家庭内IT備忘録
時を戻そう!激重地獄再び
症状:
ハードディスクのアクセスランプがつきっぱなし。
イライラMAXの激遅状態の再来。
今回は前回とは異なり、PCが飛んだわけではないが、IE11でタブを開きまくった結果、PCの反応が異常に遅くなったため、電源ボタン長押しで強制終了したことがきっかけと思われる。
その後、PC全体の動作が劇的に遅くなり、例のごとくハードディスクのアクセスランプがつきっぱ(前回同様CPUやメモリの使用率は低い)状態に。
前回の教訓から、ウイルスバスターをアンインストールしてみても改善せず。
解決策:
セーフモードからの「システムの復元」
結局トラブルシューティングからの「リセット」
<システムの復元>
「復元」だと間違って大事なファイルを消してしまった場合などには有効だが、これでシステムが元通りサクサク動くとは限らない。
「回復」だとアプリを再インストールしなければならず、面倒くさい。
システム構成だけ復元できる機能があればいいのに…
ググって発見!Windows 10でシステムの復元をする方法。「復元」と紛らわしいけれど、システムだけ復元してくれる、その名も「システムの復元」w
でも、検索ボックスを非表示にしているのでどうやればいいのか(普通に「タスクバー上で右クリック→検索→検索ボックスを表示」にすればいいだけだけど)。
ちゃんとそういう人にもやり方を説明してくれるWindows 10でコントロールパネルの[システム]や[システムのプロパティ]を素早く開く方法があるのです。ありがたや。
「Windows(田)キー+Pauseキー」で一気にコントロール パネルの「システム」まで飛べます。
左側の選択肢から「システムの保護」を選択。
すると、「システムの保護」のタブまで飛んでくれるので、あとは、「システムの復元」を押し、Windows 10でシステムの復元をする方法に書かれている通りに進めていくのみ。
とりあえず直近の復元ポイント(ちょうど重くなり始めたと思われる頃)まで「時を戻そう!」
初回は失敗。復元の準備に時間がかかりすぎて失敗した、というようなエラーが出る。
もう一度試みてみるが、ここで先ほど表示された直近以外の復元ポイントが消滅。
仕方なく、直近の復元ポイントで再チャレンジ。これも失敗。
もはや、ガチの完全「回復」(≒クリーンインストール)しかないのか…
<受信済みメールの避難>
ひとまず、OutlookのPSTファイルを避難させる。Outlook 2019の場合、ググってみたマイクロソフトのサポート・ページ(こちら)に記載されているいずれのパスでもなく、以下のフォルダに存在。
ローカル ディスク(C:) > ユーザー > (ユーザー名) > ドキュメント > Outlookファイル
ここにあるPSTファイルを外付けハードディスクにコピペ。
「システムの復元」だけならば、ユーザー・ファイルに影響を与えないはずだから、この作業は必要ないのだけれど、ガチ全「回復」覚悟のため。
<復元>
悪あがきで「復元」を試してみよう。
設定 > 更新とセキュリティ > バックアップ > [バックアップと復元]に移動 (Windows 7)
ここで大変残念なお知らせ。バックアップを設定していたと思い込んでいたが、1年半以上前で定期バックアップが止まっていた…。
定期的にバックアップを確認しておきたい。
<回復>
なので、最終手段。アプリ再インストールの手間がかかるが、確実な方法だろう。
「回復」とはあるが、実態は「リセット」。実際作業中はウィンドウに「このPCをリセットする」と表示される。
オイラはデータ類はすべて外付けハードディスクに置いてあるので、実損は少ないし、いちおう個人ファイルに影響を与えないオプションも存在するので、そちらで試してみる。
設定 > 更新とセキュリティ > 回復 > このPCを初期状態に戻す-開始する > 個人用ファイルを保持する
ところがこれも「お待ちください」のまま、何も起こらずやがてスリープしてしまう始末。
<(セーフモードからの)システムの復元>
仕方がないので、「PCの起動をカスタマイズする」から「今すぐ再起動」をクリック。いちおうShiftキーを押しながらクリックしてみたけれど、あまり関係ないかも。
しばらく待って表示される画面で、Windows 10でシステムの復元をする方法で案内されている通りに選択。ただ、BitLockerのくだりがなく、「スタートアップ設定」になり、次の手順を調べるためにそのままにしておいたら3分ほどで電源が落ちてしまった。
電源を入れ直して起動、左下のWindowsマーク(田)から電源マーク、Shiftキーを押しながら「再起動」。今度はすかさず、「スタートアップ設定」で「5)セーフモードとネットワークを有効にする」を選択。先ほど同様、「システムの復元」で「時を戻そう!」(選択肢が一つしかなくなってしまったことは変わらずだけど)。
すると今度は先ほどとは違う手応えが。先ほどの「システムの復元」のときには、「復元の準備をしています」でいつまでも準備し続けて、準備もへったくれもないまま、ずっと何もなされない状態だったが、今回は即座に
「Windowsのファイルと設定を復元しています。しばらくお待ちください 初期化しています…」
のターコイズバックに(エラーのときの明るいブルーバックと異なり、やや緑がかった青色の、処理中風の無地背景)。
そのまま放置、で無事「システムの復元は正常に完了しました。」
まだやや重い気がするが、ひとまず復元された模様。
しばらくこの状態で様子見してみよう。
(IE11の再インストール)
いちおう、IE11の挙動が今回の一連の原因のような気がするので、Internet Explorerが消えた!でも末尾に補足した、Windows10でInternet Explorer 11をアンインストール&再インストールする方法でIE11を再インストール。
(2020年11月1日)
<結局、リセット>
後日、というほど時間が経っていないが、ディスクアクセス・ランプがつきっぱなしで結構重い状況は変わらず、
Shiftキーを押しながら「再起動」。
→「トラブルシューティング」を選択。
→「このPCを初期状態に戻す」を選択。
→「個人用ファイルを保持する」を選択。
上記で設定から始めた時にはちゃんと機能しなかったが、再起動後の「オプションの選択」画面から上記の順でやっていけば、個人用ファイルは削除されず、Windowsがクリーン再インストールされる。
アプリ(Officeやウイルスバスターなど)も削除されるが、どのアプリが削除されたのかは一覧でデスクトップに記録されるようになっている。
ちなみに「個人用ファイルを残す」選択では、上記で記したOutlookのPSTファイルの避難は結果的には不要。OutlookのPOPなどの再設定は必要なので、手順を記録しておいた方がよいが。
アプリ再インストールの手間はあるが、やっぱりこれが一番確実。
元通り、サクサク動くようになった。
メモリ増設しても過信せず、IEのタブはあまりたくさん(目安は100くらい?)開かない方がよさそう。
(2020年11月3日)