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おおきいなかま、あつまれ~!

 保育者と父母を結ぶ雑誌「ちいさいなかま」の紹介をします。
 「ちいさいなかま」を読んで感じたこと、思うことを伝えたい! そんな気持ちをお届けする連載です。

2015年1月号
2015年1月号

 1月に入り、いよいよ1年が始まりました。つかの間の正月休みも終わり、仕事が始まって忙しい日々がやってきました。寒さも厳しいですが、その寒さを吹き飛ばすほど子ども達は元気です。
 私は、「ちいさいなかま」を去年初めて知り、毎月購読しています。毎月中身をじっくりと読むことは出来ていませんが、ちょっとした時間に読んだりして、同じ保育者のメッセージを読み元気をもらったり、保育の現場で役立てたりしています。文章だけではなく、マンガもあったりと読みやすいです。何度も読み返してもいいですよね。読者のページは、保育者・保護者の方のメッセージがそのまま載っているので読んでいて共感したり、「なるほど~」と考える事もあります。
 今月の『思わずパチリ』では、子どもたちのはじける笑顔が、見ているこちらに楽しさを伝えています。子どもあの笑顔を見ると思わず、読んでいる側も一緒に笑顔になってしまいますよね。私も絵本が好きですが、子どもは本当に絵本の時間が大好きです。絵本の時間のページにも書かれてありましたが、大人がちょっと長いかなと思うお話でも読み始めると集中をして表情が変わる事もあります。私は今、なのはな組の担任をしていますが、子どもたちに絵本を読み始めると静かに座ってお話を見ています。読み終わると、「まだ見たかったー」と言って泣く事もあります。絵本は、子どもたちにたくさんの事を伝えてくれると思います。聞く耳を育てることもできます。これからも、たくさんの絵本を子ども達と一緒に読んでいきたいと思います。
 1月号の特集は、今から4年前に起きた東日本大震災の被災地域での子ども達の実態と保護者・保育者の思い、被災地域以外の地域で思う事が紹介されています。震災から早いもので4年が経ち、今の状況は私たちが知ろうとしなければ分からず、年月が経つにつれて忘れがちになってしまっているのではないかと思います。「ちいさいなかま」には保育者・保護者の熱い気持ちが書かれてあり、私は読んでいて、4年前のニュースがふと頭の中によみがえってきました。復興も進んでおらず、まだ仮設住宅で過ごしている方もいるそうです。『思わずパチリ』に写っていた子ども達の笑顔がたくさん溢れたらいいですよね。この「ちいさいなかま」は全国の方と繋がっています。その場所に行けなくても思いを伝えることができます。今も頑張っている「なかま」のためにもこの繋がりをこれからも大切にしていきたいですね。