海風通信 after season...

あきつ舞う尾根道




「だから今は こういった尾根道ばかり」というような趣きある道も、近頃はだんだんと少なくなってきたように思います。
 ここは海抜130mにある横須賀西海岸を見渡すことのできる、未舗装の尾根道。電柱あり、南国植物ありという、ヨコハマ・テイストたっぷりなロケーションが味わえます。
 この日は秋茜の集団飛来に遭遇し、トンボと並走するスカイラインの尾根道は、さながらカブのイサキの第14話「あきつ」のような光景となりました。
 思わず急いでカメラを取り出すも、構図を決めた頃には時すでに遅し。トンボはほとんど飛び去ってしまい、写真で辛うじて判別できるのは、一匹くらいでしょうか?もうちょっと、トンボまみれで走ってみたいところでした。

※「あきつ」(あきづ、秋津)とは、古来日本における「トンボ」の俗称です。
(2020年10月06日撮影)