小学校のうちから、まして低学年のうちから
勉強・勉強っていうのはかわいそう、って言われる方がいます。
きっと、そういう方にとっては勉強って
つらくてやりたくなかったことだったのでしょうね。
でも、例えば。
世の中にはこどもが歯磨きしないのを放置している親もいます。
そうして痛くて眠れないような虫歯になって歯医者に連れて行けば
こどもは泣き叫ぶということになります。
泣き叫ぶこどもが可哀そうとは思われないのでしょうか。
歯磨き習慣をつけてやり、半年に一度程度
歯科検診を受けておけばもし虫歯になっても小さなうちに発見できて
こどもは痛い思いをしないで済みます。
勉強だって同じことです。
この頃に「家庭学習は当たり前にやるべきこと」と習慣づけてやれば
のちのち、勉強としてつらい思いをするのをずっと軽くしてやれます。
この頃から少しずつ勉強体力をつけておけば
いざという時に何時間も集中しての試験勉強もできますし
第一、勉強という事がつらいものではなくなるのです。
いまどきの小学校はひところとは異なり、宿題が多いそうです。
これだけやっているのだから、その上勉強させなくても、と
低学年の頃からの学習開始をためらう人が多いようで
うちの教室でも以前に比べて低学年の入会数は減りました。
でも、学校の宿題はたいていの子がやっているわけです。
うちの教室の現在の中学生は学年順位が一桁台という子が多いのですが
その子達の学習量はそうでない子達の何倍もになります。
小さい頃からの学習の習慣づけが
その勉強体力の基になっているのです。