保育者と父母を結ぶ雑誌「ちいさいなかま」の紹介をします。
「ちいさいなかま」を読んで感じたこと、思うことを伝えたい! そんな気持ちをお届けする連載です。
9月は天気の良い日が続いていました。朝夕肌寒い日もあり、時折吹く風に秋を感じます。散歩が楽しい季節になってきました。運動会に向けての取り組みがはじまり、グランドへ出かける機会も増えています。
先月は各クラスでクラス会が行われました。私はたんぽぽ組の担任をしています。たんぽぽ組のクラス会のテーマは「生活リズムと朝食の大切さ」でした。
10月号の特集は、夕食、お風呂、寝かしつけです。今回はこの特集について書こうと思います。
たんぽぽ組のクラス会では、生活リズムの中で、家に帰ってから寝るまでの過ごし方について、話題になりました。21時までには寝かせたいという思いと、子どもたちとどのように触れ合う時間をつくるかということに悩んでおられる家庭がほとんどでした。生活のリズムとしては、ごはん→お風呂→就寝の流れの家庭が多かったです。触れ合いの時間については、就寝時間の事を考えるとあまり時間がとれないという家庭の様子から、園からはお家に帰るまでの時間にふれあう時間をつくったり、お風呂の時間に子どもと一緒に遊んだり、毎日の絵本の数を決めて、読むことでスキンシップにつながるのではと提案しました。
特集の記事には、「3つの定点(起床、食事、就寝)が安定すると、生活全体がスムーズに流れていくように感じます。」と書いてありました。そのためには朝決まった時間に起こすことが大事なポイントになります。朝早く起きて、窓を開けて、おひさまの光を浴びると身体がスーッとし、さわやかな目覚めになるそうです。
「食事については、ある程度の健康やしつけに気を配ることも大切ですが、食事はおいしく楽しく、幸せを感じる雰囲気を一番にしたいものです。」とさくらんぼ保育園の園長先生のコメントが載ってました。このコメントのように今回のテーマがおうちに帰ってから、家族みんなが少しでも、気持ちよくホッとして過ごせるきっかけになったらよいのではと思いました。
クラス会では、園での子どもの姿を伝えるだけではなく、各家庭の悩みを出し合い、共有し、子どもにとって大切なことを確認しあえる場になればと思います。今後のクラス会でも保護者の皆さんが、「子どものために今、どんな事に関心を持っておられるのか?」をつかみ、保護者の皆さんの交流も深まるクラス会のテーマを考えていきたいと思ってます。
5つの定点(起床、3度の食事、就寝)を一定にして、休日もリズムをくずさずにいつもと同じように過ごせるといいですね。10月12日(日)は運動会です。どの子も早寝早起きで、朝ごはんが食べられ、朝を気持ちよくむかえ、運動会の取り組みにも参加していけたら良いですね。