保育者と父母を結ぶ雑誌「ちいさいなかま」から職員が紹介したい内容、感じたこと、想うこと等お伝えします。
本を読むのが好きだった私ですが、子育てが始まると、段々活字離れをしてしまいました。しかし本から学ぶ事は多く、自分の知識だけでは限りがあるので、子育てや保育の本は読むようにしています。「ちいさいなかま」は、読者のページをまず読み、みんな頑張っているんだなあ、こんな悩みもあるんだ、と中学生の子どもの子育て中の私も力をもらったり、衝撃を受けたりしています。今回の6月のテーマは「子どもが気持ちいい排泄って」でした。何歳になっても排泄の悩みはつきませんが、「子どもの権利から排泄の自立を考える」がユニークな発想の文章で、外国の実態なども織り交ぜてあり興味深く読めました。また保育士としては「自分の気持ちを言える子になってほしい」を考えるという清水玲子先生の講座が、とても考えさせられるもので、大人のその願いが子どもに負担をかけていないかと、自問させられました。薄い本ですが、中味は濃い本です。