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おおきいなかま、あつまれ~!

 保育者と父母を結ぶ雑誌「ちいさいなかま」の紹介をします。
 「ちいさいなかま」を読んで感じたこと、思うことを伝えたい! そんな気持ちをお届けする連載です。

2017年3月号
2017年3月号

 日に日に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになりました。いよいよ、今年度も残りわずかとなりました。この一年を振り返り、一人ひとりが自分のペースで大きく、たくましく成長した姿を嬉しく感じているこの頃です。私のクラスの子どもたちは、「もうすぐちゅうりっぷさん!」と、新しいクラスになることを楽しみにしています。

 さて、今年度最後の3月号の特集は、「保育を深めるための振り返り」です。ちいさいなかまでは、エピソード記録、保育日誌、クラス会議など、さまざまなものが紹介されています。杉の子保育園でも、月に1回職員会議を行い、毎月保育の振り返りをしています。今月は、“実践報告”として各クラスで事例を出し合い、日々の保育について振り返りをしました。「子どものイヤイヤについて…」「泣きの場面について…」など、子どものエピソードを共有し合い、議論することで、自分にとっての学びにもなり、改めて自分の保育を見つめ直すきっかけにもなりました。毎日保育をしていく中で、「なぜ?」「どうして?」と悩むことがたくさんあります。しかし、子どもの姿、自分の関わり、環境を真剣に見つめ直し、次はどうしていくかを考えることで気付くことも多く、それが次の保育に生かされ、積み重なっていくのだと思います。今後も、実践したことを振り返りながら、子どもにとってよりよい保育をしていきたいと思いました。

 『ちいさいなかま』には、他にもさまざまな特集や連載があります。「おいしいひみつ教えます!」では、季節に合った料理の紹介、またアレルギー対応のレシピもあります。「みんなどうしてる? 子育て&保育相談コーナー」は、読者の悩みに読者が答えています。「なるほど」と、思えるような答えばかりです。

 「ただじゅんのあそびっこ!」は、イラストつきで分かりやすく、親子で楽しめる遊びが毎月紹介されています。そんな中でも、わたしのお気に入りのページは、「1歳児クラスの12か月」です。毎月、私のクラスの子どもたちの姿を想像しながら読んでいます。「これしてみよう」「こんなねらいを持って保育してみよう」など、ためになる話や、次につなげるためのヒントも満載なので、とても参考になり、自分自身の学びにもなっています。

 このように、「ちいさいなかま」は、子育て、保育に関する内容が盛りだくさんの1冊です。日々の忙しさの中で、なかなか読めないこともあるかもしれません。でも、コンパクトなので、ちょっとした時間に読むのにちょうどいいサイズです。最新の欲しい情報(保育情勢、発達、医療、レシピなど)がすぐに分かり、楽しい遊びのヒントも満載です。来月の特集は、“お迎えから寝かせるまで”です。あわただしい毎日で、忙しいのですが、子どもにとっての睡眠は大事です。参考になると思います。まだ、購読をされていない方、ぜひ、購読されてみませんか。見本誌もあるので、気軽にお声かけ下さい