Aide Memoire 1301 of GrrrNeko BASE

つれづれなるまヽに、ひぐらしPCにむかひて、
こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなくかきつくれば、
あやしうこそものぐるほしけれ

家庭内IT備忘録

Saitek Pro Flight Yokeを認識しない

事象:
一昨年の12月末にSaitek Pro Flight Yokeと、同Pro Flight Rudder Pedalsを購入。
X Plane 10との組み合わせでフライトシミュレーターを楽しんでいた。
ただ、まあまあ大がかりなので、それほど高頻度にはやっていない。

今回も久方ぶり(約1年ぶり)に接続してみようとするが、ん?
Saitek Pro Flight Yokeが認識されない。
というか、USBを接続しても、パワーランプも操縦桿のタイマーも点灯しない。
USBを抜き差しした際のPCの認識音は鳴るので、正確に言えば認識しているが、使用できない。
一方、RudderはUSB接続でちゃんと認識している。

前回、ちゃんと使用できた実績があるので、すでにドライバーもインストールされているはずではあるが、もしかすると、しばらく使わなかったうちに、ドライバーが古くなったのかもしれない。
そこで早速、Saitekのドライバー・ダウンロードのページに行き、

  •  Selecting from: Pro Flight range
  •  Selected product: Pro Flight Yoke
  •  Selected OS: Windows 10 64 Bit

として、Download Driversからインストーラを走らせる。
順番通り進めていくと、「USBを差せ」という絵が出るので、YokeのUSBを差す。
しかし、何も起こらない…

YokeにはACアダプターの接続部分があるので、「あれ?ACアダプターって付いてたっけ?」と思いながら大捜索。
が、当然ない。
そもそもACアダプターなんて付属していなかった。
記憶の断片をたどれば、ACアダプターなんぞなくともちゃんと動作していた。

かなり手詰まりになってきたので、ググってみると、某サイトには「他のパネルを接続すると電力が不足して、認識しないことがある。こうした場合には、ACアダプターを使用すれば解決できる。」との記述が。
私は他のパネルは一切接続していないが、操縦桿とスロットルだけでも結構電力食いそうだし。
このまま認識しないのでは埒が明かないので、ACアダプター(PZ44UX、MC-YOKS-ACA)を買ってみることにした。

しかし、高い!
Amazonで見てみると、6,000円以上、ものによっては12,000円もする。
米国のサイトを見ても、60米ドルくらいするので、6,000円程度で出している業者は、ぼったくりではなさそうだ。
もはや、日本では販売されていない(どうやら日本で販売されなくなった理由は、Mad Catz社の2016年9月の事業売却にあるようだ。Mad Catz社は、シミュレータ部門をLogitech社に事業譲渡した。)ので、並行輸入品しか選択肢はない。
日本で販売していたとしても、やっぱり現地の定価が60米ドルくらいなのだから、少なくとも6,000円くらいはしそうだ。
仕方なく6,000円台で一番安いのを買ってみる。

ところが、結果的に見るとラッキーな「事件」が起こった。
注文後、「輸送中に破損したので、全額返金+800円でキャンセルしてほしい」という連絡があった。
仕方なく了承して、ただ、そのまま操縦桿が使えないのではどうしようもないので、再びAmazonで6,000円台の次点のACアダプターを購入すべく、注文確定ボタンを押そうとして、しばし考えた。

  前回使用できて、今回使用できなくなった。
  ということは、操縦桿自体の不具合か?
  だとすると、ACアダプターを入手しても認識しない可能性がある。
  そうなると、購入したACアダプターは無駄になる。
  2年保証の期間内だから、そうであれば操縦桿を修理すべきだ。

こうした仮説のもと、新たにACアダプターを購入するのはやめ、さらにググってみることにした。
まず、デバイス マネージャーで、ドライバーを直接認識させようとする。

某サイトに「付属のインストーラCD上のドライバーを、デバイス マネージャーで直接指定する」というものがあり、「インストーラCDなんて付属していたか?」と思いつつも、再び大捜索。そういうのが入っていそうな引き出しをまさぐっているうちに、RC-232Cケーブルのパッケージ・ホチキスで負傷しながらも見つからない。
そうだ。そもそもそんな便利なCDは俺のには付属していなかった。

次。Saitekのサイトからダウンロードするドライバーは自己展開してしまうので、直接認識させられない。
なんとか裸でドライバーが転がっていないか、探してみるがない。
解凍ソフトで「その場所に展開する」を行い、直接認識させようと試みるが、一切うまくいかない。

そして、ググっているうちに、ついに正解にたどり着いた。

解決策:

デバイスマネージャーでPro Flight Yoke (USB)ではない方を選ぶ!

以上。

正解は、このサイトにあった。ページの上から少しスクロールした緑色のイタリックの部分。

冒頭にあるように、PCの認識音は鳴るので、認識はしている。

  1. 左下のウィンドウズの旗マーク上で右クリック
  2. 「デバイス マネージャー」を選択
  3. 「ヒューマン インターフェイス デバイス」を展開
  4. Pro Flight Yoke (HID)に!がついている。「Pro Flight Yoke (HID)」を右クリック
  5. 「ドライバー ソフトウェアを更新」を選ぶ
  6. 「→ コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します」を選択
  7. 「→ コンピューター上のデバイス ドライバーの一覧から選択します」を選択
  8. 表示されているもののうち「Pro Flight Yoke (USB)」ではなく、もう一つの「USB入力デバイス」を選ぶ

なんなん?どんな引っ掛けやねん!

手順3で、試行錯誤を繰り返しているうちに「Saitek Pro Flight Yoke (USB)」ではなく、「不明なデバイス」と表示されてしまうことがある。「不明なデバイス」を右クリックでも行けるが、PCを再起動してやれば、「Saitek Pro Flight Yoke (USB)」と表示されるようになる。

ACアダプターも、インストーラCDも必要ない。
これで元通り、ちゃんと使える。
同じ日にもう一度認識されなくなったが、上述の方法で復帰可能。
それ以降は再び自動認識されるよう復帰した。

原因は不明ながら、そのほかの環境条件は一切変わっていないことから、おそらくWindows 10の定期更新によるものと考えられる。
(2017月3月5日)

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