保育者と父母を結ぶ雑誌「ちいさいなかま」の紹介をします。
「ちいさいなかま」を読んで感じたこと、思うことを伝えたい! そんな気持ちをお届けする連載です。
銀杏や桜の葉っぱが、鮮やかな色の落ち葉のじゅうたんをつくっている今日この頃。集めた葉っぱで焼き芋大会などしたいな~という季節がやってきました。早いものでもう師走。未満児クラスは保育参加で、以上児クラスは生活発表会の取り組みを通してこどもたちの成長の姿を見ていただきます。
さて、今月12月号の「ちいさいなかま」の連載に<想像的交流遊び>の実践が載っています。これは、杉の子保育園でもよく“あるある”遊びの取り組みです。
今年のひまわり組の合宿では、コロボックルからの手紙が舞い込んで、なかまとイメージを共有しながら、合宿という自然豊かな舞台だからこそのわくわくドキドキ探検を繰り広げました。ちゅうりっぷ組のくまのくーちゃんも、こすもす組のへなそうるも、クラスみんなのなかまであり、こどもたちの日常を豊かに膨らませてくれる大好きな存在です。0歳児からの絵本の読み聞かせや、語りかけのやり取りの中で、子どもたちは言葉を獲得し、イメージ(想像)する力を拡げていっています。保育士がユーモアたっぷり、子どもたちに負けない瑞々しい感性と遊び心をもって、子どもたちと一緒に作っていきたい活動です。
それから、子育て日記「子ども時代をもう一度」の埼玉のお母さん、由紀恵さんの日記も素敵だなぁと思いました。自分の子ども時代にしなかった・できなかった経験(体験)を、子どもと一緒にたっぷり楽しんでおられる様子がイイなぁと思います。でも、出産後の育児は人と接することがなく、一日誰とも話をしなかったり、家族がいても孤独を感じていたというお母さん。この日記と、私の大好きな、きょうもぽっかりスィートでの平松知子さんの「草の根 人とのかかわり考」でも、やっぱり人との関わりがあってこそ、その人の人生を豊かにしてくれるのだと感じました。
今月の特集「過疎地で育つ子どもたち」の2つ目の実践「子育て支援」の記事を読んで、過疎地では他の子どもたち同士交わることなく主に祖父母に預けられ・・・というものから、0歳・1歳・2歳であっても、孤立した家庭の中だけではなく、子ども同士、親子ともども人との交わりの中での子育ての方が子ども達にとっても、保護者にとっても断然良いんだなぁと実感しました。
保育園は、子ども同士、子どもと保育士、子どもと保護者、保護者同士、保護者と保育士、その他いろいろ、たくさんのなかまがいて、豊かな人との関わりができるすてきな場所です。そんな素敵な保育園のなかま達みんなが、今日も明日も元気に毎日過ごせるところでありたいな!と思います。
追記)連載の「子どもの事故」「わたしのアングル」「ことばからみる今」は、どれも胸につきささるものでした。漫画「いとをかし」「思わずパチリ」「つぶやき」「震災日記」そして読者のページ、絵本の紹介、離乳食、なんでもアート、ふれあい遊び etc。今月も内容充実。見どころ満載です。なんでもアートの「ゆびぞーさん」は、簡単につくれて、すみれ組の子どもたちにも大好評でした。是非つくってみてください。