職員のお気に入りの絵本を紹介していきます。
クラスの子どもたちに読み聞かせた時の反応や、 自分が子どもの時に読んだ(読んでもらった)時のエピソード、 是非おすすめのこの一冊等々、連載したものです。
ちょっと古い本です。今から26年前に初版と書いてあります。ばばばあちゃんシリーズで おなじみの さとうわきこさんの作品です。わが家の5歳の娘が 何日か前に「よんで」ともってきました。おっこれ久々だな、と思って一緒に読みました。タイトルは、『おりょうりとうさん』・・・・色はほんのちょっぴりしかのせていない、えんぴつ書きの素朴な絵です。お休み日、とうさんは前掛けをしめて「今日は,とうさんがお料理しよう。そうだ、カレーライスをつくろう」と言います。ところが「とうさんじゃ いやだ、いやだ」とおなべや包丁やフライパンたちが逃げてしまいます。(足がはえたおなべたちに表情があって おもしろい絵です。)じゃがいもや人参たちも逃げ出します。とうさんは得意のあみをパッっとなげて つかまえて、やっとカレーライスをつくりました。ところが、できあがると、今度はかあさんも、こどもも「とうさんのはまずそう」って逃げ出します。今度もやっぱり あみでつかまえて「ひとくち たべてごらんよ。」と食べさせます。かあさんもこどもも とーーーってもイヤそうな顔です。でもね、食べてみるととってもおいしくってびっくり!!! 次の日、会社に行くとうさんのうしろから なんだかにぎやかな音がします。そう!おなべが ガシャ、泡立て器が ビヨヨン、まな板が ドスドス、じゃがいもが コロコロ・・・・。「とうさんが つかうんじゃなきゃ いやだ、いやだ」っておいかけるんです。 ・・・・と長くなりましたが こんなお話です。最後は プッと笑えるそんな絵本です。
それからもうひとつ紹介。ここ数年、私がはまっている絵本のシリーズがあります。それは、「ピーマン村の絵本たち」です。元、保育士の中川ひろたかさんの軽妙なことばと、大好きな 村上康成さんの絵です。2年前、作者の中川さんの話しとうたを聞く機会があって、ますます好きになっちゃったんですよね。(絵本の中の園長さんはご本人そっくりです。)このシリーズの絵本は、おっ、この季節にぴったり!っというものばかりで、ちょっとふざけたギャグみたいなものも入っていて、発想が どっか とぼけていて面白いです。今なら『よーいどん!』がおすすめです。他に、『さつまのおいも』『えんそくバス』『みんなともだち』最新刊に『ばあちゃん、すごい!』など・・。
P.S. わが家では、大体2週間に一度、図書館に行きます。絵本がいーーっぱいあって、適当に選んでも おっ これ、掘り出し物やん!と思うものに出会えます。子どももなかなか良いものを選びます。夏は涼しく、冬は暖かく、お金もかからないし、休みの日のおでけかけには、図書館っておすすめスポットです。土曜日だと、「おはなしの時間」があったり、時々タダで映画も見られます。