杉の子保育園

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おおきいなかま、あつまれ~!

 保育者と父母を結ぶ雑誌「ちいさいなかま」の紹介をします。
 「ちいさいなかま」を読んで感じたこと、思うことを伝えたい! そんな気持ちをお届けする連載です。

2006年10月号
2006年10月号

 朝夕めっきり涼しくなってきました。すみわたる青空がとてもきれいで、れんげ組の子どもたちと、飛行機の音が聞こえるたびにみんなで「ひこ~き」「ブーンた(飛行機行った)」と指を指しながら見上げています。風が心地よく気持ちの良い秋です。

 さて今回のちいさいなかまの特集は「パート、臨時職員さんとともに」です。今杉の子保育園には36名の職員がいます(産休育休含む)。その中で臨時職員の先生は15名。毎日の杉の子の保育を支えてもらっています。今回は簡単にですが紹介したいと思います。  クラス担任として入ってもらっている先生が7名。早出や遅出など、ローテーション勤務にも入ってくれています。朝一番に鍵を開けて7時からの開所を支えてくれている先生、午前中主に0歳児の補助をしてくれる先生、長時間担当の保育士のクラスに(14時勤務)入ってくれている先生、毎日入るクラスが違うのですが、未満児以上児どちらのクラスも把握して対応してくれるまさにスーパー保育士さんです。未満児で使う誕生会のペンダントも作ってもらっています。そして早出であがる(16時あがり)の保育士のところに入って長時間保育を支えてくれている先生が3名。夕食を一緒に食べて、毎日楽しい遊びを提供してくれています。それだけではありません。給食室に入ってくれている先生に事務の先生と、朝早くから夜10時までの保育をしている杉の子だからこそ、さまざまな形で働いてくださる臨時の先生方が必要不可欠なのです。  ところが、よりよい保育には人が必要なのに、国や福岡市の各年齢に対知る保育士の配置最低基準がものすごく低い!!(怒)0歳児は3人に対して1人(早い子は3ヶ月から入園してきます)、1~2歳児は6人に対して1人(1歳をむかえた次の日から6人に1人になるのです)。そして3歳児は15人に対して1人、4~5歳児にいたっては30人に対して1人という状況です。よりよい保育をしようと思ったら、園の努力なのです。何だか悲しいですよね。  秋は保育運動の署名活動が始まる季節です。未来を支えていく子ども達により良い保育ができるようにみんなで取り組んでいきましょう。