杉の子保育園

園便り

Home > 園便り > ~連載シリーズ~ > おおきいなかま、あつまれ~! > おおきいなかま2017年 > 9月号

おおきいなかま、あつまれ~!

 保育者と父母を結ぶ雑誌「ちいさいなかま」の紹介をします。
 「ちいさいなかま」を読んで感じたこと、思うことを伝えたい! そんな気持ちをお届けする連載です。

2017年9月号
2017年9月号

 まだまだ暑い日が続きますが、朝夕は随分涼しくなり、過ごしやすくなってきました。 杉の子保育園の近くで元気に鳴いていた蝉の合唱も小さくなっていき、少し寂しさを感じます。 夏の終わりはもうすぐそこまで来ています。
 ちいさいなかま9月号の表紙は、秋の合唱団が載っています。 コオロギたちが蝶ネクタイをつけて「コロコロ」と気持ちよさそうに歌っているのが伝わってきます。 中には『こおろぎ』という曲の楽譜も載っています。 親子で一緒に歌って、家族それぞれのコオロギ合唱団をつくってみませんか? そして、ぜひ耳をすませて秋の合唱を聞いてみてください。
 さて、9月号の特集は「保護者と保育者いっしょに保育をつくる」です。 保護者と保育者は、日常生活はもちろん、行事などでも関わりが多くあると思います。 杉の子保育園には「父母の会」があり、子どもを真ん中に、杉の子平和夏まつりや運動会など一緒に作り上げる行事もたくさんあります。 9月号ではそんな保護者と保育者との関わりについて、様々な園のエピソードが書かれています。 その中でも特に印象的だったのは「失敗から始まったつながるためにできること」というこぐま保育園の実践です。 保護者への伝え方の失敗から学び、「保護者といっしょに保育をつくっていくことの大切さを感じたこと、お祭りで「やきそば番町」というお店を立ち上げ、活躍するお父さんたちの話、保護者の思いを考えながら書かれた「つながりたい?つながりたくない?」の話など保育士のすてきな思いがいっぱい詰まった実践です。 私も1年目で、あまり話すことが得意でないため、子どもの素敵な話をいっぱい伝えたいと思っていますが、先輩のようにうまく話すことができません。 しかし、この話を読んで、苦手だからしないのではなく、積極的に関わっていき、これからも一緒に保育をつくっていきたいと感じました。新米ですが、これからも子育てのパートナーとして、どうぞよろしくお願いします。
 また、小特集は「園での防災どうしてる?」です。 杉の子保育園では月に1回、防災訓練をしています。ゆり組さんも訓練に慣れてきて、ベルが鳴るとすぐに並び、列車になって、さっと避難ができるようになってきています。 保育士も子どもの安全を第一に、緊張感を忘れずに一緒に避難します。 最近、地震や大雨などの災害も以前より多くなっており、決して他人ごとではないと思います。 日頃から災害に備えて、どのように自分の身を守っていけばよいのかを子どもたちに伝えていくことの大切さを感じます。9月1日は「防災の日」になっています。 ぜひこの機会に、この小特集「園での防災どうしてる?」を読んで、親子で災害について考え、一緒に準備をしませんか?