Aide Memoire 1106 of GrrrNeko BASE

つれづれなるまヽに、ひぐらしPCにむかひて、
こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなくかきつくれば、
あやしうこそものぐるほしけれ

家庭内IT備忘録

Windows10が激重!!

症状:
ハードディスクのアクセスランプがつきっぱなし。
とにかく重すぎてハエが止まった挙句にウジでもわくかと思うほどの遅さ。

 せっかくメモリ増設して、非常に軽快に動いていたのに、いくつかのIEタブ(そこまで多くないが)を開いている状態で、Word と Outlook (ともに2019)をほぼ立ち上げたら、UNEXPECTED STORE EXCEPTION とか言ってブルースクリーンになり、情報を収集しだして勝手に再起動。

 その後は、Windowsの立ち上げすらままならないほど激重プンプン丸。
 一回立ち上げるのに30分以上!!

 やっと立ち上がったとしても、ワンクリックの処理に5分くらい!!
 気が狂うかと思った…

解決策:
ウイルスバスター クラウドのアンインストール

 解決策は意外だった…

 何せ、Office 2019立ち上げで飛んだから、お世辞にも安定性が高いとは言い難いOffice 2019のせいだとばかり思っていたので、そちら方向ばかり探索していたのだが、結論から言おう。

「ウイルスバスターがサイトカイン・ストームを引き起こした」

 なので、ウイルスバスターをアンインストールしてやれば解決する。

CPU使用率が100%から下がらない原因はウイルスバスタークラウドだった」のおかげで、クリーンインストールを踏みとどまり、解決に導いてくれた。
 たもトピさん、本当にありがとうございます。

 もっとも、ウチの場合は、CPUではなくて、「ディスク 0 (C:ドライブ)の使用率が100%」ではあったが、基本は同根のようだ。

<症状の確認>
 まず、症状を確認:ディスク・アクセスランプが点灯しっぱなし(通常なら点滅するが、消える瞬間がなく、点灯したまま)

 とにかく激重環境下ではワンクリックが、めちゃくちゃ重要(笑)
 こうした環境下にあっては、どうやら「脳幹」に近いのは、左下のWindowsマーク「田」をクリック(←左ではないので注意)して表示されるメニューが最も反応が早く、確実性が高い模様。
 そこから「タスクマネージャー」を起動

 「タスクマネージャー」の「パフォーマンス」タブを開く。
 ディスク 0 (C:) がずっと 100% になっているのを確認。

 「タスクマネージャー」の左下「リソース モニターを開く」をクリック。
 「リソース モニター」の「ディスク」タブを開く。

 coreServiceShell.exeが一番目に来ている(通常の状態でも結構アクセスしているようで、復旧した状態でも2、3位ではあるが、おそらく通常時はSystemが一位のはず)。
 coreServiceShell.exeが一位に来ていたら、ウイルスバスター・クラウドの有罪確定。

<アンインストール>
 何度も言いますが、ワンクリック超重要。

 左下のWindowsマーク「田」を右クリック

 一番上の「アプリと機能」で行ければ、立ち上がる「設定」-「アプリと機能」の画面を下にスクロールして、「ウイルスバスター クラウド」を左クリック。からの「アンインストール」。
(なんだか、「アップデート中はアンインストールできません」とかダダこねる場合があるが、その場合はやむを得ず再起動して再チャレンジするしかない)

 「アプリと機能」がシカトされるようであれば、「設定」を選択。立ち上がるまでに時間がかかるかも。
 「設定」画面が立ち上がったら「アプリ」を左クリック
 あとは上記に同じ。

 アンインストールしただけでは、結果は変わらないように見えるけれど、再起動してみて。
 立ち上げ時はいつもみたいにドライブのアクセスが激しいけれど、ちょっと経つとアクセス・ランプが消える時間が長くなるはず。

<フォロー>
 「いやいや、ウイルスバスター、アンインストールはええけど、丸々3年契約残ってるし、どないしてくれんの?」ってなるよね。
 ワシも同じ。なので、再インストールしてみた。いまのところ、とりあえず大丈夫そう。
 いつ同じように「サイトカイン・ストーム」発症するかドキドキだけど。(一応トレンドマイクロ社にはクレーム入れときました)

<その他の治療法-あくまでも可能性>
 それにしても、平日仕事しながらだったから、フルには看ていられなかったけれど、仕事時間以外一週間つきっきりで看病して、あれこれ試して、やっと治った…マジ勘弁。

 もしかするとウイルスバスター クラウドのアンインストール・再インストール以外に「あれこれ試した」中に、治るのに貢献した何かがあるかもしれないので、一応メモ。

Sysmain (Superfetch)の無効化
 ハードディスクに不良セクタがある場合に、Sysmainのせいでディスク使用率が100%になることがあると、PC DEPOTさんの「タスクマネージャーのディスク使用率が100%になる場合の対処法」に記されているので、TeamCityさんの「Windows10 superfetchを無効に設定する方法」を参考に無効にしてみた。
 ただし、これではワシの場合はディスク使用率が100%から下がることはなかった…。

・Officeアプリケーションの修復
 UNEXPECTED STORE EXCEPTIONで唯一ヒットしたのが、マイクロソフト・コミュニティの「unexpected store exception ブルースクリーン」のページ。
 このページの「返信(6)」の津森美緒さんが回答している中に「Officeアプリケーションを修復する」というのがある。
 これもやってみた。そもそも、Outlookを起動した辺りでおかしくなったからね。
 なにやらぶっ壊れていたみたいではあったが、今回のワシのケースでは効果なかった。

・Dismからのscannnow
上記のマイクロソフト・コミュニティの津森さんの回答の中に、Dismからのscannowについても書いてあるのでやってみた。
 ちなみに、そこで必要になる「コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げる」方法だが、書かれている「Windowsキー(田)+Xキー」はCreators Update以降は利かない。
 ワシの場合はCortanaも無効化しているから、Windowsキー(田)または左下のWindowsマーク(田)左クリックで検索ボックスも表示されない。
 そんな時は、左下のWindowsマーク(田)をクリック。からの「ファイル名を指定して実行」。
 ここで「cmd」と入力して、単にEnterキーを押す代わりに、Ctrlキー + Shiftキー + Enterキー(3つのキーを同時に押す)と、コマンドプロンプトが管理者権限で実行される。
 Dismからのscannnowについては、「己で解決!泣かぬなら己で鳴こうホトトギス」さんの「DISM.exeとsfc /scannowでWindowsを修復する」が図入りで非常に分かりやすい。
 これも、何やら破損していたみたいなので、修復されたのでそれはそれでよかったが、今回のワシのケースでは、Dismからのscannowでは、ディスク使用率100%問題は解決されなかった。

(2020年6月7日)

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