過去の日記

更新日: 2003/10/01

2002年 05月


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2002.05.05 (日)

広島カープ・裏情報

今日は5月5日だが、カープは市民球場で阪神戦である。
そして、NHKがテレビで中継する。

雨の心配もなさそうなので、面白い統計を出してみようと思う。
これを見れば、野球を知らない人でも、楽しんで観戦できることと思う。
どんな統計かというと……
 

野球の華、ホームラン。
またの名を「本塁打」とも言う。

ホームランには、おおまかに分けて4種類ある。

ひとつは、いわゆる普通のホームラン
外野のフェンスを越え、外野の客席に飛び込むか、場外まで飛ぶ当たりをいう。

2つ目は、ランニングホームラン
これは、打ったボールを相手が追いかけている間に、打ったランナーが一周して
戻ってきてしまうものだ。
これは非常にまれである。1年に何回かあるか、といった所だ。

3つ目は、ローカルルール・ホームラン
たとえば東京ドームなどで、外野の天井にあるスピーカーに当たると、その時点で
ホームランとなる。
外野フェンスを越えなくともホームランとなるので、1つ目のものとは違う。

そして最後に、八百長ホームラン
審判団を金で買収するなどして、ファールのはずの当たりを「ホームラン」と
言わせてしまう。
または単純に審判がカン違いをして、ホームランとミスジャッジ(誤審)する
こともあるが、これも八百長と言われる。

厳密にいうとホームランではないのだが、ホームランとされてしまう。
これが最近増えている。
 

話を元に戻す。

そのホームランは、いつの時代も「野球の華」だ。
野球の試合を左右する大きな出来事、ホームラン。

今回、広島カープ選手のホームランについて、データを分析してみた。
カープの試合を見る際に、大いに参考となるであろう。

一番左の列は、カープの選手の苗字である。
知らない人は、この機会に上記の選手名くらいは覚えておくと、社会でも恥をかかない。

左から2番目の列は、今年の5月3日までに打ったホームラン数である。

そして3,4列目は、ホームランを打ったときの観客数(の合計と平均)である。

たとえば、ディアスがホームランを打つ試合には、平均29,500人の観客が
スタジアムにいる、という計算だ。

左から5,6列目は、試合時間(の合計と平均)である。
5列目は単位が「分」、6列目は単位が「時間:分」だ。

具体的には、ディアスがホームランを打つ試合の平均試合時間は、3時間27分
という具合だ。

さて、これをもとに、本日5月5日の試合を占ってみよう。

5月5日、阪神戦というと、おそらく観客は30,000人近くなると思う。
年間を通しても、この時期はかなりの客が入る。

そこで、左から4列目を見てみる。
客が多いときにホームランを打ちやすい選手は、ディアスと新井だ。
逆に、客が少ないときにホームランを打つ選手は、緒方と前田だ。

以上が1点目の考察。
次、2点目。

5月5日の先発は、広島長谷川、阪神ムーア(or星野)と予想される。
もちろんのことだが、投手の調子が悪いと、パカスカ打たれる。
そして、試合時間も長くなる。

甲子園でやる阪神×広島戦は、非常に短時間で終わるのだが、
広島球場でやる広島×阪神戦は、かなり長時間の試合になる傾向がある。
広島球場は狭いので、よくホームランを打たれるからだ。

というわけで、投手の調子を考慮すると、5日の試合も3時間30分はかかると
予想される。
これは、長時間ゲームの部類だ。

そこで、右端の2列に注目する。

試合時間が長いときにホームランを打ちやすい選手は、ディアス。
試合時間が短いときにホームランを打ちやすい選手は、しいていえば緒方。

以上が2点目の考察。

これまでの話を踏まえて、今日5月5日にホームランを打つ確率、これを、
各選手ごとに、はじき出してみた。
 

おもだった選手では、こんなところ。
このデータをもとに、今日の試合を楽しんでいただければ幸いだ。
競馬など、見ている場合ではない。
 

あと、これは蛇足だが昔、監督をやっていた達川なる人物が、
「町田(選手)は活躍するよー」
と、地元のテレビ局で力説していたらしい。

達川の予想ほどアテにならない物はない、というのが、カープファンの定説。
ここは、代打での登場が予想される町田選手にも注目しておきたい。

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2002.05.07 (火)

同じ見るなら楽しく見よう

5日の野球中継(広島×阪神)は、いかがだっただろうか。

阪神ファン、そして広島ファンにとっては、面白い試合であったと思う。
ところが大多数の人は、カープの選手をあまり知らないはずだ。

しかし、前の日の日記で書いたデータが手もとにあれば、もっと楽しむことが
できたはず。
最終回、ここでホームランが出ればカープのサヨナラ勝ち、というところで出て
きた選手は、私がホームラン確率95%と算出した、あのディアスだった。

結果は凡退ではあったが、当時の阪神ファンの心拍数は2倍に増えたことだろう。

こんな風に、野球は意外なところに面白みがあったりする。

たとえば、巨人×広島の中継があったとしても、「広島の選手知らな〜い」と
言いながら見たのでは、面白さも半減だ。
ところが、広島の選手を少しでも知れば、同じ野球中継でも人の何倍も楽しめる。

同じ見るなら楽しく見たい。
 

実は先日、東都大学野球を見に行った。
はっきり言って、死ぬほどつまらなかった。

バックネット裏で見たのに、選手18人が全員同じに見える。
野球ゲームのデモを見ているかのようだった。

もちろん、私は選手名など全く知らない。
ホームランバッターなのか、バントがうまいのか、とか全然分からない。

あまりにつまらないので、開始1時間で退出してしまった。

こういうのは、正直時間の無駄である。
楽しく見れば、無駄なはずの時間も癒しの時間となる。

セ・リーグ随一の不人気球団、広島カープの情報を知ることで、もっと野球が
面白く観ることができれば、うれしく思う。

このページでも、ちょくちょくカープのことを書いていきたい。
 

肝心の試合のほうは

4−3で阪神の勝ち。

個人的に気になった部分は…
2回裏に、カープのピッチャー高橋がゴロを打ったとき、全く走らなかった。
全力で走れば、おそらくセーフになったと思う。

だが、まだ序盤で、あまり体力を使いたくなかったのだろう。
守りに入ってしまった、のである。

これを境に、「試合の流れ」が阪神のほうに傾きかけた。
結果、3−0から4点取られ、逆転負けとなった。
 

12年くらい前に、横浜スタジアムで大洋×広島の試合を見た。
当時の広島のピッチャーは北別府。今のコーチである。

この試合、10−0くらいでカープが大勝した試合だったのだが、北別府は
1塁ゴロ(=走ってもまずアウトになる)でも、全力疾走をしていた。

しかし、大洋を完封したのである。

相手が(弱小?)大洋だったとか、そういう話はともかく北別府は、走らなくても
いいのに走った。
最後まで、攻めの姿勢を見せたのだ。
結果、それで完封までした。

まさに正反対だ。
「守り」に入った人間を見るのはつまらないし、ナインの士気の低下にもなる。

1塁ゴロで走れ、とまでは言わないが、走ればヒットになるのなら、できれば
走ってもらいたかった。

この2時間後、全国のお茶の間に同投手の「泣きそうな顔」が映し出された。

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2002.05.08 (水)

無駄な試合

サッカー。
今日は早起きして、レアル・マドリード×日本代表、の試合を見た。

後半だけ見られればいい、と思っていたので、朝5時半前に目覚ましを
かけていたものの、4時に目が覚めてしまった。

よって、仕方なく起き上がって観戦。

レアル・マドリードのほうは、ヨーロッパのチャンピオンズリーグ決勝が
翌週に控えているので、怪我などしては一大事。
くわえてスペインは梅雨らしく、4日連続で「雨」予報ということで、
グラウンドが田んぼ状態。

ということで、主力メンバーは全員温存かと思われたのだが、主力が
何人か出てきた。

というのも、テレビ朝日が、この試合に3億円(1試合の中継としては
国内最高額らしい)の放映料を、レアル側に支払っていたからだ。

というわけで、お情け程度に前・後半に2,3人ずつ、主力が登場した。

とはいえ、彼らも当然本気は出さない。
やる気のないのが、見え見えだった。

さらに追い討ちをかけたのは、観客の数。
75,000人収容のスタジアムで、入っていたのは推定6,000人ぐらい。
1階席ですら、5列くらいしか埋まっていなかった。
2階席、3階席は言うに及ばず。

普段の広島市民球場でも、10,000人は入る。
これを考えると、凄まじい数字だ。

最もあわれなのはテレビ朝日。
3億円も支払って、肝心の試合はこのザマである。

もともと、

「ジダン・フィーゴら世界的有名選手に、中田・小野らが挑む!」

という触れ込みで宣伝していたのに、このうち出たのはフィーゴだけ(しかも
前半30分で退出)。

おまけにグラウンドが水浸しなので、純粋にサッカーを楽しむこともできない。

そもそも、このイベント自体レアル・マドリードのチーム創設100周年記念試合。
ただのお遊びだ。

日本代表は、この大事な時期に遊びに付き合わされた格好だ。
おまけに、テレ朝は3億円を「巻き上げられた」といっても過言ではない。

唯一この試合があって喜んだのは、レアルの控え選手であろう。
主力が温存されたので、彼ら若手に出番が回ってきた。

いや、控えにすら入れないような選手が結構出たらしく、スタジアムでの
選手紹介の折、電光掲示板に顔写真が出てこない選手もあった。

そういう人たちは、けっこう頑張っていたように思った。
もちろん日本代表のほうも、本気であったわけだが。

さて、この試合を見た視聴者のほうは、どう感じたか。

試合途中にCMを入れるなど、テレ朝による中継のダメっぷりに憤慨した人。
日本代表が勝てなかったので、怒りをあらわにしている人。
早起きしたのに無気力試合で、朝から不機嫌な人。

いろいろいるだろう。
ただ、共通点は、一様に欲求不満で終わった、ということだろう。

そして、現地のレアルのファンはというと、正直いって日本戦どころではない。
来週の大一番のことで頭がいっぱいのはずだ。

こんな試合などどうでもいいのである。

この試合、よりによって今日の夜7時から再放送までするらしい。
生で観た自分が言うのもなんだが、一般人は観ないほうが良い。
時間の無駄である。
見ていて面白いのは、水が浮いた中でサッカーをやっている、という所だけだ。
そういうのが好きな人は、後半だけ見れば満足すると思う。

このように、見ていた大半の人が退屈し、憤慨し、そして唖然としたであろうこの
試合。ところが……

こんな「クソ試合」を、楽しんで観戦している人たちがいたのだ。

レアルのオタク級ファンである。

【某サッカー掲示板より】

> 701 : :02/05/08 05:49
> ア、アルバロがいるぞ。おい。
> 初めて見た…
>
>
> 702 : :02/05/08 05:54
> 次々と懐かしい&珍しい顔ぶれが!!
> ホントに生中継で見られるなんて、テレ朝さんきゅ
>
>
> 703 : :02/05/08 06:03
> カルロス・サンチェスって2度目の出場か?
> ソウサって名前しか知らんかったヤツまでいる!?
> すげぇぞテレ朝

…………。
ある意味、俺と似てるかも…。

3億の投資は、無駄ではなかったわけだ。
よかったね、テレ朝。

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2002.05.31 (金)

ハナエ=モリ倒産

いきなり縁起の悪い話題から。
不況とは最も縁遠いと思われたブランド系業界(?)の倒産。

世の中、何が起こるか分からない。
それこそ、30年以上異性との交際関係がなかった人間に、突然彼女or彼氏ができる
ことだってある。

がんばってほしいところだ(何をだ)。

ところで、その倒産の原因とは、「外資の台頭」によるものらしい。
外資。日本人の多くは、聞いて心地よいものではない。

これまでの「じゃれ合い」=「情」をもった日本の企業風土を、根底から崩して
いってしまうイメージが強い。
正直いって、今の40代、50代のオッサン世代は大変なのではなかろうか。
会社のために働き、会社に捨てられることもある。

話題が暗くなるので、このへんで。
ともかく、50年後の日本はえらくシビアな人間社会になっているかもしれない。

というよりは、今までの日本が馴れ合いすぎてた、とも言えるが。
 

ワールドカップ開幕

ナウいネタを一つ。
ワールドカップ(サッカー)について考える。

ここにきて、重大なことに気がついた。
盛り上がっているのは、どうもマスコミだけらしい。

それもそのはず、、
日本人の大半は、サッカーのルールすら知らないのだ。
今でこそジダン、フィーゴなどはメジャーだが、5年前にこの名前を知っていた人は
サッカー部所属の男くらいだったはずだ。

ルールにしても、左サイド、ボランチ、トップ下、センターフォワード、フラット3、
ゾーンプレスなどの用語が、詳しい説明もなしに繰り出される。
これでは、素人は入り込む余地がない。

その点、オリンピックはルールも明快で、入り込みやすい。

また、ジダンが凄いといっても、何がどう凄いのかが分からない。
「芸術的なシュート!」とか「歴史に残るシュート!」とか言うが、素人目で見て
何がどう凄いのか、てんで分からない。
すごいかどうかは、実際ボールを蹴った人間以外、分からないだろう。

それに、ジダンなど名の知れたプレイヤーは数えるほどしかいない。
いや、ベッカム(英国)すら、知らない人のほうが多い気がする。

むしろ、オリンピック選手のほうが一般人は詳しい。(特に女性)

例えばフィギャースケート。

男子なら、アレクセイ・ヤグディンとか、エフゲニー・プルシェンコ。
女子なら、ミシェル・クワンとか、サラ・ヒューズとか、イリーナ・スルツカヤ。

スケートリンクに花を投げ込むほどのオタク級ならば、このくらいの名前は当然暗記
しているだろう。

一方のサッカーは、

ジダン=「あー知ってる知ってるー」
ベッカム=「聞いたことあるかも」
フィーゴ=「聞いたことあるような、ないような・・・」
ザビエル=「ハ?」

この程度だ(推測だが)。

だから、一般人は
フランス代表=ジダン+それ以外

という認識しかない。
これでは見ていて面白いわけがない。
プロ野球をあまり見ない人が、東北6大学野球を見るのと同じぐらいつまらない。

というわけで、視聴率は意外に伸びないだろう。

ただ、
日本戦ともなれば、話は別だ。
ルールなど知らなくとも、日本戦は国をあげてのお祭りのようなもの。
日本は島国ゆえ、こういったときの連帯感はすさまじいものがある。
それに、日本には、こういった国全体が盛り上がる機会があまりない(敗戦以来)。

なので、日本の試合はもちろん盛り上がるだろう。

最後に、韓国との友好について。
これもやはり、残念ながら、大会閉幕とともに機運が下がりそうだ。
芸能人(韓国語を学んでいるSMAPの草ナギとか)の奮起次第、ということになろう。

とにもかくにも、開幕。

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