吉田神 祗園祭(19.07.18) 豊橋市関屋町


基本隊形、右大太鼓。

小太鼓の位置替へ。

同左、大太鼓が動いて一直線に見える。
小太鼓の間を大太鼓が抜ける。萱町会所近く。

小太鼓の間を大太鼓が抜ける。御旅所社務所。



 豊橋だけでなく、東三河で祇園祭と言つたら吉田神社祇園祭である。ここはかつて城内の天王様と呼ばれてゐたが、その頃から花火で有名であ つた。笹踊りもその頃から知られてをり、「東海道名所図会」や広重の隷書版「東海道五十三次」の吉田にも描かれてゐる。この絵は太鼓が西洋の 小太鼓式のものになつてゐる。実際の踊りを見ずに描いたからであらうか。
 現在も笹踊りは小太鼓二人を萱町が出し、大太鼓一人を指笠町が出す。木曜日の午後には子供の笹踊りが萱町会所を出発して吉田神社に向かふ。 吉田神社到着は午後5時頃である。これは、最近、正式な行事日程に載るやうになつた踊りである。いつから始まつたか分からないといふ。これも古くからある 踊りである。これに対して、御輿渡御時の青年の笹踊りはずつと正式日程に載つてきた。踊り自体は子どもも青年も変はらない。
 ここの笹踊り、子供も大人も同様に、各会所と町内役員宅等で踊る。これをヒネリコミといふらしい。踊りはそれほど難しくはない。大小の離れた太鼓が近づき、小太鼓が左右位 置を替へたところ で、大太鼓がその間を跳んで抜ける。基本的にはこれだけである。豊川方面で見られる巴行するやうな動きはないが、もしかしたらこの動きがすべ ての笹踊りの基本かもしれないと思ふ。ただし、さうであるためには、この踊りが昔から変化してゐないといふことが前提となる。これについては 私には判断のしやうがない。


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