職員のお気に入りの絵本を紹介していきます。
クラスの子どもたちに読み聞かせた時の反応や、 自分が子どもの時に読んだ(読んでもらった)時のエピソード、 是非おすすめのこの一冊等々、連載したものです。
野の花で飾られた、とってもステキな表紙を開くと、お花がいっぱいでやわらかな絵がひろがり、まるで野原にいるような気分になります。
この物語の主人公の「まり」ちゃんは、いつもお姫様になりたい。とおもっていました。そんなある日、「おひめさま城」からやってきた、お迎えの馬車に乗り、おひめさまになるためのお勉強をしていきます。
このお話は、春、ひまわりぐみでも読みました。女の子に限らず、男の子もすごくよく見ていた絵本です。絵の美しさに「ほーー」っと見入ったり、おひめさまの真似っこをして大笑いしたり、でも、最後はほっこり、嬉しい気持ちになって終わるステキな絵本でした。
おひめさまの勉強をする「まり」ですが、おひめさまといっても、世界各国、いろんなおひめさまがいます。そのために、食事のマナー(おはし・フォーク・手づかみ・寝そべって)をお勉強したり、実際の物語の中のおひめさまのエピソードにちなんだお勉強があります。(ガラスの靴を履いてかけおりる・ふとんのしたに豆があるのに気づく)ここはおとなも楽しめる部分です。
子どもたちが大好きな場面は、笑い方の練習をする場面です。「おほほのほ」と口に手を当てて笑います。一緒に、おひめさまになって笑うと、とても楽しいです。
最後に、世界中のおひめさまの中から、「まり」が選んだおひめさまは・・「のはらひめ」でした。(そのようおなおひめさまはいません)のはらでお友達と遊ぶ「まり」の会話・・
「まりちゃん、おひめさまの事よく知ってるね」この部分は、なんだか楽しい秘密を知っているような気分になります。そして、子どもも保育者もふわっといい気持ちになるんです。
「まあね」