保育者と父母を結ぶ雑誌「ちいさいなかま」の紹介をします。
「ちいさいなかま」を読んで感じたこと、思うことを伝えたい! そんな気持ちをお届けする連載です。
まだ日差しが強く暑い日もありますが、朝夕、だいぶ涼しくなりましたね。今、子どもたちは毎日運動会の練習を頑張っています。外でのびのびと体を動かす子どものたちの表情は真剣ながらも目をキラキラ輝かせて練習に励んでいます。
さて、今月の「ちいさいなかま」の特集は「職員同士の学びあい どうしてる?」です。現在、世代交代や新園設立、長時間の保育などで職員間の保育感の共有が難しくなっていたりします。園内研修、園外研修、さまざまなものがありますが、杉の子保育園では月に1回職員会議を行っています。日頃の子どもたちの様子や行事の内容、反省等、日々の保育について職員同士で話し合い、共有し、集中して確認し合う場として学び合っています。また、全国や九州の合同研究集会にも参加し、他園の保育士と交流し、若手もベテランも関係なく全員が、保育の悩みや疑問などを相談し合い、実践交流をしました。普段、交流することのない他園の話を聞くことができて、とても貴重な学びの場になりました。その中で、保育者同士のコミュニケーションについて討議する場面があったのですが、どの園でも定期的に会議を開き、職員同士で共通認識をもつこと、日常会話ができるような関係づくり、ベテラン・中堅・新人関係なくいろいろな人の意見を言える場にすることなどを大切にしているという話がされました。また、「ちいさいなかま」の中でも、保育の専門性を高めるために対等に話し合う機会の充実が求められ、離職率の高い若手保育士を育てるためにもできる限り平等に意見を言う工夫が必要だとありました。私も保育士一年目なのですが、まずは自分が思ったことや感じたことをこれらのことを聞いて、職場の中で何でも言い合える関係づくりを大切にしていきたいと思いました。
小特集としては、「運動会のおとなのだしもの」がテーマになっています。ちいさいなかまでは、参加者全員でのパン食い競争、職員で行うダンスなど、楽しそうな競技が紹介されています。杉の子保育園の運動会は、午前はこどもたちの発表の場、午後は大人が楽しんで参加するプログラムになっていて、祖父母ゲームや父母の会ゲームなど、子どもだけではなく大人も身体を動かして楽しんでもらえる企画となっているようですので、皆さん、ぜひ参加してみてください。
私は、現在0歳児クラスの担任をしているので、『ちいさいなかま』の連載のひとつ、「ゼロ歳児クラスの12か月」というコーナーが気に入っています。毎月の0歳児の子どもたちの成長が見られるページで、あそび、食事、睡眠、排泄、日課の様子など、日々の子どもたちの成長についてくわしく書かれていて、とても面白いです。今月号は運動会の取り組みについても紹介されています。0歳児の保護者の方にとっては初めての運動会という方が多く、保護者のかたにとってもちょっとドキドキだと思いますが、子どもたちがのびのびと身体を動かす姿をごらん頂き、一緒に楽しめたらいいですね。