職員のお気に入りの絵本を紹介していきます。
クラスの子どもたちに読み聞かせた時の反応や、 自分が子どもの時に読んだ(読んでもらった)時のエピソード、 是非おすすめのこの一冊等々、連載したものです。
私が保育士になって一番最初に買った絵本が、この「よるくま」でした。園の本の部屋で見つけて、すぐにそのやわらかい絵とあたたかい文にひきこまれてしまいました。男の子がお母さんに話しかけるかたちで物語が進んでいくのですが、その様子がとてもやさしく、愛情がいっぱい感じられます。
「よるくま」は男の子の部屋に突然訪れた迷子のくまの子です。男の子はお母さんくまを探してあげようとあっちへ行ったり、こっちへ行ったり…。それでもお母さんくまは見つかりません。とうとう泣き出してしまった「よるくま」。「よるくま」の涙であたりは真っ暗になってしまいます。そこに1つの流れ星!!男の子は思わず流れ星に願いをかけます。その様子はとても奇跡的で子どもらしく、私が最も気に入っている場面です。さて、お母さんくまは見つかったのでしょうか?
この絵本は読んだ後、心がホッとでき、素直に優しい気持ちになれるステキな絵本です。是非、お休みの前など、お子様と一緒に読んでみてください。きっと暖かい感動に出会うことができると思います。