小学　4〜6年生での学習開始の場合

まずは、「何をどの程度できるのか」という確認作業から。

低学年の頃と違って、小学校での学習内容が多いので

できることとできない事の差が大きくなりがちです。

九九はできるのに割り算の筆算にミスが多いなどというのは

引き算がちゃんとできるようになっていないから。

同じく、分数あたりから算数がわからなくなったという子は

約分・通分に必要な九九の感覚が頼りないことも多いものです。

在学年の漢字は一応書けるけれども

読解問題となると主語や指示語がわからなかったり。

このくらいの学年での入会時にはかなりの学力差があります。

学校でのテストはたいてい８０点以上は取れているので

「まあできる方」と思っていると、まとめテストなどでは間違いが多かったり

作文が書けなかったり。

更に、問題なのはどのくらいの集中力があるかということ。

また勉強体力はどの程度？

集中して長時間学習をするには、スポーツとは異なる体力が必要です。


教室学習と家庭学習(宿題)

教室学習では、たいていの場合、

学校でのここ1〜２年間の学習の復習にあたるあたりからスタート。

国語・算数の２教科学習で１時間半〜２時間ぐらいの学習時間です。

英語も、と言われる方も多いのですが、当初の３ヶ月〜半年ぐらいは

２教科学習で、学習習慣をがっちりつけることから始めたいものです。


家庭学習(宿題)プリントは

自分でさっさとやれてしまうことが確実な計算問題と漢字練習、

5〜６年生なら読書量を補うための長文読解、

在学年の図形や文章問題などです。

どれも訂正学習は教室でするので、ご家庭で教えていただく必要は

ありません。

ただし、子どもの事ですので、宿題をやるべき時間の管理及び

やってあるかどうかの確認だけは毎回お願いします。

学習開始当初に、宿題を必ずやるという習慣をつけることができれば

いずれ学年を超える学習に進んだ時にも宿題が苦になりません。

学力競争に勝ち抜くことも可能です。