Junior High Entrance Exam M104 of GrrrNeko BASE

つれづれなるまヽに、ひぐらしPCにむかひて、
こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなくかきつくれば、
あやしうこそものぐるほしけれ

4匹のネコの受験戦争

新6年で転塾(SAPIXから希学園へ)

小5の2月(新6年の始め)からは希学園に転塾した。

 SAPIXでは自宅学習の時間が長くなり、ゴマは家にいるととってもダレるのは目に見えており、このままでは開成は無理だと考え、最後の一年間はがむしゃらにやってもらうべく、希に転塾したのだ。

 ゴマの場合は、算数塾の選定でお話しした通り、算数について潰しが効かないことが大きなネックになっていた。受験の最後の1年というところで、高木塾方式から「伝統的な」方式に転換させるのはどう考えても得策とは思えなかった。

 小5の12月に希に聞きに行ったときは、対応してくれた「責任者」だという事務員さんに、「今までの比での解き方はすべて忘れてもらって、一から公式を学びなおしてください」と言われたので、「こりゃだめだ」と思って早々に話を切り上げて帰ってきた。

 12月に受けた希の入塾テストを兼ねた公開テストでは、H1(ハイワン)という、入塾は許されるものの最底辺のクラスだった。志望校を聞かれ、「一応開成を狙っています」と答えたものの、対応した事務員さんの横で傍聴していた別のやや年配の女性の事務員さんに鼻で笑われ、その女性事務員はすぐにどこかへ行ってしまったことも、希の印象を悪くしていた。

 しかし、パパねこの勤め先の隣に座っていた女性のお子さんが今年受験で、希に通っているとのことだったので、話を聞いてみると「希の先生は柔軟で、そんなことは言わないはず」とのことだった。その同僚の女性には二人お子さんがおり、二人とも希に通わせ、上のお嬢さんは見事JG(女子学院)に合格している。

 しかも、ご本人は京大に現役合格するも、お父様が下宿に反対なさったことで京大の入学を辞退されたという、元祖スーパー・リケジョであり、パパねこは非常に尊敬している。そんな方が希を非常に高く買っておられるので、これは(事務員さんではなく、先生に)もう一度よく話を聞いてみる必要があると思ったわけだ。

 同僚女性も、息子さんが今年受験で、他人のことなど構っていられないような状況にも関わらず、わざわざお嬢さんを通じて希の算数の先生をご紹介下さり、もう一度希に話を聞きに行くことになった。

 実際お話を伺ってみると、果たして同僚女性が仰っていた通り、事務員さんと違ってまったく頑なではなかったし、とても話の分かる方だった。(後日補足:希は長時間塾におり、生徒との距離が近いこともあり、先生に愛称が付いている。この時に応接してくださったのは「りんご」先生だった。)

 SAPIXではクラスこそ最上位のα1にギリギリ届くかどうかというα2上位に付けており、いくらなんでもH1はないだろうと思っていた。
 そこで、そのときはまだ希にする可能性は低かったものの、ただ鼻で笑われたのも癪に障ったので、リベンジを兼ねて1月の公開テストも受験してみた。結果はS3(エススリー)に上がった。これは、年末年始のインフルエンザ特訓(スキーに行く予定がゴマのインフルエンザでキャンセルになり、それをいい機会と捉え、朝から晩まで「50分+10分」休憩でギッチリ勉強した)効果もあったのだろう。
 さらに、入塾直前に受けた2月の公開テストではS1(エスワン)になった。(最上位クラスはS0(エスゼロ)。)

 そんなわけで、2月新6年の初めから、S1クラスで希生活がスタートした。

(2017年3月6日)

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