海風通信 after season...

鎌倉花火!?




◆第13話『鎌倉花火』にて、最初の一発目にして今回最後の大玉として打ち上げられたミサイル状の花火という設定で使用されたもの。
 モデルとなったのは、「ナイキJ」と呼ばれる地対空誘導弾。アメリカのナイキ・ハーキュリーズ・ミサイル・システムを日本の航空自衛隊仕様にライセンス生産したモデルです。ナイキって、スニーカーとかのアレなの?なんて思ってたら、ギリシャ神話の勝利の女神である「ニケ(Nike)」からとったものらしいです。(スニーカーのほうもそうらしいけど。)なんせこの方面の知識って全く知ろうともしていなかったことなので、いろいろと勉強になりました。
 ナイキミサイルは、あの作品の発表時点で既にパトリオットミサイルに時代を明け渡していたことから、過去の遺物となったものを花火に転用した、という設定だったのですね・・・・。う〜む、当時はそんなコト考えもしなかったなぁ。それにしても、作品の描写とまんま同じ姿をしていますね。ここまで似せてきているとは思わなかったので、今日まであまり関連アイテムとして重要視していませんでしたよ。これはもっと早くに来るべきだったなぁ。
 このナイキJは、入間市の航空基地施設内にある歴史資料館・『修武台記念館』の屋外に常設展示されており、施設外からでもフェンス越しにいつでも見ることが出来ます。

 【オマケ】
 せっかくここまで来たことですし、ついでながら所沢の『航空発祥記念館』にも寄ってみることにしました。
 ヒコーキとか、正直あんまり興味が無かったのでホントに何の情報も得ていませんでしたが、なんとココにはナイの飛行機のモデルとなったノースアメリカン T-6(テキサン)や、『カブのイサキ』のパイパー スーパーカブの軍用型モデルであるパイパー L-21などが展示されておりました!しかも配色も黄色ですよ!(いずれも訓練機や練習機として使用されたことから、黄色だったのかな?)これにはテンション上がりました!最初は入館料払ってまで入るのは躊躇われましたが(←ケチめ!)、航空知識に疎くてもそこそこ楽しめたし、それだけのお値打ちは充分にありました。
 それにしても《テキサン》って、「テキサス人」って意味の愛称だったのか〜。(※T-6型がテキサス州で大量生産されたことから付けられたらしい。)
 世の中、まだまだ知らないことはあるものです。
パイパー L21。PA-18 スーパーカブ135相当の軍用型。 ▲ノースアメリカン T-6G。日の丸無ければそのまんまだー。
(2022年10月04日撮影)