杉の子保育園

園便り

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「わたしのお気に入り絵本」

 職員のお気に入りの絵本を紹介していきます。
 クラスの子どもたちに読み聞かせた時の反応や、 自分が子どもの時に読んだ(読んでもらった)時のエピソード、 是非おすすめのこの一冊等々、連載したものです。

「おっぱい」
すずき出版 みやにしたつや 作・絵
おっぱい

 この題名に、思わず顔が ぽっ となったお父さんお母さんもいらっしゃったかもしれません。この絵本は、1歳くらいの子からひまわりさんまで、幅広く楽しめる短い絵本です。私も今の4歳児のこすもすのクラスで読んでみました。本当に、よくみています。
 最初はいろんな動物、ネズミ、ブタ、ゴリラなどのおっぱいがでてきます。子どもの数によっておっぱいの数がちがっていて、何の動物のおっぱいか、当てるのが楽しいようです。その1つ1つのフレーズに、「たくさん飲んで・大きくなーれ・やさいい子になーれ・元気な子になーれ」といった親の思いが書いてあります。
 そして最後にお母さん。そのページがくるのを子ども達は楽しみにしていて、開いた瞬間の何とも言えないはにかんだ顔、いけない物を見たような、見たいような・・・それぞれの思いがあるみたいです。そこには「僕がこの前までのんでいた おっぱい おおきく やさしく つよく げんきにしてくれた ぼくの大好きなおっぱい 今は 弟にすこしかしてあげる」と、男の子がちょっぴり甘えたそうに、でもぼくはお兄ちゃんだからという表情の絵が描いてあります。きっと子ども達も感じている、感じていた思いなんじゃないかな・・・と子どもたちの顔、表情をみたくなるすてきな一冊です。