職員のお気に入りの絵本を紹介していきます。
クラスの子どもたちに読み聞かせた時の反応や、 自分が子どもの時に読んだ(読んでもらった)時のエピソード、 是非おすすめのこの一冊等々、連載したものです。
今回、私の大好きな一冊の中の「葉っぱのフレディ」を紹介します。
本の帯には、「わたしはどこから来て、どこへ行くのだろう。生きるとはどういうことだろう。死とはなんだろう。人は生きているかぎりこうした問いを問いつづけます。この絵本が人生を考えるきっかけになることを祈ります・・」と書いてあるように、この本には壮大なメッセージが込められています。が、まずはさらっと読んでみるのもいいかと思います。るにつれて、フレディと共に四季が移り変わっていくのを「夏はたくさん遊べるんだよね」「秋は葉っぱの色が変わるんだよね」と楽しんだり、フレディの葉っぱの色が季節とともに変わっていく挿絵や写真(この本は絵と写真が載っているので、わかりやすいです!)と同じ色の黄色や赤色の葉っぱを外に探しに行ったりと、四季や自然を感じる、また触れ合うきっかけになればいいですね。
今回書くにあたって、改めて読んでみると「ほーぅ、そうだったのかぁ」と、とても奥深い内容だったことに気がつきました。幼児期には少し難しいのかもしれませんが、なんとなくでも頭のすみに残っていたらいいかなと思う一冊です。
れんげ組(1歳児)では、「いないいないばぁ」や「やなせけいこシリーズ」「金魚がにげた」「ひろかわさえこシリーズ」などを繰り返し繰り返し読んでいます。子どもの中にも自分の好きな本というのがあるようです。そんな、「僕の、私の大好きな一冊」というのに出会えるためのお手伝いができたらいいなぁと思っています。