Junior High Entrance Exam M103 of GrrrNeko BASE

つれづれなるまヽに、ひぐらしPCにむかひて、
こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなくかきつくれば、
あやしうこそものぐるほしけれ

4匹のネコの受験戦争

2月1日開成に行く!

 受験は来年だが、現場の雰囲気を感じ取るために、実際に2月1日の午前7時30分着を目途に、ゴマと一緒に開成に行ってきた。

 2月1日が平日か、土・日・祝日かによってもロジが変わってくるが、幸い今年も来年も2月1日は平日なので、同じ平日ダイヤでシミュレートできる。

 一番大きな目的はロジの確認だが、それ以上に大きいのは、「本人の自覚」だろう。

 結構朝が早いので、まず、家から駅までどのようなルートで行くのか。平日は通勤ラッシュと重なっているので、バスの場合、渋滞に巻き込まれるかもしれないし、かと言って歩きの場合、悪天候(例えば降雪の翌日)などのときに、現実的に何分かかるか、なんてことも考えなくてはいけない。我が家の場合、早朝でバスの本数が少ないので、車で駅まで送ってもらう、というのが現実的なようだ。

 次に電車。どのルートで行くか。複数ある場合はどの路線を使うのか。同じ区間を複数の路線が走っている場合も然り。開成の最寄り駅である西日暮里には、千代田線、山手線、京浜東北線、日暮里舎人ライナーが乗り入れている。

 例えば、柏方面から来る場合、千代田線への乗り入れで西日暮里に直行するか、常磐線緩行(各駅停車)を使い日暮里で山手線か京浜東北線に乗り換えるか、同じく常磐線快速(上野東京ライン)を使い日暮里で乗り換えるか、これだけでも3通り以上ある。

 横浜方面から来る場合も、同様に、京浜東北北行、山手線内回りに加え、どこで上野東京ラインから乗り換えるかを含めると、いろいろなパターンが考えられる。
 ちなみに上野東京ラインで日暮里を使う場合、日暮里には品川発着の常磐線快速しか止まらないので、横浜方面からそのまま高崎線・宇都宮線直通の上野東京ラインに乗り続けていると、エラい目にあいかねない。品川・東京でやっと空いたと思って安心していると、日暮里には停車せず、不必要に慌てるうえに、赤羽まで飛ばされて、激混みの京浜東北南行で時間も体力も無駄にしながら戻らないといけなくなる。

 パパねこは、ベストな路線として山手線を選択。
 上野東京ラインは運行形態が複雑化しており他路線の影響を受けやすく、南北に長いためどこかの駅で人身事故や車両点検などが発生すると目詰まりを起こしやすい。しかも西日暮里には止まらないので、結局赤羽か上野で乗り換えなくてはならない。
 京浜東北線も南北に長く、乗り入れの影響は受けにくいが、やはりどこかの駅でトラブルが発生すると目詰まりを起こしやすく、上野東京ラインよりも待避線(ターミナル駅などで同じ駅に複数の編成がホームに入線でき乗降可能)の数も少ないため、最悪駅間で停車して身動きが取れなくなる。
 千代田線も両端で小田急と常磐線と相互乗り入れ行っているため、他路線の影響を受けやすい。駅間停車リスクもある。
 そこへ行くと、山手線は最も運行本数の多い朝の通勤時間帯でも、おおよそ一駅一編成程度の運行となっている。ということは、上記の中で最も駅間停車リスクが小さい。

 山手線のどこに乗るのかも重要だ。わざわざ激混み車両に乗る必要はない。
 最近は、JR東日本アプリで、運行情報(単に遅延や運転見合わせだけでなく、列車がどこを走行しており、何分遅れで走っているかなどもわかる)のほか、山手線の場合はどの車両が空いているのかまでわかるようになっているので、活用するに越したことはないだろう。

 しかし、JR東日本アプリを使用しなくても自明なこともある。山手線の階段は外回りならば後寄り、内回りならば前寄りに集中している。つまり、外回りならば前寄り、内回りならば後寄りに乗れば、通勤ラッシュの時間帯であっても、相対的に高確率で空いている、ということだ。

 事実、内回りの後寄り3両に乗車したが、座って西日暮里まで行くことができた。
 ギューギュートレインで、本番前に気合チェックする必要は皆無。

 さらに、西日暮里周辺で早朝から開いている退避場所(喫茶店など)をチェックしておくことも、このシミュレーションでは大切。気合が入りすぎて、早く着きすぎて時間を潰す場合、厳寒のなか外で待っていては、お腹ピーピーにでもなるのがオチだろう。

 もとい、このシミュレーションで最も大事なのは、上記でも書いた通り、本人の自覚。来年の今日このとき、俺はここにいる。そして合格を勝ち取るんだ、という気概を持つ。まあやる気スイッチのようなものですね。ゴマも感じるところがあったようですよ。

(2017年3月7日)

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