史記/戦国策
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史記は前漢の武帝の時代、司馬遷(しばせん)の著した史書。
人物を重視した、「紀伝体」という方式で書かれている。
歴代皇帝に関する「本紀」、諸侯等に関する「世家」、個人の伝記である「列伝」
年表の「表」、諸制度に関する「書」からなる。
以後の正史の模範となった。

戦国策は、原著者がよくわかっていない。
書名も「国策」「国事」「短長」「長書」など様々呼ばれていた。
前漢末期の劉向(りゅうきょう)がそれを編集し、「戦国策」と命名した。
この書名が「戦国時代」の語源である。
史記も、戦国時代の記述はこれに多く拠ったと言われている。
ちなみに、「戦国」とは、もともとは"大国"を意味する言葉であった。



戦国策
馬陵の戦い前夜 -宣王と田臣思- 時代:戦国時代 BC341年ごろ
「…我因って陰かに韓の親を結びて晩く魏の弊を承かば、
則ち国重かるべく利得べく名尊かるべし。」
魏の衰退を決定付けた馬陵の戦いの背景。
海大魚 時代:戦国時代
自らの領地薛に城を築こうとする、
斉の重臣にして、半ば独立した勢力を持つ、靖郭君田嬰を、
斉の食客はいかに諫めたか。
項羽本紀第七-史記
鴻門の会前夜 時代:前漢(秦) B.C.206
鴻門の会直前の事情について。
鴻門の会(鴻門之会) 時代:前漢(秦) B.C.206
史記中の名場面、鴻門の会。
四面楚歌 時代:前漢(秦) B.C.202
垓下の戦いに、項羽の運命は尽きた。
漢の全軍から上がる楚の歌に項羽は逃亡を決意する。
史記最高の名場面、四面楚歌。
項王の最期 時代:前漢(秦) B.C.202
烏江のほとりでの、項王の果て様。
高祖本紀第八-史記
劉邦誕生 時代:戦国時代 B.C.256
是の時雷電して晦冥たり。 劉邦の誕生に関する伝説。
劉邦の人柄 時代:戦国〜秦
酒及び色を好む。
「嗟乎、大丈夫当に此のごとくなるべきなり」
劉邦の人柄に関する伝説。
呂后との結婚 時代:秦
「...人を相すること多かれど、季の相に如くは無し。願はくは季、自愛せよ。...」
呂后との結婚のエピソード。
劉氏冠 時代:秦
劉邦お気に入りのアイテム「劉氏冠」の話。
驪山への行程で囚人を解放す 時代:秦
劉邦の人間味を表す一話。
斉太公世家第二-史記
斉桓公 時代:春秋時代
最初の覇者となった桓公が即位することになった経緯と、
覇者たらしめるための政策を実施した名宰相管仲登用の経緯に関する記録。
晏管列伝第二-史記
管鮑の交わり 時代:春秋時代
最初の覇者となった桓公に仕えた名宰相管仲と、
管仲を推挙した鮑叔牙についての記述。
ここから「管鮑の交わり(強い信頼によって結ばれた友情関係)」という言葉が生まれた。
晏子 時代:春秋時代
斉の名宰相として管仲の次に必ず挙げられる晏子についての記述。
商君列伝第八-史記
商鞅秦へ入る 時代:戦国時代
秦が最強国となる基礎を作りあげた商鞅が秦に用いられるようになった経緯。
孟子荀卿列伝第十四-史記
荀子 時代:戦国時代
李斯・韓非などの師であった荀子に関する記述。
李斯列伝第二十七-史記
逐客を諫す(諫逐客書) 時代:戦国時代・秦
追放されそうになった李斯が外国からの客臣の追放を諫めた文章。
李将軍列伝第四十九-史記
李広の最期 時代:前漢
不運の勇将李広の最期。
太史公曰く -桃李言わざれど下自ら蹊を成す- 時代:前漢
司馬遷の李広の人物評価。
衛将軍驃騎列伝第五十一-史記
人臣たりて敢へて権を専らにせざるを見す 時代:前漢
対匈奴戦争に功のあった衛青の謙虚さを示すエピソード。


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