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背中線鱗数 | 後頭部から背鰭条までの鱗数 |
側線鱗数 | 鰓蓋から尾の付け根までの鱗数 |
体周鱗数 | 背中から腹まで体周の鱗数 |
鰭条数 | 各ヒレの鰭条の数 |
鰓耙数 | 水を濾過して餌や呼吸などに使用する器官 |
最大サイズ | 記録の中での最大サイズ |
平均サイズ | 通常飼育したときの平均 |
レピソステウス属Lepisosterus
属名由来は 骨質のウロコ lepis+osteus
lepis | ギリシャ語で ウロコ・鱗片の意味 |
osteus | 原意はギリシャ語のτό ὀστέον、osteosがラテン語化したもので骨格・骨のように硬いものの意味 ostreatusは牡蠣のように粗くて硬い |
- オスよりメスの方が体が大きくなる
- ロングノーズガー以外 50㎝ほどの小型種
- 吻が細い
- 両眼の間隔が狭い
- 全長に対し胴回りが細く、各ヒレが小さい
- 鰓耙数が少ない
- 上顎の2列の歯は外側列が大きく 内側列はとても小さいため1列に見える
スポッテッド
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学 名 | Lepisosteus oculatus Winchell,1864 |
種小名 由来 | スポット模様に由来。目を持つ、目の形 oculus:目 atus:~を持った |
地質時代 | 第四紀 更新世 Pleistocene(約200万年~12万年前) |
特 徴 | フロリダ スポッテッドと体型と体色が非常に類似しているため、外見で判断するのは非常に困難。
スポテッドにはエラ喉側の開口部スリットと胸ビレの間に半透明で骨板状のウロコがあるがフロリダには無い、吻に対して眼から鰓蓋までの距離が2/3以上ありフロリダは2/3未満なので吻が短い、スポテッドの上顎の断面形状が半円形だがフロリダは四角い、などの微妙な差異がみられる。 スポッテッドとフロリダは容易にハイブリッド化できるほど近縁な存在で、フロリダ州 アパラチコラ川流域のNueces Riverで自然下のハイブリッド個体が確認されている。 東南アジアなどのブリードものがコンスタントに輸入されていた。 夜行性。エビなど甲殻類も捕食するが魚食性が強い。 地色は光沢シルバー。黒点やライン状などのスポットが入る。 |
生息地 | ![]() ミシシッピー川を中心とした流域~メキシコ湾の北部海岸沿い 五大湖:ミシガン湖・エリー湖、フロリダ州 アパラチコラ川流域Apalachicola River、テキサス州 ヌエイシス川流域Nueces Riverなど |
背中線鱗数 | 45~54 | 側線鱗数 | 53~59 |
横列鱗数 | 18~24 | 背鰭条数 | 6~9 |
胸鰭条数 | 9~13 | 臀鰭条数 | 7~9 |
尾鰭条数 | 12~13 | 鰓耙数 | 15~24 |
成熟年齢 | オス:1年 メス:1年 | 産卵期 | 2月~6月(水温21~26℃) |
産卵数 | 1,700~13,800個 | 孵化日数 | 7日 |
平均寿命 | 18年 | 飼育適温 | 11℃~31℃ |
最大サイズ | 132㎝ | 平均サイズ | 50㎝(多くは20~60cmの範囲) |
ロングノーズ
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学 名 | Lepisosteus osseus Linnaeus,1758 |
種小名 由来 | ラテン語で骨質、接続詞 ossi~は骨 |
地質時代 | 中生代 白亜紀後期 |
特 徴 | インドの白亜紀地層から発見された化石種Lepisosteus indicsの近縁。 ロングノーズそのままの細長い吻を持つ。塩耐性と低水温~高水温の幅広い温度耐性もあり分布は広大。 多くの地域でスポーツフィッシュを捕食する厄介な存在とされている。北部と南部のグル-プに分けることができるが国内流通では同一視されていた。 オスに対しメスの成長は早く、大きなサイズに成長しさらに長寿命。 地色はオリーブ系の薄褐色・緑色~シルバー、背部側にオリーブ~ダークグリーンを帯びる。体色は水の透明度に依存する傾向があり透明なほどオリーブ色が増す。全身に細かいスポット、各鰭に乱れたストライプなど地域差や個体差が見られる。 |
生息地 | ![]() 五大湖付近のケベック~メキシコ北部の周辺流域、ミシシッピー川 全流域、アメリカ東部の河川流域、それらの運河、汽水域、沿岸の入口や周辺海洋 |
背中線鱗数 | 47~55 | 側線鱗数 | 57~63 |
横列鱗数 | 19~24 | 背鰭条数 | 6~9 |
胸鰭条数 | 10~13 | 臀鰭条数 | 8~10 |
尾鰭条数 | 11~14 | 鰓耙数 | 14~31 |
成熟年齢 | オス:3~4年 メス:4~6年 | 産卵期 | 4月~8月(水温17.8~21.1℃) |
産卵平均数 | 30,000個 | 孵化日数 | 3~9日 |
産卵期水温 | 17~21℃ | 平均寿命 | オス:11年 メス:20年 |
最大サイズ | 183㎝ | 平均サイズ | オス:90㎝ メス:140㎝ |
ショートノーズ
学 名 | Lepisosteus platostomus Rafinesque,1820 |
種小名 由来 | ギリシャ語で 平らなクチ plator:広く平らな stomus:クチ |
地質時代 | 中生代 白亜紀後期 |
特 徴 | 主に夜行性。魚類やザリガニ・昆虫類などを捕食。記録の中で最も小型。多種に比べ短く幅広い吻で 比較的濁った水に対する耐久性が高いといわれている。 体色・各鰭は真鍮色~褐色、茶褐色~オリーブグリーンなどのメタリック単色。自然下で黄変個体が確認されている。 |
生息地 | ![]() 多数の亜集団が点在している |
背中線鱗数 | 50~55 | 側線鱗数 | 59~65 |
横列鱗数 | 21~24 | 背鰭条数 | 8~9 |
胸鰭条数 | 11~12 | 臀鰭条数 | 8~9 |
尾鰭条数 | 11~12 | 鰓耙数 | 27~33 |
成熟年齢 | 3年 35cm以上 | 産卵期 | 4月~7月(水温16~21℃) |
孵化日数 | 7日 | 平均寿命 | 20年 |
最大サイズ | 88㎝ | 平均サイズ | 50㎝ |
フロリダ スポッテッド
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学 名 | Lepisosteus platyrhincus DeKay,1842 |
種小名 由来 | ギリシャ語で 扁平なクチ plator:広い・大きい・扁平な rhinchus:吻 |
地質時代 | 第四紀 更新世 Pleistocene(約200万年~12万年前) |
特 徴 | スポッテッドと体型と体色が非常に類似しているため、外見で判断するのは非常に困難。
スポテッドにはエラ喉側の開口部スリットと胸ビレの間に半透明で骨板状のウロコがあるがフロリダには無い、吻に対して眼から鰓蓋までの距離が2/3以上ありフロリダは2/3未満なので吻が短い、スポテッドの上顎の断面形状が半円形だがフロリダは四角い、などの微妙な差異がみられる。 スポッテッドとフロリダは容易にハイブリッド化するほど近縁な存在で、フロリダ州 アパラチコラ川流域のNueces Riverでは自然下のハイブリッド個体が確認されている。 フロリダのブリード個体は手に入りやすいスポテッドとのハイブリッド化したものが多く流通しているのではと疑問視されていた。 地色は光沢シルバー。黒点やライン状などのスポットが入る。 |
生息地 | ![]() ジョージア州 サバンナ川Savannah River、オクロックネ川Ochlockonee River |
背中線鱗数 | 47~51 | 側線鱗数 | 54~59 |
横列鱗数 | 21~25 | 背鰭条数 | 7~8 |
胸鰭条数 | 9~11 | 臀鰭条数 | 7~8 |
尾鰭条数 | 12~13 | 鰓耙数 | 19~33 |
成熟年齢 | オス:2年 メス:3~4年 | 産卵期 | 2月~4月 |
産卵数 | MAX:6,000 | 孵化日数 | |
最大サイズ | 132㎝ | 平均サイズ | 60㎝ |