずっといい、、のかな。?
+その因縁の対決イン×アル戦(@札幌)。イングランドの旗だらけ。
→世界規模になった阪神タイガースの図。
+イン×アル戦、主審コッリーナ氏が「笑顔で」イエローカードを提示
→あの人にニコリと微笑まれたら、どんなスーパースターでも太刀打ちできまい。
+同じくイン×アル戦。アルゼンチンの監督ビエルサは左右にウロチョロ
→試合中、ずっと左右に歩き回っていた。まるでカニ。
→ある所まで歩くと、立ち止まる。そして、芝生に腰を下ろす。そして逆方向に歩き出す。
→ベンチに座ってればいいじゃん。
+日本の第1応援歌「バモ、日本」
→単純なメロディながら、息が長い応援歌だねこれ。
→最初、「オーー加茂、日本」だと思ってた(当時の日本代表監督は加茂 周だった)
→この歌が聞こえてくると、無性に笑いがこみあがってくるのは自分だけか?
+韓国×アメリカ戦、ハーフタイムの様子1
→韓国側の客席で、中学生くらいの女の子が、悪魔(Red Devil)のカッコをしていた。
→しかも、段ボールで作ったと思われるヤリまで持っていた。
→(ヤリっていうのかな、あれ。オリックス球団のマスコットが常時携帯してるやつね)
→天使にしか見えない。悪魔の迫力まるで無し。
+韓国×アメリカ戦、ハーフタイムの様子2
→この「天使」のいるすぐ横の狭い通路で、初老のオッサンがボールをリフティング。
→だが何分にもわたって続けているので、通行人の親子がずっと足止めを食らっていた。
+韓国×アメリカ戦、ハーフタイムの様子3
→TVで映った限りでは、楽しそうにしていたのは上記の2名のみ。
→それもそのはず、このとき宿敵アメリカに1−0でリードされていた。
+日本×ベルギー戦、ゲスト岡田氏(元日本監督)の下品な絶叫
→解説は絶叫するべからず。
→チュニジア戦での松木安太郎も絶叫するんだろうな。。(笑)
+W杯中継中に停電し電力会社襲われる(@インド)
→ ………。
+韓国応援団、元木(巨人)のテーマをパクリ
→太鼓で「ドンッドドンッ、ドンッドドンッ・・・」ってやつ。分からないか。。
→あれって世界共通だったんだ。ていうかアジア専用?
ほかにもあるかもしれないけど、これ以上思いつかない。
暇があったら、後編を書くかも。
日本代表は凄い。
集中豪雨をものともせず、豪州に勝った去年のコンフェデ・カップ。
今回は、弱小グループと言われながらも、欧州14カ国に入ったロシア、ベルギーと
アフリカ予選グループ1位通過のチュニジアとの対戦。
これらを相手に、ほぼ3連勝の内容。
しかも、カープ東出のような致命的なエラーがほとんどない。これも凄い。
極度の緊張状態の中で、これだけの結果を残せるのは凄いの一言だと思う。
で、試合終了後。
とりあえず日本中が盛り上がるのは二度とないだろうから、行ってきました。
渋谷と新宿だけだけど。
17:15 東横線特急・車内
青い服の人間は皆無。本当に「祭り」はあるのか?
自由が丘から男数人が乗ってきて、サッカーの話をはじめる。
チュニジアのキーパーのヘボさを笑っていた。そして、
「中田って、ゴールしても全然喜びを表現しないんだよな」
「なんか、あれみたいじゃん?前田。」
「カープの」
「そう。無表情でダイヤモンドを一周…」
「カープっつったら、あの横浜に3タテ食らったらしいじゃん」
「マジで?」
「ロドリゲスが、高橋建からホームランを…」
(>_<)
17:30 渋谷
いましたハチ公改札口の前に大観衆。花火も2発上がっていた。
花火は誤爆すると危険なので良くないが。
ただ、通行人は群集の後ろを通行できる状態。
17:50 新宿
東口(アルタ・歌舞伎町)への出口階段は一方通行。
アルタ前の中庭はサポーターが占領。
駅構内の地下通路でも、叫び声多数あり。
女が森島のユニフォームを着ていると、男が「モリシマ!!モリシマ!!」
と叫ぶ。
歌舞伎町交差点は、ほとんどが青い服。
信号が変わるたびに、信号の両側からサポーターが続々とハイタッチ。
この時間、サポーターは信号を守っていたので、安全だった。
この時間は、全体的に見て健全な盛り上がり方だった(除:花火)
これで深夜になったらどうなるんだろう。
それにしても、ほとんどのサラリーマンが怪訝そうな顔で彼らを見ていた。
喜んでいたのは若い衆だけ。
外国だったら老若男女問わず喜ぶだろうに。。
日本が勝ったんだから、日本人全員に喜ぶ権利はあるはずだ。
セルジオ越後は「今日仕事していた人は損」とか言ってたけど、
自分から言わせれば「喜ばなかった人は損」だと思う。
第一、日本人全般が喜ぶなんて、野球ではまず経験できないわけだし。
日本人がこれだけ一致団結して喜ぶのは、戦前の「南京陥落」以来か?
最後に・・・
今日のテレ朝の中継は予想以上に良かった。
試合途中にCMが入ることもなかったし、
セルジオ・久米・カビラという面々を本放送中に極力、排除する「隔離政策」が
功を奏したようだ。