更新日: 2003/10/01
プロ野球のキャンプが始まった。
カープは、これまでの(アメリカのアルカイダ兵に対する処遇のごとき)管理教育をやめ、
山本浩二監督曰く「何も禁止しないよ(笑)」とのことらしい。
阪神がパチンコ・映画などを全面禁止しているのと、全く対照的だ。
それ以前に、日南にはパチンコ屋とか映画館なんて無さそうな気がするが。
禁止じゃなくて、不可能ってことじゃないのか?
浩二ちゃんよ。
毎日、練習の後には宿から何kmも離れた温泉まで歩いて行ってる選手とかもいるし。
温泉行くのに何kmも歩くか、普通?
キャンプといえば、カープファンにとっても、それ以外のファンにとっても、忘れられ
ないのが 1999年の地獄のキャンプ。
大下(=鬼軍曹)・正田などのコーチ陣と、それを操るナンチャッテ監督・達川。
二度とこのような醜態を繰り返さぬようにしてほしいもの。
一応、この年のキャンプでの出来事を並べておきます。
【2月】
1日
・キャンプイン。監督『胃に汗をかく練習をおこなう』。
・(当時)新外人のディアス『一生のうちでこんなに練習をしたことはなく…』
・練習メニュー(午前)…ランニング9:30〜11:00。飯は急いで食べられる麺類に。
・うがいのチェックまで管理する徹底ぶり。
・この後、休みは11日まで無し。
2日
・ディアス故障。新人選手と同じ軽めのメニューに変更。
・キャンプをリタイアした場合、その時点で罰金を取られることになる。
・達川監督から「やる気が見えない」とされた若林・福地・福良選手が、居残りノック。
3日
・小山田(新人)がリタイア第1号となってしまう。
4日
・木村拓也、サードの守備位置で100分間ノックを受ける。本人は満足。さすがだ。
・カープのキャンプに帯同しているアマチュア選手に、達川監督がラブコール。
・だが、口々に断られる。監督『練習がキツいから、ということだった』
6日
・兵動選手は送球が悪く、大下コーチのカミナリが落ちる。
・だが、実は右肘痛であった。
7日
・兵動がリタイアで広島帰還。のちに手術を行うことになる。
・手薄になった選手を補うため、新人を急きょ1軍に昇格させる。
・首脳陣『選手が張り切りすぎて、オーバーワークとなっている』
8日
・福良がリタイア。
・山内がリタイア。
・瀬戸も故障していた。リタイアはせず。
・見るに見かねたのか、コーチ陣がこの日の練習を午前中できりあげさせる。
・大下コーチ『13日からは、さらに中身の濃い厳しい訓練となる』
9日
・この時点で、野手35人のうち残っているのは24名。別メニューの新人を除くと20人。
・怪我人続出について、達川監督『紅白戦ができないかもしれない』
・さらに達川監督『だらしがない。何やっとるんじゃ!、と言いたい』
・身から出たサビ。
10日
・リタイアした山内が、朝6時のバスにて強制送還され、広島へ。
・監督の談『野球に対する考え方に甘さがある』
・首脳陣の指示により、河野が丸刈りになる。
・11日の天気が雨という予報に、思わず頬が緩む選手たち。
・新井(新人)がリタイア。
*この日達川監督、地元TVに出演し、これまでの出来事を総括する。
・『怪我人が多くて紅白戦ができないというのは冗談』
・『主力で故障している選手はほとんどいないので大丈夫』
・『練習中に私語がないのは、疲れてものも言えないぐらいの状態だから』
・『明日(11日)雨だったらどうするかは言えません』
11日
・雨という予報は外れる。(笑)
・吉年投手が扁桃炎で休み。
・最初に風邪をひいた者は3万円の罰金のはずだったが、撤回された。
・西田(コーチ)が、数日前に風邪をひいていたからだと思われる。
・紀藤投手、明日の休日について『ウキウキした気分はない。休み明けが恐怖だもん』。
12日
・やっと休み。
・だが歓迎式や写真撮影などで、休む間もなし。。
13日
・西山捕手、夕食の席で頭を「丸刈り」にすることを提案。ペルドモ選手のバリカンで。
・その西山『酔った勢いでやってしまった。とんでもないことをしちゃったよ』
14日
・選手の間で丸刈りが大流行。若手選手4人が次々と。
・バレンタイン。選手に届いたチョコの総数は150個(松坂1,200個、イチロー180個)
・150個のうち100個は、広島中央郵便局の女性職員から。
・紀藤投手には、栄養ドリンク1本が送付されたらしい。
16日
・佐々岡投手が302球も投げ込む。
・前田も好調。『私の事はええんじゃ。ほっといてくれ』
17日
・2度目の休養日。
・江藤(現巨人)は大下ヘッドに頼んで30分間の集中ノック。
・福地は3時間半の練習。
19日
・大下コーチ『死ぬかわからんぞ』
・野村(カープの申し子)、ランチタイムにも守備練習。
・その野村、守備練習中にグラブを投げ捨て、素手でノックを受ける(素手ノック事件)
・2軍で紅白戦。
20日
・1軍でも紅白戦が無事行われる
・ついに野村が故障。
21日
・グラウンドに清めの塩が撒かれ、大下コーチも神社を訪問する。
・岩崎選手が初めて外野守備についたが、動きが緩慢との理由で約10分で交代させられる。
・達川監督がテレビ出演。
・監督『自分が現役の時は練習をさぼったが、選手にはやらせなければいけない 』
・監督『実は選手は今年も夜間練習をやっている』
22日
・強制送還させられた山内が、キャンプ地に再び戻る。
・丸刈りがさらに伝播。10人近くが丸刈りとなる。
23日
・休日。
・だが、江藤・山内・田村・嶋・広池ら9人は練習を続行。
・山内はここで休んだら、また強制送還食らいますわな……
・考えようによっては、大下コーチなんかは1日たりとも休みが取れないような……
・その大下『これで上手くならなかったら、罰が当たる』
25日
・町田が故障。
・紅白戦の予定があったが中止に。
・監督が言い訳『体づくりなどが、試合のできる所までいってない』
・さらに言い訳『僕も大下ヘッドも、味方同士で試合をするのは好きじゃない』
26日
・キャンプ打ち上げ(終了)。
・大下コーチ、調子を聞かれて『調子はですね、、カラ元気です』(?)
・佐々岡投手が304球の投げ込み。
#達川監督、キャンプを総括する。
・『Yes, We Can というキャッチフレーズで、俺達はやれる、という風にしてきたが……』
・『どっちかというと、俺達はやらされている、というような感じがある』
・『佐々岡は今年は絶対にいい』
・『紅白戦はあまり好きではない。ということで、1試合しかやらなかった』
・『100点満点のキャンプ。』…だが、故障者続出。
こんな感じで「地獄のキャンプ」は過ぎた。
カープの場合、午前中の体力作りにやたら時間をかけるので、そこでの怪我が多発した。
逆に、それを乗り越えて、しかも午後にも自主的に練習に取り組んだ選手は、ほぼ例外なく
成果を出している。
これを教訓として、今年もコーチ陣には特にがんばってもらいたい、と思う。
休みもないからね>コーチ陣
それにしても、江藤ってメチャクチャ練習してたのね。
スターバックスコーヒー、という店をご存知だろうか。
シアトルで生まれた、いわばコーヒーの一杯飲み屋だ。
日本の都市部ではものすごい勢いで進出しているが、山間部には出店しない。
なので、山地に住む人は「何それ?」という状態かもしれない。
ちまたではスタバと略され、他店に比べて単価がやたら高いにもかかわらず、
うまいこと日本人の集団心理につけこみ、今や平野部で知らない者はいないほど
大ブレイクしてしまった企業。
スタバを知らないとバカにされ、マニアックな注文方法を知っていると尊敬の
まなざしで見られる。
この傾向は特に女性に顕著のようで、ほかにベローチェ・ドトールコーヒー・
シアトルズカフェ・タリーズコーヒーなどの他店名を列挙しさえすれば、ハッタリを
利かすことができるかもしれない。
「ああ、ここのラテの味はねぇ、、ドトールよりちょっとコクがあるねえ・・・」
などと出まかせを言えば、鉄道オタクでも、北方領土オタクでも、周囲の異性、
特に女性に好かれること間違いなしだ。
そして、一度好印象を与えてしまえば、こちらのもの。
「ハッハッハ、タリーズコーヒーってタリーよなー、なんつっちゃってー」
という河村隆一ばりの偉そうなギャグにも、女性陣はキャハハハと笑って応えよう。
女性だけではなく、スタバは同性の人間をも尊敬させる力を持っている。
かくいう私も、ひそかにそれを狙っている一員だ。
友人を連れてスタバに出向く。
連れ「俺こんな店来たことねえからよ、何頼んでいいかわかんねえよ」
私「じゃ、俺と同じやつにしろよ」
店員「ご注文は」
私「トール、モカ・フラペチーノを2つ。あとエスプレッソ1ショット追加で」
連れ「なんだか難しいな」
私「慣れちゃえば簡単だよ。まあ、ほかにもいろいろあるけどな」
こういうことが、何度かあった。
注:トールとは、容器の大きさ。Short, Tall, Grandeの3種類があったはず
だがここだけの話、私はこれ以外のメニューを頼んだことがない。
ほかのメニューを知らないのだ。
おまけに、フラペチーノとはマックシェイクのようなもので、冬に飲むものではない。
冬場に頼むと、逆に白い目で見られるか、もしくは販売自体されていないかもしれない。
私「トール、モカ・フラペチーノを2つ。あとエスプレッソ1ショット追加で」
店員「すみません、モカフラペチーノはいまお出ししてないんですよ」
私「えっ!!な、なん、、あっと、じゃぁ、いいです…」(去る)
かっこわりー(笑)
冬は好きだけど、フラペチーノが飲めないのが痛い。
あと、関係ないけどスタバに限らず、甘いものを出す店では、飲んだあとに「うがい」が
できるスペースが欲しかったりする。
スタバは、特に甘いものを出す。
歯医者と資本提携でも結んでるんじゃないかってほど、甘いものを出す。
だから、せめて虫歯防止のために、口をゆすぐ施設が欲しい。
それがダメなら(当然ダメだろうが)、せめて水を一緒に出して頂きたいと思う。
私「トール、モカ・フラペチーノをエスプレッソ1ショット追加で。あと水を…」
あと、フラペチーノは「フラペ」などと略す人もいる。
トール、モカ・フラペ。ここまで言えれば、上級者と言えるかも。
専用のマグカップを持っていけば安くなるらしい。ここまで来たら逆にオタクか?
キャンプのことを書いたけど、「別に地獄じゃないじゃん」とお思いの方もいるかと
思うので、少し補足を。
秋のキャンプについての内容も含まれています。
ちなみに、大下コーチも達川監督も同じ広島県・広島商業高校の出身だ。
その野球部・教訓の一部
本当に「平和都市」か!?
それとも、戦前にできた教訓とか?
さすがは、昔大本営のあった場所だ。
そうそう、広島商業高校は、、
今年の春、センバツ高校野球に出場します!!
実に楽しみだ。
p.s.
全然関係ないけど、
水曜のニッポン放送系列「オールナイトニッポン・スーパー」で、
公共電波を私物化して、カープの応援放送を繰り広げている人たちがいると聞いたん
だけど…(汗)
5日ほど日記が滞ってしまいました。
掲示板に書いたことなんですが、日記。いままで隔日更新を貫いてきました。
だけど、さすがに限界というか、時間と労力が足りなくなりました。
ネタにしたい題材、つまり
「世間知らずの管理人に叩かれるべき運命を宿したネタ達」
は豊富に転がっているこのご時世、日記を縮小営業(?)するのは非常に辛いの
ですが、これからは、本当に暇なときにしか日記は更新しません。
これからは、掲示板などが中心になると思いますが、書きたいことがあったら
日記を更新するという、非常にわがままな更新形態を取ります。
今まで更新を見守ってくれていた方々、ならびにサーチロボットども。誰だか全然
分からないけど厚く厚く御礼申し上げます。
特に、最近「ReadMe!」から来てくださった方には、いささか短い付き合いしか
できませんで、申し訳ないです。
でも、完全に終わったわけじゃないし、過去半年にわたるネタはもちろん残します。
ただ、更新頻度はかなり下がることをご了承ください。
って内容を掲示板にも書いたんですが、かえってアクセス数が増えてる…
どういうこと?
いままで、ReadMe!提供の、「日ごとの日記のアクセス数」を綿密に記録して
保存しています。
機会があったら、統計・傾向でも書こうかと思います。
前回の日記で、シアトルズ・カフェと書いた記憶があるのですが、間違っている
という指摘を0件受けました。
正しくは、シアトルズベスト・コーヒーだそうです。
聞いたこともねえよ、そんなコーヒー屋。
だいたい何がベストなんだよ。ベスト電器じゃあるまいし。
何でもかんでも自分らが一番(best)って思ってるところが、いかにもって感じだ。
あと、詳しい人によると、ほかにも外資系コーヒー屋はいろいろあって、
「エクセルシオール・カフェ」
「セガフレード・ザネッティ」
などもあるらしい。ますます知らねえ。
読めねえよ。
UFJすら覚えられない国民も多いなかで、逆効果だと思うけど。
だから、いつまでたってもチョイ役でしかないんだな。
以前、日記のネタには困らないって書いた。
もちろん、今回の日記縮小は、ネタがなくなったからでは、決してない。
だけど、あてにしていたネタ達が、相次いで謀反を起こしたのもまた事実。
ちなみに、もう一つ楽しみにしていた、横浜ベイスターズの外人の名前。
さすがベイスターズ。いました。
グズマン。
俺にぴったり、イヤ、っていうか、これほどロコツな外人を持ってくるとはさすが
横浜。
昔、カープにグスマンっていうのがいたけど、この人と同じスペルだ。
どちらもGuzzman。
カープのほうは、さすがに「グズ」じゃ印象が悪いと気を利かせて「ス」にした
んだろう。
しかし横浜は、笑いを取るためなら、印象など惜しまない。
プライドも惜しまない。
契約金も惜しまない。
世間体も全く気にしない。
上方のお笑いに押されっぱなしの関東。
吉本興業、東京へ進出。
明石家さんまがいる。
ナインティナインもいる。
じゃあ関東は?
……。
ここで意地を見せよ!
という340万横浜市民の願いが通じたのか、ついに横浜も切り札を出してきた。
これまでも、数々の笑えるネーミングセンスを持った外人を、横浜は連れてきた。
しかし、今回は別格だ。
私は横浜ファンではないが、諸手をあげて歓迎したい。
さて、話題がそれたが、
以前、宇宙について私が以前書いたテキストは
宇宙創世記が1〜6まで
宇宙終末論が1〜5まで
の2つ。
このうち、1個ファイルが欠けたのは宇宙終末論のほう。
1つ欠けると、全く意味がわからなくなってしまう。
ただ、宇宙創世記のほうは、まだ無傷で残っていた。
というわけで、今回、これを1〜6まで一括アップと大盤振る舞い。
#1話1話は短いんだけどね
時間がないので、原文そのまま、加工せずにコピーペーストしてます。
私の2浪時代の、パソコン通信のログです。
自分の書いたものなので、引用符とかは一切ありません。
ではどうぞ。
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01511/01522 VFF14771 Silence 宇宙創世記1
( 1) 96/06/20 13:20
最近、「宇宙はどのようにして生まれたか」に関する本を見つけ、興味深いと
思ったのでアップしてみました。 興味のある方はどうぞ(^^)
また、「ここは間違っている」と思われた方は、ご指摘下さい。
1.宇宙誕生 10^-44 (10の-44乗) 秒後
最新の「宇宙創世論」は、アレキサンダー・ビレンキン氏によって提出された
「無からの宇宙創世論」である。
現在、宇宙は「無」から生まれたものと考えられている。
「無」とは、時間・空間・物質・エネルギーのない状態であると彼は定義した。
常識的に考えると、「無」からは何も生まれてこないように思える。
しかし、量子論(物質は全て、波のような性質を持つという考え)によると、
非常に短い時間の中では、時間や空間やエネルギーが一定の値を取り得ず、常
に「ゆらぎ」があることを明らかにしている。「無」から、真空のエネルギー
が高い「超ミクロ宇宙」が、トンネル効果(ミクロの粒子は、ごく短い時間の
間にエネルギーの壁を通り抜けることができる)によって突然生まれた。
その直径は、量子論的に許される最小の長さ、つまり 10^-34 (10の-34乗) センチ
であり、量子論的に許される 10^-44 秒後から突然始まった。
01514/01522 VFF14771 Silence 宇宙創世記2
( 1) 96/06/21 10:42
2.宇宙誕生 10^-36 (10の-36乗) 秒後 その1
トンネル効果によって生まれた超ミニ宇宙は、高い真空のエネルギーを持ってい
た。このエネルギーは、斥力となって空間を急膨張させる。これが宇宙のインフ
レーションである。
インフレーション膨張は、この直後に起こるビッグバン膨張より、はるかに激し
い。これによって原始宇宙は、10^-34秒の間に10^29倍の大きさに膨らんだ。もち
ろん光の速度より速いため、光子の運動を追い越してしまう。
物理学で考えられる「真空」とは、エネルギーが最低の状態のことである。膨張に
よって宇宙の温度が急激に下がり、ある温度に達すると、「真空の相転移」という
現象が起こる。(水が0度を境にして氷へ変わることも相転移という)今までの、
古い真空が、より新しい真空へと相転移するのである。このとき、新しい真空と古
い真空とのエネルギーの差が熱として解放される。
しかし、水が0度になっても、すぐには氷に変化せず過冷却となるように、宇宙の
一部が相転移せず、古い真空のまま止まっていることがある。この状態が続くと、
解放されるはずの真空のエネルギーがたまり、そのエネルギーが原動力となって膨
張を加速するのである。
01550/01550 VFF14771 Silence 宇宙創世記3
( 1) 96/06/22 14:02
3.宇宙誕生 10^-36 (10の-36乗) 秒後 その2
インフレーションの最中、宇宙では真空の相転移が起こる。しかし、それは宇宙全
体で起こるものではない。水が凍るときも、小さな氷の核ができ、それが広がって
いくのである。
ここで、新しい真空に押し潰されそうになった古い真空の領域が、またインフレー
ションを起こして別の「子宇宙」として進化していく。「子宇宙」からは「孫宇宙」
ができる。これを「宇宙の多重発生」という。本当ならば、我々が住んでいる宇宙
も、無数につくられた宇宙のひとつに過ぎないのかも知れない。
横浜・程ヶ谷 Silence(VFF14771)
01556/01556 VFF14771 Silence 宇宙創世記4
( 1) 96/06/23 01:43
4.宇宙誕生 10^-34 (10の-34乗) 秒後
インフレーションによって急膨張するのは、高いエネルギーを持った古い真空であ
る。つまり古い真空のエネルギーが多量に蓄えられているのである。
真空が相転移を起こすと、このエネルギーは一挙に解放される。こうして、相転移
後の宇宙は光のエネルギーに満ちた火の玉となった。この瞬間が、「ビッグバン」
なのである。
各物質は、このビッグバンのなかで作られていった。相対性理論によると、エネル
ギーと物質は互いに自由に転換できる。ビッグバンの際に、光の中から、X粒子と
よばれる素粒子と、その反粒子が多量につくられた。
やがてX粒子と反X粒子は壊れ、現在の物質の最小素粒子であるクォークとレプト
ン、およびその反粒子が作られたのである。クォークとは陽子や中性子などを作る
素粒子であり、レプトンは電子やニュートリノなどをつくるものである。
横浜・程ヶ谷 Silence(VFF14771)
01561/01561 VFF14771 Silence 宇宙創世記5
( 1) 96/06/23 13:42
5.宇宙誕生 10^-5 (10の-5乗) 〜 180 秒後
粒子と反粒子は、出会うと消滅してエネルギーに戻ってしまう(対消滅)。宇宙の
温度が下がるにつれ、クォークと反クォーク、レプトンと反レプトンも対消滅を始
めた。
もし粒子と反粒子とが全く同じ性質を持っていたら、ビッグバンでつくられた全て
の粒子と反粒子は、消滅してしまっていたであろう。ところが、自然界では、反粒
子が10億個つくられるとすると、粒子が10億+1個つくられる(CP不変性の
破れ)。
宇宙誕生から0.00001秒後、宇宙の温度が1兆度まで下がったとき、宇宙に再び相転
移が起きた。これによって、それまで単独で飛んでいたクォークが、3個集まって
陽子や中性子などのハドロンをつくったのである。
さらに宇宙誕生3分後、温度が10億度まで下がったとき、今度は陽子と中性子と
が結びついて様々な元素の原子核がつくられた。このときも、もし宇宙がゆっくり
冷えていたら、全ての陽子や中性子は、最も安定している鉄元素になってしまった
であろう。ところが宇宙はビッグバン膨張の最中にあり、宇宙の温度は急激に下が
っていた。
このため、陽子や中性子からは水素や重水素、ヘリウムといった軽い元素だけがつ
くられていった。星は現在、主にこの水素を燃料として輝いている。
横浜・程ヶ谷 Silence(VFF14771)
01574/01588 VFF14771 Silence 宇宙創世記6
( 1) 96/06/24 02:25
6.宇宙誕生 10万年後
宇宙全体が何億度もあった初期宇宙において、原子核と電子は原子を作ることがで
きず、バラバラに飛び回っていた。この状態を「プラズマ」という。「プラズマ」
の中では、光が電子に散乱されるため、宇宙は不透明であった。これは、霧の中で
ライトをつけても、霧で光が散乱されて先が見えないのと同じことである。
宇宙が作られて10万年後、温度が1万度までに下がると、これまで勝手に飛び回
っていた電子が原子核に引き寄せられて、核の周りを回り始める。これにより、光
は散乱されることなく自由になり、宇宙は透明になった。
宇宙のあらゆる方向からやってくる同じ波長の電波(宇宙背景放射)は、晴れ上が
った瞬間の宇宙から放出された光の名残りなのである。
次回からは、宇宙終末論としてスタートする予定でいます。
アップの間隔が半日でしたね(^^;1日おきと言ったはずが。
横浜・程ヶ谷 Silence(VFF14771)
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以上です。
興味のない人、失礼しました。
でも、ある意味世界史であり、日本史でもあるわけで。
わずか3分の間に、いろんなことができるもんですね。
時は金なり。
オリンピックの最中に、こんな話題もどうかとは思うが、、
ワールドカップ・サッカーが近い。
実は最近、私はネットサーフの途上で、衝撃的なサッカーサイトを知った。
とあるサッカーマンガ、を紹介するサイトだ。
といっても、キャプテン翼ではない。
あれはバッタモンだ。
キャプテン翼とは、本来的な「人間のサッカー」を描いてはいない。
また、別の視点からキャプ翼を批判しているサイトもある。このページを参照のこと。
たしかに、キャプテン翼も、中田英寿をはじめ、数々のサッカー選手に愛読されて
きたし、なによりサッカーをメジャーなものとした「功労者」には違いない。
それは認める。
しかし、そんなものは「言い訳」だ。
キャプテン翼は、全部において甘いのだ。
あれを読んで、サッカーを分かったつもりになっては、決していけない。
すべては、この漫画を見てから。
能書きを垂れるのは「それから」にしてほしい、と言うことだ。
このホームページに、全2巻のマンガの表紙絵が載っている。
ドリブルしている主人公が描かれているわけだが、
キャプテン翼などと違って、いかにもヤリ手、かつ冷静・明晰なプレーヤーに見えるはずだ。
だが、それはともかくとして。。
このホームページの隅から隅、その細部にわたるまで、じっくりと熟読することを強く
推奨する。
全てを読み終えたとき。
貴方(貴女)が本当にサッカーを理解した、と胸をはって主張できるようになる。
オフサイドなどのルールなぞ、知らなくたっていい。
現に、まともにオフサイドの判定をくだせる審判など、一握りだ。
たいていの審判は、有名なチームの肩を持ち、メジャーチームに有利な判定をする。
ルールなど、あってないようなもの。
ただ、真のサッカー通になるために。
心から「自分は、サッカーを満喫できる星に生まれ落ちた」と実感するために。
上に紹介したホームページを、避けて通ることはできない。
まさに、これこそが人間の生み出したサッカーなのである。
本来のサッカーなのだ。
考えても見よ。
サッカーとは、永い歴史とともにルールが整えられてきたスポーツだ。
しかし、いかにルールを作ろうとも、スポーツを理不尽なものにしてしまう。
それが人間というものだ。
「人間が作り出したスポーツ、サッカー。」
サッカーが分かり、
人間が分かる。
そんな一石二鳥を絵に描いたような、実に素晴らしい漫画を、私は薦めたい。
#断っておくが、私は平和主義である。
受験シーズンの到来だ。
とはいえ、すでに大半の私立大学は終わっていて、あとは25日頃からの国立を残すのみ
となった。
最近ではインターネットができて、同じ大学を目指す受験生同士が会話を持つ場が
できるようになった。
数年前では、自宅浪人などをしていると、志望校について語る友人がいないのが
辛いところだったが、最近ではパソコンさえあれば、その心配はいらない。
ただ、やはりというか、まともな会話は成立しないようだ。
つまり、
同じ志望校ということは、つまりはライバルである。
人生経験の浅い人間共は、ややもすれば将来に向かって貴重な友人・同窓と
なるであろう「ライバル」たちを蹴落とそうと躍起になる。
今日、大型掲示板2chの、大学受験掲示板を見てみた。
予想通りだった。
例えば、慶応の文系学部は、たいてい
に分かれる。
出願時期の頃は、A方式はやめろ、B方式はやめろ、の応酬となっていた。
理由は簡単。出願者数(競争率)を減らすためだ。
以下、商学部の受験生スレッドから要旨を掲載。
@「A方式は、東大京大一橋の滑り止めの連中が、数学でみんな満点を取るからやめろ」
A「B方式は、数学がないから競争率が高い。やめとけ」
といった具合。
で、たまに現役大学生が(偉そうに)登場していくが、彼等は受験生のライバル
ではないせいか、本当のことを言っていく。
B「数学が大学で必修で、教授も情け容赦ない」
C「一応基礎数学の授業もある。ただやっぱり大変かもね、全然数学やってないなら。」
といった具合。
そして、直前期になると現れるのは、こういう人間。
D「数学9割、英語6割、地歴1割未満でも受かるんでしょ?それでボーダー超えるし」
E「去年の数学は他の大学の問題かと思うくらい簡単だった。今年は絶対難化するね」
他の大学の問題かと思う、ってあたり、受験生なのに偉そうだ。
まあそれはともかく。お次は試験終了後。
F「英語くそ簡単。英語8割数学4割日本史4割?受かれ〜補欠でいいから、、」
で、ここらで検証。
#ちなみに、@〜Fの文字は機種によっては表示されない可能性あり。
まず@。
センター試験の数学で満点を取る人は、意外と少ない。文系ならば、なおさら。
東大などを受ける人は例外なくセンターを受けているはずで、センターよりは確実に
難しい数学を、ほとんどの受験生が満点通過するなどありえない。
それに、満点を取るような人間など、たいていは国立にも受かる。
つまり、その人らの合否は、当落線上の受験生には関係がない。
次、A。
たしかに数学がないと倍率が高い。合格最低点も高い。
しかし、トップレベル東大志望者のような、金メダル級の受験生が含まれない分、
ボーダーラインは落ちるだろう。
冷静に考えれば当たり前のことながら、受験生は情報に流されやすいせいか、
「じゃA方式にしよう」などと言う受験生もいた。
もっとも、「じゃAにしよう」という発言自体が、駆け引きなのかもしれないが……
次、BとC。これは実話のようで、本当に情け容赦がないらしい。
困ったものだ。
D。
通年の難しさで数学9割、英語6割取れる人は、5%もいないと思う。
E。
これは昔からいるが、典型的なパターン。
ところが、受験生はこういった情報に弱い。
就職活動でも、こういった情報は多かった。でも、みんなだまされる。
F。
これも昔からいるパターン。
また、これは試験中にもある(1科目終わった後の休憩時間で、必ず耳にする言葉)。
試験後の流行語は、「易化した」「8割は固いな」、などなど。
ところが、合格ラインはこの学部の場合、51%。
51%、つまり半分以上正解すれば、合格となる。
8割取ったら、ほぼトップ合格に近い。
このようにして、にわかトップ合格者が何百人も出てくる。
また、その逆もいる。
「ああー全然出来なかったよー」
というタイプ。
こういったタイプは頭のいい人に多く、だいたい結果は正反対となる。
「全然できない」と言っておきながら、成績優秀者欄に載ったりもするのだ。
また、簡単だったと言う人間に限って、落ちてたりもするものだ。
以上のものは、大半が「言葉のかけひき」だ。
こういう浅ましい真似をする連中が、いつの世の中にもいる。
自分の経験上、小学校にも、中学校にも、高校にも、予備校にも、大学にも、
専門学校にもいた。
つまりは、どこにでもいるのだ。
そう、ここは人間社会。
だが、こういった駆け引きは、あくまで目先の利益のみを追求しているに過ぎない。
欲を出しすぎているのだろう。
こういうタイプの人間は、あまり好かれないようだ。
こういった性質の人は、今からでも遅くはない。
下のトピックを見て、心を改めるべきだと思う。
ニュースなどで大きく取り上げられているが、スケートのショート・トラック1000m。
労せずして、金メダルを取った男。
スティーブン・ブラッドバリー(オーストラリア)。
オージーの国、さらには南半球で初めて、冬季五輪の金メダリストとなった。
まず、この男の経歴を。
1994年、リレハンメルでは銅メダルを獲得。
だが、ここから悲劇が……
その後のワールドカップで派手に転倒、他の選手の刃が刺さり、
4リットルの大量出血。右足に111針の傷を負う。長野五輪では平凡に8位入賞。
2000年のレースでも転倒、首を骨折している。
と、ものすごい経歴だ。
そして、今回のオリンピック。
【1次予選】
スタートの時、うまく静止できず、なんと3回もやり直し。
3回目失敗の後、審判が集まった。
失格か?、とも思われたが、お咎めなし。4回目でなんとかスタート。
一応トップで通過。【準々決勝】
おそらく、順当に行けばこの人は、ここで3位敗退だったはず。
最初から飛ばしてトップを守るが、途中で全員に抜かれて4人中4位。
カナダが田村を押して田村転倒、カナダ失格。
オージー2位で通過。【準決勝】
作戦か、はたまた実力の差なのか、最初から出遅れる。
最終周まで5人中5位。
バックストレートで中国に脚を抑えられ、韓国転倒。
最終コーナーではカナダ転倒、中国も巻き込まれ転倒。
寺尾ゴール。オージーは2番手でゴール。
寺尾とオージー、棚ボタの決勝進出に大喜び→画像
その後寺尾、疑惑の走路妨害判定で失格。
オージー1位通過。【決勝】
明らかに実力差。最終コーナーまで5人中5位。
ラスト1周は、他の4人に遅れること半周→画像
まず中国が転倒。
続いて、韓国がアメリカ、カナダを巻き込んで転倒。
オージー1位でゴール。ガッツポーズ→画像
この出来事は、我々にいろいろなことを教えてくれた。
そういう意味で、彼は「神」だ。
彼は、明らかな負け戦だと分かっていても、終わるまでわからんぞ、という教訓を
我々に伝授して下さった。
そしてまた、目先の勝利にこだわって他の選手の邪魔とかをしている人たち、
言い換えれば、さっきの話のようにセコい駆け引きばっかりしている人たちは、
こうなる、ということを教えてくれた。
まさに「神」だ。