更新日: 2003/10/01 01:01
自分が今まで見てきたページは、なんの前ぶれもなく突然閉鎖、っていうものが
大半だったので、自分でこう事前に予告してやめる、っていうのが新鮮だったり。
閉鎖してまで見にきてくれる方々、つまりこれを読んでいる方々、には本当に
感謝の念を禁じえない。
本当に、ありがとうございます。
これからのご活躍を心から祈っています。
では、、
活躍していくためには、何をどうすれば良いのか?(笑)
最後はプロ野球に関連づけて、これについて少しばかり検討してみたいと思います。
プロ野球を見ていて思うけれど、チームが勝つには大きく分けて2つの条件があると
思う。
ひとつは、選手個々のプロ意識。
うまいかヘタかを決めるのは、結局個人の「意識の高さ」の高低にあるんじゃないかと。
阪神の監督をやった野村監督は、かつての弱い阪神タイガース選手に対して、
「あのチームはコドモやった。ワシの力ではどうにもならん。プロとしての自覚が
選手たちには、まるでなかった」
と言っていた。
たしかに生まれつきのセンスとか、育った環境(父親がスパルタetc)とかも影響は
するけれど、うまくなる・活躍することを夢見ることができないと、意識は低い
まま終わってしまうことが多い。
そしてもう一つの要素は、やる気を起こさせる環境である。
今日の広島市民球場は、観客が実数で1,000人もいなかった。
そして広島カープは0−9で、お得意様の中日ドラゴンズに完敗した。
一方、ダイエーは今日優勝を決めたが、ほかの球場で西武が負けたときに
ダイエーの試合終了を待たずに、優勝がすでに決まってしまった。
試合中、西武が逆転され敗色濃厚になったと情報が入るや、気が楽になったのか、
ダイエーは一気に次の回、7点をとった。
星野監督が選手間で競争をさせたり、大観衆の後押しがあってあっさりと優勝を
決めたことも、やる気を起こさせる要素がふんだんにあったから、か。
一方、自分のホームページも、観客がいたのでここまで発展できた。
昔のトップページを並べてみると、こんな感じ。
進歩があったかどうかは分からないけど、一貫してトップページはシンプルな
ものにしよう、という目標が自分の中にあって、それは達成できたんじゃない
かな。。
そして、その進歩とは、1日1日の積み重ね。
1日や2日で、急に進歩はしない。
だからこそ、やる気を「持続」させていくことが、重要になってくる。
継続は力なり、とは言うけれど、実際は口で言うほど簡単ではない。
それは、誰もが実感しているのではないだろうか。
いくらプロ意識が高くても、個人的にヘコむときはある。
そんなときに、大いに役に立つのが、外からの応援であったり、競争であったり
するわけだ。
そして、継続して進歩を続ければ、そこにはもう活躍の2文字が、、
目の前にある。
♪今日の果てには 一体どんな明日を手にするの?
なんだかんだで、6年間。
大学1年の10月に、情報処理の授業でホームページに興味を持ってから、今の今まで
自分のページ作りをやめようと思ったことは一度もなかった。
つまりは、一生続けるつもりだった。
もっと見ばえの良いページを作りたい一心で、他人のHPのプログラムを見て、
それを参考に、自分のページに合うようにアレンジしていった。
目次のページにある、エレベーターのボタンも進化した。
ちょっとヒマなときにJavascriptとかいう言語をかじって、マウスを載せると
上の階数表示が光るようにしたが、これはHP作成当初からの夢だった。
実にくだらない夢ではあるが。。
もちろん、外観だけではなくて内容を充実させるためにも、多くの文章を作った。
ちょっと手の込んだコンテンツを作ろうとすると、途中でやめられないタチゆえ
翌朝までかかりっきりのことが何十回となくあった。
仕事でこれだけ情熱を注ぐならまだしも、これは単なるホームページだ。
こういった飽くなき向上心(?)が、今や自分にとって足かせとなった。
やめようと思った理由は、この1点だけだ。
そして、再開の予定がないのは、生きている間にHPを更新するほどの余裕が
ないと判断したから。
今は勉強・仕事をしていくのでHPのことは考えたくないし、会社を退職する
ころまで体がピンピンしていられるとは思っていない。
もし元気だったとしても、ほかのことをやって(ゴルフとか)遊んでいたり、
介護とかいろいろあるだろうから、やはりHPにかかりっきりになる時間は
作れない。
というわけで、これが最後の更新となるはずだ。
あくまでも私ごとばっかりで、恐縮であるが、、。
HPをやっていて一番思ったのは、自分は独りではないということ。
普段は誰とも会話をしないし、どうしても自分の殻にこもる勉強生活になって
しまう。それが、インターネットを通せばいろいろな交流が持てる。
そして私と同様、このページを見にきてくれる方もまた、独りではない。
少なくとも、私という強い味方がいるから。
これから一緒に、日本で、世界で暴れまわっていきましょう。
大感謝!!
前の日記で国語について触れたが、けっこう反響があった。
国語という科目は、つかみどころのない科目だけに皆さん苦労されてきたようで。
今や、自分も文章に苦手意識はほとんど無くなった。
最近は東京のほうへ遠出する機会も多かったので、電車の中で本を読んでいる。
最近読んだ本を、いくつか。
○祇園の教訓
京都の芸妓さんとしてオエライさんなどを多数接待してきた経験から、デキる人間は
ここが違う、などの小話をまとめた一冊。ベストセラーなので、書店で目にした人も
多いのでは?
こういったジャンルの本にはありがちの、偉そうな記述も散見されるが読み物としては
面白い。1話が2〜3ページに収まっているので、とっつきやすい。
○海爾(ハイアール)集団
以前、中国・ハイアール製の小型冷蔵庫を買ったことで、この会社に興味を持つように
なった。1980年代には廃業寸前の町工場だった企業が、厳しい中国政府の規制を逆に
味方につけて、わずか20年で世界有数の大企業にのしあがるまでのエピソード。
○朝2時間早く起きれば、人生が変わる
○朝10時までに、仕事は片付ける
まさにその通り、だと思う。早起きはなかなか難しいけれど、やって損はない。
前者の本は、まるで宗教のように早起きを洗脳してくるので、どうしても早起き
したい!と悩んでいる人にお勧め。
○巨大銀行沈没
前半を読んだだけで挫折気味だが、冒頭部分だけでも面白い。一見して明らかに
ひ弱に見える、みずほHD社長・前田氏の意外な素顔が見える。
○東京大学応援部物語
この9月に出た本。東京6大学野球で、ことごとく負け続ける東大野球部を応援する
東大応援部・部員の葛藤と人間ドラマ。いくら応援部員が拳立て、長距離マラソン
などの理不尽な練習を繰り返しても、野球部は期待に応えず大敗を続ける。
個人的には、この本はかなり面白い。あくまで個人的には。
「なんで自分はこんなことを頑張っているんだろう…」などと思っている人は、
一度読んでみるといいかも。その疑問は解決できないけれど、ホッとするんじゃ
ないかと思う。
余談ながら、自分が東大応援席に行った時の日記が、2002年10月にあります。
読書は、思ったよりも面白い。
野球のことを書かない、という制約は、私にとって大きな足かせとなった。
それが結果となって現れたのが、この日記の更新頻度というわけだ。
とはいえ、書くネタが無かったわけではない。
書きたいことは、いっぱいある。
しかし、書く気にならなかったのだ。
ご存知の通り私の日記は、私の心・技・体が一体となったときに
はじめて文章化される。
この1週間は、充実した日々とは遠く離れたものだった。
大学の図書館で、Harvard Business Reviewの9月号を読んだ。
この本、特集を書いている人も外人で、上のとおり題字も英語なのだが、
なぜか日本語で書かれている。
「Cクラス社員のマネジメント法」
とかいう特集があった。
Aクラス社員とは、何も言わずとも自分で動き回り、会社に寄与する人。
Bクラス社員とは、ノルマ・指示などを与えれば動く人。
解雇されそうな問題社員、つまりCクラス社員をどう管理していくかという、
そんな特集。
そんな使えない社員の上司になったら、どうするか。
話し合って、なんとかしようと考えるだろうか。
しかし表面的に話し合うだけでは、結局自分(上司)の意見を押し付けることになり、
あんまり得策ではないのだそうだ。
結局は、その社員(部下)の立場に立って物事を考えよ、というありきたりな?回答と
なっていた。
印象に残っているフレーズは、
「モチベーションは上司が与えるものではなく、部下が自ら築き上げていくものだ」
というところ。
上司がいくら踊っても、部下が踊る気にならなければダメということだろう。
無職の自分が語っても、あまり説得力がないが。
それにしても、部下の立場に立てるような上司がいれば、問題社員はもともと産まれる
こともなかったんじゃないかなー、なんて思ったり。
それまで、国語は大の苦手だった。
国語といえば、思い浮かぶのは「難解な文章題」。
国語に出てくる文章といえば、内容がつかめない小難しい文章か、もしくは主人公の
感情が複雑な小説か、どちらかだ。
テストでは、読みづらい部分ばっかり聞いてくる。
夏休みは、学校指定の難しい本を読まされ、感想文を大量に書かされる。
本を読むことは、莫大なエネルギーを使う。
そして、難しい文章ほど試験でチヤホヤされ、単純な文章は誰も見向きもしない駄作…
という先入観を持つようになる。
実にくだらない!
そんなわけで、子供の頃は進んで本を読んだことはない。
というより、本を読むことは大嫌いだった。
高校に入るまで、図書館という場所を活用したことはなかった。
特に小学校の時は、先生に「ご本をよく読みなさい」といわれたもので、
「なーにがご本だ。本なんかに尊敬の言葉をくっつけやがって…」
とさえ思っていたほどだ。
ずっと国語嫌いで通してきたので、もちろん国語の成績は一向に上がらない。
予備校に通っても、焼け石に水。
高校3年では、予備校の全国模試で偏差値 28と 27を相次いで取った。
そういう散々な結果が、さらに国語のやる気を減退させる。
ますます、本が嫌いになっていく。。
高校時代のある日、そんな流れを断ち切る出来事があった。
あまりにも国語が不得意なので、夏休み前に現代文の先生の所に相談に行った。
「夏休みの間にできる、良い参考書があったら教えてほしい」、と頼んでみた。
すると、その先生は1冊の薄っぺらい問題集をくれた。
パラパラめくってみたが、7〜8問しかない。
………?
こんな薄い問題集で、大丈夫なの??
半信半疑のまま家に帰って、早速始めてみた。
−失望した。
問題文が異常に単純であり、しかも設問があまりにも簡単なのだ。
いくら国語が大の苦手でも、こんな簡単な問題で間違えるわけがない。
そのぐらい、簡単な問題集だった。
ああ、1問目だからやさしいんだな、どうせだんだん難しくなっていくんだろ、、、
と考えて最後までやってみたが、とうとう最後の問題まで難易度は変わらなかった。
軽い苛立ちを覚えた。
「こんな簡単な問題集じゃ、大学入試の対策にもなりゃしない……」
わざわざ、職員室まで無駄足を運んだ自分に後悔した。
しかし、そんな問題集にも、いい所があった。
問題文の文章が、とても面白いのだ。
夏休みの間、何度か問題集を引っぱり出しては、問題文を読んだ。
ただ問題文が読みたいから、読むのだ。
つまり、その問題集は「受験勉強の合間の息抜き」としてだけ、使った。
当時は全然気がつかなかったのだが、
最近になって、少しずつ分かってきた。
国語を、本を好きになるために大事なことは、
難しい問題を解いて、テストの成績を上げること…ではなくて、本を読むことの
「面白さ」を体感すること。好きになりさえすれば、あとは自分からすすんで
本を読むようになる。
本を多く読むと知識もついてくるし、結果として成績も上がっていく。
当時の先生は、おそらくそのことを伝えたかったのだろう。
小手先の対策だけではダメだと。
結局、国語という科目は大学に受かるまでに、得意科目とすることはできなかった。
ただ「ご本」への拒絶反応はだんだん、薄れていった。
しばらくして、その先生は校長になった。