杉の子保育園

園便り

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「わたしのお気に入り絵本」

 職員のお気に入りの絵本を紹介していきます。
 クラスの子どもたちに読み聞かせた時の反応や、 自分が子どもの時に読んだ(読んでもらった)時のエピソード、 是非おすすめのこの一冊等々、連載したものです。

「ぼくは きみが すき」
至光社 いもとようこ さく
ぼくは きみが すき

 私は小さい頃から、父に本を読んでもらうのが大好きでした。父は日曜日にも仕事だった為、家に帰ってきたら、必ず一緒にごはんを食べ、寝る前に本を読んでくれ、触れ合う時間を大切にしてくれていました。
 小さい頃、読んでもらった本の中でも、好きな本はたくさんありましたが、杉の子保育園に就職して2年目に、今まで見てきた本の中でも一番好きになった本に出会いました。
 それが「ぼくは きみが すき」です
 『○○は、~が好き、だから~するの』という文章のくりかえしなのですが、ページをめくるたびに、笑顔になっている自分がいました。最後に、おひさまの好きなものがでてきます。私はその部分が一番大好きなのです。おひさまの好きなもの、何だか、わかりますか?それは・・・みんな です。最後はおひさまの下でみんなが気持ちよさそうに仲良くお昼寝をしているところで終わります。読み終わった後に、心がポッとあたたかく、やさしくなったような気がしました。いつも、こんなに心があたたかく、やさしい気持ちを忘れたくないなぁ…と思いました。
 短い文章の中にも、人として大切にしていかなくてはいけない“心”がたくさんつまった本だと思います。ぜひ、読んでみてください!